
2018.3.21
最終回
「円安は日本にとってよいことなんでしょうか?」「日本の財政再建はどうして進まないのでしょうか」。社会人から学生、主婦まで1万人以上のメンバーを持つ「宿輪ゼミ」では、経済・金融の素朴な質問に。宿輪純一先生が、やさしく、ていねいに、その本質を事例をまじえながら講義しています。この連載は、宿輪ゼミのエッセンスを再現し、世界経済の動きや日本経済の課題に関わる一番ホットなトピックをわかりやすく解説します。
2018.3.21
最終回
2018.3.7
第81回
2018.2.21
第80回
2018.2.7
第79回
2018.1.24
第78回
2018.1.10
第77回
2017.12.20
第76回
銀聯カードをご存じだろうか。銀聯とは日本語でいえば、銀行協会の意味にあたる。中国人が持っている銀行カードで、なんと約60億枚も発行されている。
2017.12.6
第75回
11月10日に金融庁から「金融行政方針」が提示された。これはいわゆる森金融庁長官の行政方針「森ドクトリン」の集大成ともいえるものだ。そして、この方針をじっくり読んで、最近の銀行経営の動きを分析すると、まさに総選挙で大勝した安倍首相の経…
2017.11.13
第74回
金融庁の銀行監督の方針(いわゆる「森ドクトリン」)にもあるように、地方銀行の改革が待ったなしだ。まもなく新しい「金融行政方針」も発表される。その流れを勘案し、筆者が現在(第二地銀を含め)106ある地方銀行の企画担当者だったら、こうい…
2017.10.30
第73回
最近の金融市場における最大の注目点は、米国の中央銀行FRBの次期議長と副議長の布陣だ。現在の第15代議長ジャネット・イエレン(71歳)の任期が来年2月3日に切れる。副議長はフィッシャーが退任して以来空席になっている。しかも、手続きの関係も…
2017.10.18
第72回
希望の党は、今回の選挙で「実感の伴う景気回復まで消費増税は凍結し、その財源として内部留保に課税する」という公約を挙げている。この点について、メガバンクで一時期法人を担当し、出資案件等にも対応してきた筆者の個人的な経験も踏まえて考え…
2017.10.4
第71回
金融市場にはいろいろな定説(諺)がある。80年代には「有事のドル買い」だったのがいつの間にか「低リスク通貨の円」と言われ、最近ではさらに、リスクが高まってきてもそれほど円高に行かなくなってきた。円の性質が“変貌”してきているのである…
2017.9.20
第70回
ECB(欧州中央銀行)のドラギ総裁は来年2月に任期を迎える。次期、第4代総裁はゲルマン系のドイツ連邦銀行(中央銀行)のバイトマン総裁が就任する可能性が高くなってきた。様々な筋から情報が入りその流れが見えてきた中で、ドラギは引き継ぎに…
2017.9.6
第69回
今月18日に共産党大会を控えた中国は、対外政策にも安定を追求していた。米中首脳会談は曖昧な譲歩で無難にこなし、北朝鮮問題では最近は微妙な情勢とはいえ、アメリカと協力する姿勢を示した。一方、経済面では米国との関係はより太いものになって…
2017.8.23
第68回
この9月は経済・金融危機が発生する可能性がある。今年の世界経済は米国と中国が牽引してきたといっても過言ではないが、その2つの国の経済の転換点になりそうなのが9月なのである。
2017.8.2
第67回
ビットコインをはじめとする仮想通貨に関わる騒動や事件がいくつか発生し、いままで煽り気味だった方々や紙誌も逆に厳しい論調に変化してきている。今後の方向について考えてみたい。
2017.7.19
第66回
金融政策を司る中央銀行は基本的に常に「正常化」したいという強い意思を持っている。それは、経済(景気)は波であり、再度、経済が悪化した時に、金利を下げて刺激できる余地をつくらなければならないからだ。
2017.7.5
第65回
インドのモディ首相が通貨改革を進めている。昨年11月に500ルピー札と1000ルピー札を廃止、新たに2000ルピー札を発行した。一時的に消費が減り経済は低迷したが、紙幣の交換も順調に進み、4月にはインドの株価指数SENSEXが最高値を更新。モディ首相…
2017.6.21
第64回
日本銀行の量的・質的金融緩和政策によって、金融資産の大量購入が続いている。注目を集めやすい株式・国債のみならず社債もその対象となっており、日銀が大量に購入するため中央銀行が市場を支配し、機能不全になるといった異常事態が続いている。
2017.6.7
第63回
中国の経済は“一見”好調そうに見える。しかし、それは5年に一度、この9月に開催される共産党大会のために、いわば人為的に安定させているのだ。