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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

「こいつ反省してないな」と上司に睨まれる人の問題点

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]
【第169回】 2016年8月22日
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自分では反省しているつもりでも、周りからはそう見えていないかもしれません

 最近、『有吉反省会』や『しくじり先生』といった有名人が自信の失敗談や経験をおもしろおかしく語りながら、反省する姿勢をみせるテレビ番組が人気を集めています。例えば、『しくじり先生』では、しくじった人と同じような失敗を犯さないための「しくじり先生の言動の問題点と教訓」を番組オリジナルの教科書として作成。それを用いながら「しくじりの回避法」を学んでいきます。

 本来、しくじった経験を話すことは躊躇う人が多いと思いますが、反省する姿勢が好印象を与え、再ブレイクしたタレントも出てきているようです。以前であれば、タレントにはいつでも毅然とした態度が求められていた印象がありますが、最近はこのように失敗を打ち明け、反省を厭わない姿勢がむしろ好感を呼んでいるのです。

 さて、タレントの世界に限らず、皆さんが働く職場でも同様に、反省を厭わない姿勢が求められています。ただ、誰にもプライドはあり、反省するのは意外と簡単ではありません。そこで今回は、上手に反省するにはどうすればいいか、その方法を考えてみたいと思います。

「反省の色が感じられない!」
先輩から注意される若手社員

 某外食チェーン店で働く若手社員のSさんは、仕事のことでとても悩んでいました。仕事でミスをおかしても、「落ち込んでいるように見えない、反省の色が感じられない」と先輩社員に注意されることが何度も続いていたからです。ちなみにミスとは、注文間違いやレジでの入力ミス。加えて、先輩に教えてもらった仕事のやり方を忘れてミスしてしまったこともありました。大きなものではありませんが、何回も起こしてしまったのは事実です。

 ただ、本当にオーダー確認した注文にもかかわらず、お客様から「頼んでいない、対応が悪い」とクレームを受けて、店長と「申し訳ございません。お代は結構です」と謝ったこともありました。なので反省はしていますが、過剰にミスを起こしている人物のように思われることが、心外だと感じている部分もあります。こうした気持ちが心の中にあることが、素直に反省しているように感じられない理由になっているのかもしれません。

 また、接客のプロとして落ち込んだ表情をしていたらお客様にも失礼です。「いつも、何があっても笑顔を大事に」という趣旨の理念を会社が掲げており、それを実践しなければとの思いから、Sさんはつとめて明るく振る舞っていました。ところが、その努力が裏目に出てしまい、反省の色が見えないと注意されてしまったのです。

 「反省の色とは、どんな色のことなのだろう」とSさんは、困惑してしまいました。では、Sさんはどう行動したらよかったのでしょうか。

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高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

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