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40代を後悔しない50のリスト【時間編】
【第16回】 2016年6月29日
著者・コラム紹介バックナンバー
大塚 寿 [エマメイコーポレーション代表取締役]

40代マネジャーが部下と信頼関係を築く
ために必要な、たった一つのこと

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40代のマネジャーにとって、部下とのコミュニケーションは悩みのタネだ。多くの時間を取られながら、なかなか部下と意思疎通ができずにいる人も多いはず。では、忙しいなかでも上手に部下とコミュニケーションを取り、信頼関係を構築できている人はどうしているのだろうか?シリーズ最新作『40代を後悔しない50のリスト【時間編】』から、一部を抜粋して紹介する。

【後悔リスト16】管理よりコミュニケーションにもっと時間を使えばよかった

 部下とのコミュニケーション不足。これはかなりの数のプレイング・マネジャーにとって、頭の痛い問題の一つではないでしょうか。「マネジメント=管理」と勘違いしたままで、部下とのコミュニケーションの重要さに気づかず、残念な管理職としての烙印を押されてしまう人も少なくありません。

 コミュニケーションというのは、本質的に多くの時間が必要です。人と人が理解し合うためには、同じ体験をして喜びや苦しみを分かち合ったり、自分の考えや感情を言葉にして伝え合ったりする時間がどうしても必要です。

 しかし、ほとんどのマネジャーに求められるのは、深いところでわかり合うことではありません。人を正しく動かすことです。

 わかり合おうとして、下の世代の会話に無理やり合わせて浮いてしまうとか、部下が聞かれたくないことまで根掘り葉掘り聞いて顰蹙を買ったり、飲ミュニケーションの誘いが逆に部下のストレスだったという笑えない話もあります。これらは不器用なマネジャーには耳の痛い話かもしれません。

 経営者なら、最初からわかり合えそうな人材を採用することが最大の解決策です。しかし、普通のマネジャーにはそれができません。どうしても理解し合えない部下もいれば、どうしても好きになれない部下もいるでしょう。そんなときに、相手と心からわかり合おうとする努力は、多くの場合徒労に終わります。

 会社が40代のマネジャーに求めていることは、部下の人生相談にのることでも、親が子どもを育てるような無償の愛情でもありません。部下の問題を見つけ、伴走者として寄り添いながら解決策を一緒になって考えたり、成果につながるようにモチベートして、正しい方向に引っ張っていくことです。

 人を動かすためには、心からわかり合おうとする努力ではなく、「信頼関係」を生み出すことが何より大切です。物の言い方や伝え方を工夫することは大切ですが、同じセリフでも、相手によって反応が大きく異なることを実感している人も多いはずです。これは「相手の受け止め方」が違うからです。表面的な言い回しを変えるだけではダメで、それ以前に相手との信頼関係を構築しておく必要があります。

 では、時間のない40代のマネジャーが、部下と効果的に信頼関係をつくっていくには、どうすればいいのでしょうか。現在はある会社で社長を務めるZさんのやり方を紹介しましょう。

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大塚 寿(おおつか・ひさし) [エマメイコーポレーション代表取締役]

1962年、群馬県生まれ。株式会社リクルートを経て、アメリカ国際経営大学院(サンダーバード校)でMBAを取得。現在、オーダーメイド型企業研修を展開するエマメイコーポレーション代表取締役。
挫折の多かった10代、「もっとやれるはずだ」という想いと現実とのギャップに悶々とした20代を過ごした。なんとか現状を変えようと、リクルートの営業マンという立場から、社内外の大手企業・中小企業の管理職や経営者1万人以上にアドバイスを求めるが、その中でも40代を後悔している人が特に多いことを発見。その轍を踏まないように準備し、40代で自己実現を果たす。歴史上の成功者よりも、身近な市井の人の成功・失敗に学ぶことの合理性を痛感している。
著書にシリーズ累計28万部の『40代を後悔しない50のリスト』『30代を後悔しない50のリスト』『結婚を後悔しない50のリスト』(以上ダイヤモンド社)など多数。


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元リクルートの営業マンだった著者が、これまで出会った管理職・経営者・定年退職者1万人以上にインタビューしてわかったのは、40代こそが「人生最大の分かれ道」だということ。そして、40代が最も後悔していることこそ「時間の使い方」だった。「仕事と家庭」「自分の仕事と部下のマネジメント」「自己実現と出世」「夫と父」「妻と母」など、限られた時間の中でバランスを取り続ける両立世代が、自分らしい生き方・働き方を取り戻すには? 計画術から習慣術、仕事術、マネジメント術、バランス術まで、『40代を後悔しない50のリスト【時間編】』から一部を抜粋して紹介する。
 

「40代を後悔しない50のリスト【時間編】」

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