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第2次リストラ時代(!?)に贈る 私が「負け組社員」になった理由

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職場でも労働組合でも“厄介者”に。
正義の味方を演じる「口先だけ営業マン」

――自分の非を認めず、転職を繰り返す井谷氏のケース

 「組織の考えについていくことができない!」

 そう言って、会社を離れる人がいる。

 「あの執行部の考え方は間違っている!」

 こう口にして、労働組合を脱会する人がいる。

 組織の論理と自分のポリシーとの狭間で、どのように立ち回るか――。これは、多くの人が頭を悩ますことである。

 今回は、「組織の考えと僕の考えは違う!」と主張し、会社はもちろんのこと、労働組合までも敵に回してしまった若手社員を紹介しよう。

 あなたの職場にも、このようなタイプの社員はいないだろうか?

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■今回の主人公

井谷 淳(29歳)
勤務先:A自動車機器販売会社。社員数約200人。大手自動車メーカーの関連会社だった販売会社から、10年ほど前に分社化された。営業ノルマが厳しいことでよく知られ、退職者は少なくない。表向きは自発的に辞めたことになっているが、なかには退職を促されて辞表を書いた者もいる。井谷もまた、その1人になりつつある。
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(※この記事は、取材した情報をプライバシー保護の観点から、一部デフォルメしています。)

あの労働組合ユニオンに
“宣戦布告”をする若者

 「労働組合◯◯ユニオン」のフロアに、井谷は労働相談のために訪れた。

 そして、団体交渉の準備のために書類を作成していた書記長のもとへ、挨拶をすることもなく近寄った。

 「あの・・・・・・僕の話を聞いてもらえますか?」

 「………」

 井谷は、上司から退職を迫られていることを話し始めた。それは話し合いというよりも、一方的に井谷が会社を批判する内容だった。

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著者プロフィール

吉田典史
(ジャーナリスト)

1967年、岐阜県大垣市生まれ。2005年よりフリー。経営、経済分野で取材/執筆/編集を続ける。主に、雑誌「人事マネジメント」(ビジネスパブリッシング社)や「企業と教育」(産労総合研究所)などで執筆。日本マンパワーや専門学校で文章指導の講師を務める。著書に『年収1000万円!稼ぐライターの仕事術』(同文舘出版)など。
“正社員化”をテーマにした最新刊『非正社員から正社員になる!』(光文社)が好評発売中!

この連載について

会社から冷遇され、気がつくと「負け組」となってしまった人たちを毎回取材。彼らの実体験を振り返ることで、企業の冷酷さだけでなく、自己防衛できなかった敗因を分析。第2次リストラ時代で生き残る術を探る。

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