スマートエイジングライフ
自律神経を整えると仕事がうまくいく 小林弘幸
【第3回】 2016年8月26日
小林弘幸 [順天堂大学医学部教授、日本体育協会公認スポーツドクター]
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不眠は食事・入浴を「いつするか」で解消できる

 寝苦しい夜が続きますが、不眠に悩まされていないでしょうか?

 不眠に陥ると日中のパフォーマンスは低下してしまい、仕事にも悪影響を及ぼすのでビジネスマンは避けたいところ。今回は自律神経の観点から不眠解消の方法をお伝えしたいと思います。

あなたの不眠症はどのタイプ?
「かくれ不眠」にも要注意

あなたの不眠、習慣を少し変えるだけで解消できるかもしれません

 不眠症には4つのタイプがあり、どれか一つでも該当する人は改善に向けた取り組みをした方がいいでしょう。

■寝つけない(入眠困難)
■睡眠を維持できない(中途覚醒)
■思っていたよりも早く目が覚めてしまう(早朝覚醒)
■慢性的に回復感のない、質の良くない睡眠が続く(熟眠障害)

 近年は不眠症の患者さんが増加傾向にあるうえに、本人の自覚が薄い「かくれ不眠」も増えてきているので要注意です。

 その原因はズバリ、ストレス社会にあるといえるでしょう。ストレスは、特に人間関係に起因するものが多く、職場という緊張空間の中でビジネスマンにかかる心の負荷は並大抵ではありません。

 「明日、取引先へのプレゼンがある」「上司に怒られるのではないか?」など寝る前に思い返していると体がなかなか眠る準備をしてくれません。こうなると、ほとんどの人は交感神経が活発になりすぎている状態にあり、良質な睡眠が取れなくなっています。夜眠る前に向かって交感神経が下がり、副交感神経が上がるという自律神経のリズムが乱れ、入眠時も交感神経優位になり眠れないという事態に見舞われてしまうのです。

小林弘幸 [順天堂大学医学部教授、日本体育協会公認スポーツドクター]

1960年、埼玉県生まれ。87年、順天堂大学医学部卒業。92年、同大学大学院医学研究科修了。ロンドン大学附属英国王立小児病院外科、トリニティ大学附属医学研究センター、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、順天堂大学小児外科講師・助教授を歴任する。自律神経研究の第一人者として、プロスポーツ選手、アーティスト、文化人へのコンディショニング、パフォーマンス向上指導にかかわる。

著書『聞くだけで自律神経が整うCDブック』(アスコム)が70万部を突破。その他にも著書多数。また、日本テレビ「あのニュースで得する人損する人」、日本テレビ「世界一受けたい授業」、テレビ朝日「林修の今でしょ!講座」、テレビ朝日「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」などにも出演。

 


自律神経を整えると仕事がうまくいく 小林弘幸

重要な会議、締め切りの迫った資料、複雑な人間関係……。ビジネスパーソンは過度なストレスにさらされつつ、成果を出し続けなければいけません。では、ストレスフルな状況下で成果を出せる人、出せない人の違いは何なのでしょうか?

自律神経の第一人者として数々の著作があり、トップアスリートや著名人の健康指導に携わる、順天堂大学医学部・小林弘幸教授が、ストレスに振り回されずにハイパフォーマンスを維持する方法を解説します。

「自律神経を整えると仕事がうまくいく 小林弘幸」

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