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毛髪再生医療で2020年には誰もがフサフサ?

週刊ダイヤモンド編集部
2016年8月24日
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理化学研究所が作製した「再生毛包原基」を移植され、毛が生えてきたマウス(移植21日後) 写真提供:理化学研究所

 薄毛に悩む人は、男性型脱毛症(AGA)をはじめ、国内1800万人以上に及ぶ。その4000億円といわれる関連市場に異業種から大手企業が相次いで参入し、この夏、毛髪の再生治療の実用化に向けた研究を加速させている。

 その代表格である化粧品大手の資生堂は2013年、カナダのバイオベンチャーと技術提携。今年6月末、東京医科大学および東邦大学とタッグを組み、約60人の被験者で臨床研究を開始すると発表した。

 具体的な手法は、毛髪が残されている後頭部の頭皮を数ミリメートル切り取り、毛髪細胞(毛球部毛根鞘細胞)を採取して培養。増殖させ患部に注入するというものだ。このうち、資生堂は細胞の加工と培養を担う。

 植毛や女性の使用が禁じられている服薬など従来の薄毛治療法と比べ、「身体への負担が少なく、自家細胞(患者自身の細胞)移植のため、拒絶反応など移植リスクも小さい。患者の性別も問わず、一度の治療で効果持続も期待できる」と、臨床試験を担う東京医科大学の坪井良治主任教授は言う。

 一方、この臨床研究の発表に触発されたのが、電子部品大手の京セラだ。先月、理化学研究所(理研)などとの共同研究開始を明らかにした。

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