ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
小学校前にみるみる算数力がつく15の習慣
【第6回】 2016年7月16日
著者・コラム紹介バックナンバー
久保田競 [京都大学名誉教授・医学博士],久保田カヨ子 [脳科学おばあちゃん]

子どもの「海馬」が急激に
「大人の」海馬になる瞬間

1
nextpage

ソニー創業者・井深大氏も絶賛した『赤ちゃん教育――頭のいい子は歩くまでに決まる』が大人気の「脳科学の権威」久保田競氏と「脳科学おばあちゃん」久保田カヨ子氏。これまで、長らく、育脳教育の最重要指針に「早期からの算数力アップ」を掲げてきた。
そして、いよいよ84歳になったばかりの注目書籍『小学校前にみるみる算数力がつく15の習慣――お風呂で唱えるだけで算数力がアップ!「お経式暗算法」ミラクルシート付き』がリリース。たちまち、アマゾンの「子育て」「算数」ジャンルで第1位となった。
オビには「2歳でも小1の算数がとける!」という衝撃的なコピーがあり、最新脳科学に基づく「お経式暗算法」を取り入れた、世界初!?のメソッドで、お湯につけるとピタッとつく「お風呂に貼れるミラクルシート付き」だという。
今回は、子どもの「海馬」が急激に「大人の」海馬になる瞬間を、著者に説明してもらおう。

大人と子どもの計算は
どこが違うのか?

久保田カヨ子
(Kayoko Kubota)
脳科学の権威である京都大学名誉教授・久保田競氏の妻で2人の息子の母。この20年で3000人以上の赤ちゃんの脳を活性化させてきた。テレビなどで「脳科学おばあちゃん」として有名。累計38万部突破のシリーズ『0歳からみるみる賢くなる55の心得』『1歳からみるみる頭がよくなる51の方法』『カヨ子ばあちゃん73の言葉』『カヨ子ばあちゃんの男の子の育て方』『カヨ子ばあちゃんのうちの子さえ賢ければいいんです。』『赤ちゃん教育──頭のいい子は歩くまでに決まる』『カヨ子ばあちゃんの子育て日めくり』(以上、ダイヤモンド社)などベスト&ロングセラー多数。ズバッとした物言いのなかに、温かく頼りがいのあるアドバイスが好評。
【脳研工房HP】www.umanma.co.jp/

 夫の久保田競も、2014~2015年に行われた「子どもの計算メカニズムの研究」発表に愕然としたと言います。
 その発表とはどんなものなのでしょうか?

 子ども(小学校低学年が被験者、7〜10歳ごろ)も大人も計算は、前頭前野でしています。

 「計算とは、数で考えること」なので、前頭前野でするのが当然ですが、子どもは前頭前野で計算して、答えを前頭前野で「短期記憶」しています。

 一方、大人も計算するときは前頭前野でしていますが、答えを海馬と頭頂葉 で「長期記憶」しているのです。

 数が言えるようになった子どもに、「1たす1は、いくら?」と聞いてみます。
「1」 と言ったときは、首を振ったり、指を1本曲げたりしています。

 続けて「たす1」と言うとき、最初に「1」と言ったときのように、首振りや指曲げをして、「2」と答えます。

 「エッ!なんと答えた?」と聞いてもなかなか答えられません。
 子どもは、すぐに忘れてしまうからです。
 時には、間違った答えを言うこともあります。

 子どもは計算時に、指を動かすなどの余分な運動(カウンティング行動)をするので、すぐには答えられません。

 答えは「前頭前野」で記憶しますが、ずっと覚えていられないので、間違って答えるのです。

 大人が正確な計算ができるのは、「長期記憶」をつかさどる海馬が働いているからです。

 子どもの海馬はまだ働いていないのです。

1
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
ダイヤモンド・オンライン 関連記事
自分の時間を取り戻そう

自分の時間を取り戻そう

ちきりん 著

定価(税込):本体1,500円+税   発行年月:2016年11月

<内容紹介>
生産性は、論理的思考と同じように、単なるスキルに止まらず価値観や判断軸ともなる重要なもの。しかし日本のホワイトカラー業務では無視され続け、それが意味のない長時間労働と日本経済低迷の一因となっています。そうした状況を打開するため、超人気ブロガーが生産性の重要性と上げ方を多数の事例とともに解説します。

本を購入する
著者セミナー・予定
(POSデータ調べ、11/20~11/26)


注目のトピックスPR


久保田競 [京都大学名誉教授・医学博士]

1932年生まれ。医学博士、京都大学名誉教授。世界で最も権威がある脳の学会「米国神経科学会」で行った研究発表は、日本人最多の100点以上にのぼり、現代日本において「脳、特に前頭前野の構造・機能」研究の権威。2011年、瑞宝中綬章受章。
『ランニングと脳』『天才脳をつくる0歳教育』『天才脳を育てる1歳教育』『天才脳を伸ばす2歳教育』『赤ちゃんの脳を育む本』『あなたの脳が9割変わる!超「朝活」法』など著書多数。

久保田カヨ子 [脳科学おばあちゃん]

 

1932年、大阪生まれ。脳科学の権威である京都大学名誉教授・久保田競氏の妻で2人の息子の母。約30年前に、日本における伝統的な母子相伝の育児法を見直しながら、自身がアメリカ在住時と日本で実践してきた出産・育児経験をもとに、夫・競氏の脳科学理論に裏づけされた、“0歳から働きかける”久保田式育児法〈クボタメソッド〉を確立。この20年で3000人以上の赤ちゃんの脳を活性化させてきた。テレビなどで「脳科学おばあちゃん」として有名。2008年、株式会社『脳研工房』を立ち上げ、現在代表取締役。著書に、累計25万部突破のシリーズ『カヨ子ばあちゃん73の言葉』『カヨ子ばあちゃんの男の子の育て方』『カヨ子ばあちゃんのうちの子さえ賢ければいいんです。』『カヨ子ばあちゃんの子育て日めくり』『赤ちゃん教育──頭のいい子は歩くまでに決まる』『カヨ子ばあちゃんの子育て日めくり』など多数。ズバッとした物言いのなかに、温かく頼りがいのあるアドバイスが好評。全国からの講演依頼もあとをたたない。

【脳研工房ホームページ】
http://www.umanma.co.jp/

 


小学校前にみるみる算数力がつく15の習慣

38万部突破「カヨ子ばあちゃんシリーズ」初の「小学校前の算数力アップ」本がついに誕生‼ お湯につけるとピタッとつく!最新脳科学に基づいた「お風呂に貼れるミラクルシート」(横550㎜×縦356㎜)付き。2014年、「子どもの計算メカニズムの研究」という衝撃的な脳科学の報告では「暗算が速くできるのは、子どもの先天的な知能指数(IQ)、記憶力、読み書き能力とは全く関係ない。暗算『回数』が多ければ多いほど計算が速くでき、脳の海馬の容量が大きくなる、健康な子なら誰でもできる! 」「国語、算数、社会でどの能力が高いと、将来成功する確率が高いか?→ ズバリ算数だった!」。脳科学の最先端が明かす新メソッド! 今すぐお風呂に貼って親子で仲良く音読すれば、2歳でも小1の算数がとける! 7/5~10/15まで48回連載。

「小学校前にみるみる算数力がつく15の習慣」

⇒バックナンバー一覧