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世界のエリートがやっている 最高の休息法
【第18回】 2016年8月31日
著者・コラム紹介バックナンバー
久賀谷 亮

「すぐ立ち直る人」の脳内では何が起きている?
「回復力のある脳」をつくる方法

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「どれだけ休んでも疲れが取れないのは、あなたの脳が疲れているからでは?」――イェール大学で学び、アメリカで開業した精神科医・久賀谷亮氏の最新刊『世界のエリートがやっている 最高の休息法』が、発売3日にして大重版が決定する売れ行きを見せている。
最先端の脳科学研究で見えてきた「科学的に正しい脳の休め方」とは?同書の中からストーリー形式で紹介する。

▼ストーリーの「背景」について▼
もっと知りたい方はまずこちらから…
【第1回】「何もしない」でも「脳疲労」は消えずに残る
―あんなに休んだのに…朝からアタマが重い理由
http://diamond.jp/articles/-/96908

【第2回】脳が疲れやすい人に共通する「休み=充電」の思い込み
―「疲れ→回復→疲れ…」のスパイラルから抜け出すには?
http://diamond.jp/articles/-/96965

【前回までのあらすじ】脳科学を志して米イェール大学に渡ったにもかかわらず、伯父が営むベーグル店〈モーメント〉を手伝うことになったナツ(私:小川夏帆)。ヨーダ(イェール大学教授)のアドバイスもあって、少しずつ店にもスタッフにも変化が現れ始めていた。そんな中、モーメントに意外な客がやってきた。
久賀谷 亮
Akira Kugaya, PhD/MD
医師(日・米医師免許)/医学博士
イェール大学医学部精神神経学科卒業。アメリカ神経精神医学会認定医。アメリカ精神医学会会員。
日本で臨床および精神薬理の研究に取り組んだあと、イェール大学で先端脳科学研究に携わり、臨床医としてアメリカ屈指の精神医療の現場に8年間にわたり従事する。そのほか、ロングビーチ・メンタルクリニック常勤医、ハーバーUCLA非常勤医など。
2010年、ロサンゼルスにて「TransHope Medical」を開業。同院長として、マインドフルネス認知療法やTMS磁気治療など、最先端の治療を取り入れた診療を展開中。臨床医として日米で25年以上のキャリアを持つ。
脳科学や薬物療法の研究分野では、2年連続で「Lustman Award」(イェール大学精神医学関連の学術賞)、「NARSAD Young Investigator Grant」(神経生物学の優秀若手研究者向け賞)を受賞。主著・共著合わせて50以上の論文があるほか、学会発表も多数。趣味はトライアスロン。

瞑想が最強のチームをつくる

 「ふぉふぉふぉ」

聞こえるはずのない奇妙な、しかし聞き慣れた笑い声が、週初めの〈モーメント〉店内に響き渡った。

 「(えっ!)」

振り向くと、そこにはヨーダの姿があった。いつもの汚らしい白衣の代わりに、ヨレヨレのジャケットを着ている。

 「ヨ、ヨー…いや……グローブ教授!何しに来たんですか、いったい?」

 「そりゃ、ベーグルを食べに来たに決まっとるじゃろ。客じゃよ、客。ふぉふぉ」

不思議な老人だとは思っていたが、こんなタイミングで店にやってくるとは……。唖然としている私の横をスッと影が横切った。

 「いらっしゃいませ。何になさいますか?」

そう言ってヨーダのテーブルに水を運んでいったのは、ウェイターのブラッドだった。

 「ほぅ、ブラッド!!しばらくじゃな。研究が順調にいっとるようで何よりじゃ。風の噂に聞いておるよ、スーパー!」

 「ええ、おかげさまで来月にはひと区切りつきそうです。今回の件は、特許取得も検討していまして……」

いつものブラッドに似つかわしくなく、ヨーダには謙虚な姿勢を崩そうとしない。人によってコロコロと態度を変えるタイプなのだ。ヨーダもくしゃくしゃの笑顔をブラッドに向けている。

考えてみれば、2人が以前から知り合いだとしても何ら不自然なことはなかった。いくら研究室が違うのだとはいえ、所属は同じイェール大学の医学部なのだから、学会で顔を合わせることも少なくないはずだ。どうして気づかなかったのか、自分でも不思議だった。

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久賀谷 亮(くがや・あきら)

医師(日・米医師免許)/医学博士
イェール大学医学部精神神経科卒業。
アメリカ神経精神医学会認定医。アメリカ精神医学会会員。
日本で臨床および精神薬理の研究に取り組んだあと、
イェール大学で先端脳科学研究に携わり、
臨床医としてアメリカ屈指の精神医療の現場に8年間にわたり従事する。
そのほか、ロングビーチ・メンタルクリニック常勤医、ハーバーUCLA非常勤医など。

2010年、ロサンゼルスにて「TransHope Medical」を開業。
同院長として、マインドフルネス認知療法やTMS磁気治療など、
最先端の治療を取り入れた診療を展開中。
臨床医として日米で25年以上のキャリアを持つ。

脳科学や薬物療法の研究分野では、
2年連続で「Lustman Award」(イェール大学精神医学関連の学術賞)、
「NARSAD Young Investigator Grant」(神経生物学の優秀若手研究者向け賞)を受賞。
主著・共著合わせて50以上の論文があるほか、学会発表も多数。趣味はトライアスロン。


世界のエリートがやっている 最高の休息法

イェール大で学び、米国で18年診療してきた精神科医が明かす、科学的に正しい「脳の休め方」とは? 脳の消費エネルギーの60〜80%は、デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)に使われています。これは、脳が意識的な活動をしていないアイドリング状態でも動いている脳回路。この回路が働き続ける限り、ぼーっとしていても、脳はどんどん疲れていくわけです。つまり、DMNの活動を抑える脳構造をつくり、脳にたしかな休息をもたらすことこそが、あなたの集中力やパフォーマンスを高める最短ルートなのです。

「世界のエリートがやっている 最高の休息法」

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