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ヒントはここにあった!先端ITで日本企業の未来を変える
【第19回】 2016年6月20日
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安間 裕 [アバナード株式会社 代表取締役]

IoTがビジネスを進化させるのに
欠かせない2つの視点

 しばらくご無沙汰しておりました、アバナードの安間です。今回は、大きな視点のお話をいくつか、書いてみたいと思います。

 昨年11月、札幌市の「秋元克広市長と考えるICT戦略」と言うイベントで、講演をさせて頂く機会がありました。メインスピーカーは、私と、日本経済研究センター研究本部、主任研究員の高地圭輔氏で、その後、秋元市長を交えて、パネルディスカッションを行いました。

 高地さんのお話は、興味深いものばかりでした。とりわけ触発されたのは、産業革命による「動力」の獲得と、現在の、デジタル、クラウドなどの新たなIT革命によって起きていることの類似性を示し、そこから得られる日本のとるべき選択に関する示唆でした。

 先生によると、産業革命は「蒸気」による動力がもたらしたイノベーションであり、この結果、大工場は動力を得たが、欧米では「家内工業」は、蒸気が大きな設備投資を必要とすることから、動力を得ることができず、取り残されていった。

 しかしかつての日本は、電力革命によって、小規模の工場の動力化に成功し、「家内工業」は競争力を復活させた。

 これはITに対する状況に似ていて、日本においては、企業規模の大小を問わず、ITへの更なる投資が今後の成功へのカギとなる、ということだったと思います。

 このことから、私の得た示唆は…。

 「大規模なコンピュータの導入は、多大な設備投資を必要とすることから、大企業の生産性を大きく向上させた。その後のコンピュータの小型化と低コスト化によって、中小企業についても、多少なりとも生産性の向上はされたもの、大企業のそれと比べ、必ずしも同等とは言えないレベルだった。

 現在のクラウドとデジタルは、中小企業に対しても大企業と同等のIT動力の獲得を、しかも非常にスピーディに可能としている」

ということです。

SPECIAL TOPICS

安間 裕 [アバナード株式会社 代表取締役]

団体系保険会社、外資系商社を経て、1998年にアクセンチュアに入社。その後外資系広告代理店を経て2001年に再度アクセンチュアに入社、アクセンチュア・テクノロジー・ソリューションズの設立に携わり2002年8月に同社代表取締役社長に就任。2009年アクセンチュア執行役員アウトソーシング本部長、2010年執行役員ビジネスプロセス・アウトソーシング統括本部長を歴任。副社長としてフューチャーアーキテクトの経営に携わった後、2014年4月にアバナードに入社。1982年明治大学文学部文学科フランス文学専攻卒。1959年生まれ。


ヒントはここにあった!先端ITで日本企業の未来を変える

IT業界のフロントランナーである筆者が、日本企業の経営やビジネスの最前線で働く人々に向けておくる連載第2弾。昨今のITで起きていることを、いわゆる「Buzz Word(はやり言葉)」としてではなくビジネスの言葉で解説。客観的データを基にした冷静な分析で、今日から仕事への意識を変えられるヒントを提供する。

「ヒントはここにあった!先端ITで日本企業の未来を変える」

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