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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

「英語公用語化」によって話せるのが当たり前に!
グローバル化で出世レースから脱落した社員の憂鬱

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]
【第27回】 2010年9月7日
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 「英語が職場の公用語になる時代がくる」

 大手企業が公用語に英語を採用したこともあり、「自社も英語を公用語に…」と大騒ぎしている会社も少なくありません。

 ところが、実際に企業がビジネス拡大をしているのは、英語圏でなく中国語圏。グローバル化が加速するのは間違いありませんが、英語が公用語として本当に必要なのかと疑問を持つ方もいるでしょう。

 そして学生時代に学んだことをすっかり忘れたビジネスパーソンの多くが英会話スクールに駆け込むべきか、悩んでいることと思います。今回は、公用語化されつつある英語への葛藤を抱く職場とビジネスパーソンの実状について、見ていきましょう。

海外との仕事をするのは
もはや帰国子女だけではない

 現在、多くの日本企業がアジア、特に中国に目を向けるようになりました。

 昔なら海外駐在や外国人と接する役割は帰国子女の独壇場。他の社員とは別採用されて、専門の組織で海外との仕事に従事しているケースが大半でした。ですから、外資系企業や商社を除けば、日本国内で働くビジネスパーソンにとって、外国人と仕事で接する機会は極少。これまで日本企業は輸出によって外貨を稼いできましたが、ある意味、江戸時代と同じような限定された窓口を通じたビジネスをしていたのかもしれません。

 ところが、近年では海外との仕事が大幅に増え、もはや帰国子女だけでは対処できない状況になってきました。その背景にあるのが、アジアでのビジネス拡大です。出店や海外拠点を増やすためには、現地駐在員が必要です。アジアなら中国、あるいはシンガポールあたりに2、3年を目処に転勤をすることになった社員の話をよく耳にします。取材したメーカー勤務のSさんも、

 「これまで営業一筋。海外なんて新婚旅行以来行っていません」

 と言っていましたが、今では語学能力や留学経験がないにも関わらず、現地で外国人と接する海外業務に関わるようになってきました。私の知人からも、

 「北京に2年駐在します。是非、遊びにきてください」

 などといった、海外駐在の挨拶メールが頻繁にくるようになりました。

 また最近では、海外企業の訪日をアテンドする役割として外国人と接する社員も増えています。今までのような「閉じたグローバル化」から「本格的なグローバル化」が求められる時代になったわけです。

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高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
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