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実例で知る! 他人事ではない「男の離婚」 露木幸彦

DV加害の濡れ衣で逮捕!
別れを拒むモンスター彼女の恐怖の罠(上)

露木幸彦 [露木行政書士事務所代表]
【第32回】 2016年6月25日
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「素直でいい子」の彼女は二重人格。別れた後も定期的に自宅近辺に現れる彼女が仕掛けていた驚愕の罠とは

 現在、ハリウッド俳優のジョニー・デップさんの離婚騒動が大きな注目を集めています。妻のアンバー・ハートさんが、裁判所に「DVに遭っている」と訴え、離婚を申し立てているのですが、一部にはDVはでっち上げではないかとの疑惑が報じられています。それがまた、人々の興味に火を着けているとも言われています。

 離婚相談の現場でも、もともとは加害者が女性、被害者が男性だった事件だったのが、途中から加害者が男性、被害者が女性へすり替わってしまうケースは、後を絶ちません。「男=強者」「女=弱者」という先入観があるからでしょうか。過去にどんな経緯があろうと、女性が「DVの被害に遭った」と言えば、男性のほうが分が悪くなる。そういう面は実際にあります。

祖母の介護スタッフの彼女に惹かれ交際
「素直でいい子」だった彼女の素顔

 もし、男性が殴りかかり蹴りあげ突き飛ばすよう“仕向ける”ような悪女がいるとしたら……。DVのでっちあげによる冤罪は防ぎようがありません。今回紹介する橋本哲也さん(37歳、会社員)もその1人です。

 「感情のもつれが原因でトラブってしまい、マジで困っています。彼女とは今すぐ別れたいのに、なかなか別れられなくて……。一度付き合ったら結婚しなくちゃいけないなんて、あんまりです。俺にだって、きちんと身を固めるまでは結婚相手を選ぶ権利はあるんです。だって俺にとって今の彼女は負担以外の何物でもないので……」

 東京(新橋)の出張相談で哲也さんに会ったのは2年前の夏。場所は予約制の喫茶店。言いたいことを何のためらいもなく、ずけずけと言う哲也さん。他の利用客の人目もはばからず、ずいぶん過激なことをおっしゃいます。

 哲也さんは途中で「彼女と結婚してはいけない」と我に返ったのですが、いくらなんでも気がつくのが遅すぎました。なぜなら、私が相談を受けたときには、その女性は完全に「猟奇的な彼女」に変貌していたのです。哲也さんは当時、結婚したがっている彼女に追いかけ回されていました。

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露木幸彦[露木行政書士事務所代表]

つゆき・ゆきひこ/行政書士、フィナンシャルプランナー。1980年生まれ。国学院大学卒。男性の離婚相談に特化した行政書士事務所を開業し、開業から6年間で有料相談件数7000件、法律文書作成900件を達成。公式サイトは1日訪問者3300人、会員数は1万3000人と、業界では最大規模にまで成長させる。2008年よりドコモ、au、ソフトバンクの公式サイトで法律監修を担当。四半期に一度、大相談会を開催している。主な著書に『結婚貧乏~結婚してはいけない人を避ける方法』(中央公論新社)、『離婚のことばハンドブック~今すぐ解決したい人のキーワード152』(小学館)、『男のための最強離婚術』『男の離婚 賢く有利に別れるための6つの成功法則』(共にメタモル出版)などがある


実例で知る! 他人事ではない「男の離婚」 露木幸彦

昨今の離婚事情は複雑化している。夫が借金、浮気、暴力を繰り返して妻に愛想を尽かされるという「昭和型離婚」ばかりでなく、足もとでは「草食系離婚」も急増している。妻が多重債務、不倫、ヒステリーなどを繰り返し、真面目で優しい夫がそれに絶えられなくなって離婚を決意するというパターンだ。そうしたなか、離婚トラブルで悩み悶える男性が増えている。一度離婚トラブルに発展すると、男性は多くの精神的・物理的な負担を強いられる。到底納得できない理不尽な離婚トラブルに意図せず巻き込まれた場合に備えて、普段から対処法を考えておくことは必要だ。「男性の離婚相談」に特化し、数多くの相談実績を誇る行政書士の露木幸彦氏が、毎回実例を挙げながら、男性が陥り易い離婚トラブルへの対処法を指南する。読まずに泣くか、読んで笑うか――。現在離婚トラブルで悩んでいる人もそうでない人も、「他人事ではない男の離婚」について考えるための参考にしてほしい。

「実例で知る! 他人事ではない「男の離婚」 露木幸彦」

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