Yahoo!JAPANは、サイトの人気度を客観的に評価するために、被リンク(外部サイトからのリンク)の数と質を重視しています。すなわち、外部サイトからのリンクがどれだけあるか、質の高いサイトからのリンクがどれだけあるかを計算し、検索順位に反映させているのです。
ところが最近になって、サイトの人気度を図るもう1つの尺度として「クリック要素」という基準が用いられている可能性が判明しました。「クリック要素」とは、ある特定のサイトがどれだけ表示されたかによって、そのサイトの人気度を評価しようとするものです。
SEO対策の常識を覆す3つの報告
私は最近まで、Yahoo!JAPANの検索順位を決めるのは、(1)ページ内部のキーワードがどのように書かれているか、(2)被リンクの数と質をどれくらい獲得しているか、の2つの要素だと信じてきました。
しかし、こうした自信を揺るがすような報告が、この1~2年で確実に増えてきているのです。
私は過去6年間に6000名近くの方々とセミナーを通じて知り合い、個別コンサルティングでも数百社の話を聞いてきました。それら周囲の方々から、これまでのSEO対策の常識を覆すような報告が次々に寄せられています。
彼らの話を総合すると、ポイントは次の3つにまとめられます。
(1)Yahoo!の検索結果に表示されるOverture社のスポンサー広告を購入すると検索順位が若干上がり、広告をやめると順位が下がる。
これは過去2年間にわたり、少なくとも数十件の報告が寄せられています。SEO対策に注力している方々にとっては耳障りな話でしょう。スポンサー広告を購入すると検索順位が上がるのであれば、SEO対策は結局はお金次第になってしまいかねません。