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金融市場異論百出

トランプ旋風でも揺るがない
米国の「LGBT」サポート姿勢

加藤 出 [東短リサーチ代表取締役社長]
2016年7月13日
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 米ワシントンには政治関連グッズを取り扱う土産物店が多い。米財務省の近くにもそういう店があるが、今年は大統領選挙があるだけに例年よりも大勢の客でにぎわっていた。

性的少数者(LGBT)の象徴であるレインボーカラーを身にまとうパレード参加者たち Photo by Izuru Kato

 店内の米国人観光客が爆笑していたのは、共和党の大統領候補ドナルド・トランプ氏のTシャツだった。彼は選挙キャンペーンで「We Shall Overcome」(われわれは克服する)と叫んでいるが、そのTシャツには「We Shall Overcomb」と書かれている。「comb」は「くし」または「髪をとかす」という意味で、彼の奇抜な髪形をからかったジョークだ。

 ただし、店員によると、このTシャツは人気がある割には実際に買って帰る客は多くないという。ジョークは気に入っても、彼の顔が描かれたTシャツはちょっと着たくないなあ、ということらしい。

 今、そのトランプ氏の今後の勢いに疑問符が付くとの見立てが、選挙のプロの間で増えてきている。

 第一に、経済政策や外交政策のチームをいまだに組めないでいる。有能なスタッフが集まらないといわれている。

 第二に、選挙資金が絶対的に不足している。予備選挙までは個人の資金でやってこられたが、本選挙となると桁違いの費用が掛かる。しかし、共和党を長くサポートしてきた富裕層のパトロンや大手企業からの献金が深刻なほど足りないようだ。

 とはいえ、民主党の大統領候補であるヒラリー・クリントン氏も人気は低空飛行なので、注意して見ていく必要はある。

 米ニューヨークに場所を移すと、6月26日、性的少数者(LGBT、レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーなど)の人々を中心とする大規模な「プライド・パレード」が実施された。

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