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実例で知る! 他人事ではない「男の離婚」 露木幸彦

妻が不倫相手の子を身ごもった!
堕ろすか育てるか、夫の選択は?(上)

露木幸彦 [露木行政書士事務所代表]
【第31回】 2016年6月11日
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 「毎年、2万4480人の非嫡出子が産まれている」

 非嫡出子とは夫婦ではない男女の間に産まれた子どものことです。全出生数は約102万人(平成25年、厚生労働省の人口動態統計)で「嫡出でない子の割合」は全体の2.4%(平成25年、厚生労働省の人口動態統計特殊報告)あなたはこの数字を見てどう思われますか?

妻が妻子持ちの男性と不倫して妊娠した場合、妊娠3ヵ月が一つの節目になる

 なぜ唐突にこんな統計を紹介したのかというと……そう!今週火曜日に「ファンキー加藤さんとアンタッチャブル柴田さんの元妻がダブル不倫、元妻は妊娠、出産へ」という突っ込みどころ満載のニュースがお茶の間を騒然とさせたからです。元妻は柴田さんと離婚し、加藤さんとの子を出産する予定で、報道によると加藤さんは子を認知するつもりのようなので、これで「平成28年生まれの非嫡出子」がまた1人、増えるわけです。

 どんな女性であれ、妻子ある男性の子を身ごもることはご法度でしょう。今回の場合、元妻はまだ柴田さんと結婚している間に加藤さんと不倫関係に発展したようです。「ダブル不倫」という特殊な事情が輪をかけて悪質だったので、批判の嵐がこんなに大きくなったのでしょう。

 ところで非嫡出子が産まれる背景には、事実婚カップルの子(夫婦同姓を嫌がるなどの理由で籍を入れていないが、夫婦同然の生活をしている男女間の子)、できちゃった婚の破棄(妊娠をきっかけに結婚の約束をしたが、籍を入れて出産する前に喧嘩別れ)、やり逃げ(一夜限りの遊びだったのに避妊に失敗し、妊娠したが男性が逃げてしまった)などがあるので、一概に前述の2万4480人が不倫の結果とは言い切れません。

 しかし、私のところに「不倫で妊娠」の相談が一定数、存在するのは確かなので、これは決して芸能人の稀有なケースではなく、私たち一般人が遭遇する可能性もあると言えるでしょう。

 今回は柴田さんが被害者なので、柴田さん目線で話を進めていきましょう。

排卵日を計算して
不倫相手の子を妊娠した元妻

 「元妻の妊娠が分かったのは、離婚から半年後のことです」

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露木幸彦[露木行政書士事務所代表]

つゆき・ゆきひこ/行政書士、フィナンシャルプランナー。1980年生まれ。国学院大学卒。男性の離婚相談に特化した行政書士事務所を開業し、開業から6年間で有料相談件数7000件、法律文書作成900件を達成。公式サイトは1日訪問者3300人、会員数は1万3000人と、業界では最大規模にまで成長させる。2008年よりドコモ、au、ソフトバンクの公式サイトで法律監修を担当。四半期に一度、大相談会を開催している。主な著書に『結婚貧乏~結婚してはいけない人を避ける方法』(中央公論新社)、『離婚のことばハンドブック~今すぐ解決したい人のキーワード152』(小学館)、『男のための最強離婚術』『男の離婚 賢く有利に別れるための6つの成功法則』(共にメタモル出版)などがある


実例で知る! 他人事ではない「男の離婚」 露木幸彦

昨今の離婚事情は複雑化している。夫が借金、浮気、暴力を繰り返して妻に愛想を尽かされるという「昭和型離婚」ばかりでなく、足もとでは「草食系離婚」も急増している。妻が多重債務、不倫、ヒステリーなどを繰り返し、真面目で優しい夫がそれに絶えられなくなって離婚を決意するというパターンだ。そうしたなか、離婚トラブルで悩み悶える男性が増えている。一度離婚トラブルに発展すると、男性は多くの精神的・物理的な負担を強いられる。到底納得できない理不尽な離婚トラブルに意図せず巻き込まれた場合に備えて、普段から対処法を考えておくことは必要だ。「男性の離婚相談」に特化し、数多くの相談実績を誇る行政書士の露木幸彦氏が、毎回実例を挙げながら、男性が陥り易い離婚トラブルへの対処法を指南する。読まずに泣くか、読んで笑うか――。現在離婚トラブルで悩んでいる人もそうでない人も、「他人事ではない男の離婚」について考えるための参考にしてほしい。

「実例で知る! 他人事ではない「男の離婚」 露木幸彦」

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