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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

「すみません」は言えるのに、反省はしない
“ふてくされ社員”に気疲れする上司の苦悩

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]
【第59回】 2012年2月6日
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 あなたは、誰かに注意をされたら、素直に反省して、次から行動を改められますか?

 人は誰でもプライドを持っています。ですから、謝ること以上に、反省して行動を変えることは、とても難しいものです。さらに、誰が注意したか、何を注意されたかによって、その難易度はグッと上がります。それだけ、相手に反省を促すことは容易ではありません。

 ところが、多くの上司はまったく反省につながらない注意ばかりを部下にしていないでしょうか。そこで今回は、人間関係を壊さない、上手に反省を促す注意の仕方について考えてみましょう。

「若手社員は注意しても謝らない」
そう諦めている上司の本音とは?

 イマドキの若手社員は注意しても謝らない。しかし、職場の空気を乱さないためにも「すみません」と謝って、状況を収めるのが大事だと、以前の連載で書かせていただきました。

 最近、新たにいろいろ取材をしてみると、

 「『若手社員は謝らないもの』と理解すればいいのではないか?」

 と、上司たちが考え、若手に譲歩するケースが増えてきているようでした。一種のあきらめとも取れますが、それで丸く収まるのであればいいのかもしれません。

 ただ、上司も「それでいい」と本音で思っているわけではないでしょう。本来、上司は部下がミスを犯したり、誤った方向に向かいそうな状況を見つけたら、

(1)注意して
(2)正しい方向に導く

 ことが仕事。仮に「すみません」の言葉がなくても、反省している姿勢は部下に求めたいものです。それが無いなら注意をしても意味をなしません。

 ちなみに反省とは、

 《自分の行いを省みること》
 《自分の過去の行いについて批判的に評価すること》

 を指します。反省にこそ成長の種があるといえるでしょう。

 ところが、最近の職場では上司の注意に対して、一応謝っても反省をしない部下が増えている様子。ではここで、反省しない部下を抱えて悩むある上司のケースを紹介しましょう。

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高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
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