DNA親子鑑定急増、依頼の半数が「夫の子ではない」親子でないと鑑定される中で「多いのは、いわゆる“できちゃった結婚”」。複数の男性と付き合う過程で子どもができ、結婚したものの誰の子どもなのか分からないというケースだ(写真はイメージです)
自分の子どもかどうか、DNA鑑定してほしい。そんな依頼が急増している。夫婦の“かすがい”であるはずの子どもが、実は……。鑑定の現場を取材すると、驚くべき現実があった。(週刊ダイヤモンド2016年12月24日号特集「知らなきゃ損する 夫婦の法律相談」より)

 このような結果が出ました──。そう言われて差し出された1枚の紙を見て、女性はため息をついた。しばらくその紙を見詰めた後、無言で席を立ち、料金を支払って事務所を後にした。

 この女性が訪れていたのは、東京都新宿区の法科学鑑定研究所。指紋や筆跡などの鑑定を行い、事件や事故の科学捜査に協力している。中でも注力しているのはDNA鑑定。事件だけではなく、親子鑑定も手掛けている。

 以前、アイドルグループのタレントが、DNA鑑定の結果、自分の子どもと親子関係にないことが分かったと公表し世間を騒がせたが、決して珍しいことではない。法科学鑑定研究所にも、多いときには週に2~3人が親子関係のDNA鑑定を依頼しに訪れるという。

 法科学鑑定研究所では、社内にラボを設置し、頬の細胞から18種類のDNAを鑑定、精度は99%以上を誇る。結果が出るのは最短で5日間、費用は4万円だ。

 追加費用は掛かるが、歯ブラシやコップ、たばこの吸い殻などに付着した体液や細胞などからも鑑定は可能。下写真が、結果をまとめた「DNA型父子鑑定書」だ。