ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
老後のお金クライシス! 深田晶恵

がん保険選びは「払い続けられる保険料」が大事!

深田晶恵
【第41回】 2016年6月29日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

がんになったとき、
医療保険は頼りにならない

 前回のコラム「乳がんでかかる医療費はいくら? 男性も他人事ではない!」で、治療コースによっては5年間で軽く100万円を超えると書いた。手術にかかる医療費は、1週間~10日程度入院し、10万円前後(高額療養費による自己負担額)で済むのが一般的だが、乳がんの場合、再発予防の治療が長期にわたって必要になるため、手術後の医療費負担がかさむ(治療費の例は前回のコラムを参照)。

 乳がんだけでなく、最近はがん全般の治療が長期化し、高騰化している。今回は、長く続くがん治療にかかるお金の備え方について考えてみたい。

 病気になってお金の面で頼りになるのが、まず「健康保険の高額療養費制度」だ。前回のコラムで書いた通り、入院・手術だけでなく、通院で医療費が高額になった場合もカバーできる。

 2番目は「自分や家族の収入や貯蓄」。毎月の収入や貯蓄で賄える治療も多いし、医療保険に入っていたとしても、通院での治療費は医療保険ではカバーできないので、結局、収入や貯蓄から捻出するしかない。

 3番目に「医療保険」や「がん保険」が位置づけられる。がんになった場合の治療費に備えるなら「医療保険」ではなく「がん保険」のほうが頼りになる。

 がん保険は、文字通りがんのみを保障対象とする保険で、おもな保障は「診断給付金」「入院給付金」「手術給付金」「診断給付金」などがある。

 「診断給付金」は、「がんと診断されると100万円」など、まとまったお金が受け取れる保障で、「入院給付金」や「手術給付金」は医療保険と同様に入院や手術をすると給付が受けられる。医療保険の「入院給付金」は、60日、120日などの日数制限が設けられているが、がん保険は日数に制限がないのが一般的だ。

 がん保険選びのポイントは、保障内容はもちろんだが、払い続けることができる保険料であることも重要だ。がん保険最大手のアフラックのがん保険を例に保障内容と保険料のバランスを見てみよう。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

深田晶恵 

ファイナンシャルプランナー(CFP)、(株)生活設計塾クルー取締役。

1967年北海道生まれ。外資系電器メーカー勤務を経て96年にFPに転身。現在は、特定の金融機関に属さない独立系FP会社である「生活設計塾クルー」のメンバーとして、個人向けコンサルティングを行うほか、メディアや講演活動を通じて「買い手寄り」のマネー情報を発信している。20年間で受けた相談は4000件以上。日本経済新聞、日経WOMAN、レタスクラブ等でマネーコラムを連載、ほかにダイヤモンド・オンラインでの『40代から備えたい 老後のお金クライシス!』のネット連載も 好評。

主な著書に『30代で知っておきたいお金の習慣』、『投資で失敗したくないと思ったら、まず読む本』『住宅ローンはこうして借りなさい 改訂5版』(共にダイヤモンド社)、『共働き夫婦のための「お金の教科書」』、『図解 老後のお金安心読本』(共に講談社)他多数。
1967年北海道生まれ。外資系電器メーカー勤務を経て96年にFPに転身。現在は、特定の金融機関に属さない独立系FP会社である「生活設計塾クルー」のメンバーとして、個人向けコンサルティングを行うほか、メディアや講演活動を通じて「買い手寄り」のマネー情報を発信している。18年間で受けた相談は3500件以上。日本経済新聞、日経WOMAN、ダイヤモンド・オンライン等でマネーコラムを連載中。
主な著書に『30代で知っておきたいお金の習慣』『投資で失敗したくないと思ったらまず、読む本』、『住宅ローンはこうして借りなさい 改訂5版』(共にダイヤモンド社)(共にダイヤモンド社)、『共働き夫婦のための「お金の教科書」』『図解 老後のお金安心読本』(共に講談社)他多数。


老後のお金クライシス! 深田晶恵

「年金崩壊」「定年後破産」などの恐ろしい言葉が飛び交う少子高齢化の現代ニッポン。老後の生活を支えるお金について熟知しておくことは、もはや誰にとっても待ったなしだ。30代でも早すぎない、40代なら今まさに備えを始めたい、老後資金のあれこれを人気FPがわかりやすく指南する。

「老後のお金クライシス! 深田晶恵」

⇒バックナンバー一覧