2022.2.12
トヨタEV大号令で愛知の部品企業M&A急加速、銀行も本気の「ケイレツ大再編」の行方
昨年12月、トヨタ自動車が2030年のバッテリーEV(電気自動車)の生産台数目標を明確に打ち出した。これにより愛知県では、それまでトヨタ向け投資にしか興味を示さなかったサプライヤーまで、真剣にM&Aを考えるようになった。トヨタケイレツの“大…
記者
あらい・みえこ/07年入社。広告営業を経て08年より週刊ダイヤモンド記者。小売り・外食、銀行、化学・繊維、紙パルプ、タイヤ、アパレル業界を担当。現在の担当は鉄鋼・重工・機械・エンジニアリング業界。主な担当特集は「地銀の瀬戸際 メガバンクの憂鬱」「旭化成 3代30年続いた”院政経営”からの卒業」「短期集中連載 宮永重工の誤算」など。究極のインドア派記者。趣味はトロンボーン。
2022.2.12
昨年12月、トヨタ自動車が2030年のバッテリーEV(電気自動車)の生産台数目標を明確に打ち出した。これにより愛知県では、それまでトヨタ向け投資にしか興味を示さなかったサプライヤーまで、真剣にM&Aを考えるようになった。トヨタケイレツの“大…
2022.2.10
M&A仲介会社には、他業界から転職し、年収1億円を稼ぐ社員も少なくない。特に、M&A仲介業務と親和性の高い金融機関出身者にはチャンスだ。だが、実はM&A仲介会社への転職のハードルは驚くほど高い。M&A仲介会社の採用条件や「デキる人」を見極…
2022.1.19
昨年12月、愛知銀行と中京銀行が経営統合を発表した。愛知県の産業界は大きな構造変化に直面しているところ。この統合は、中京圏の金融機関が動乱時代に突入する引き金となりそうだ。
2022.1.18
2021年の銀行業界の「二大騒乱」といえば、SBIホールディングスの新生銀行に対する株式公開買い付けと、スルガ銀行の筆頭株主との“離婚協議”だ。その行く末を追う。
2022.1.10
3メガバンクで最も保守的とされる三菱UFJフィナンシャル・グループ。だが、新たな収益モデルの構築が求められる中では、その巨大金融グループにさえ、激変人事の予兆がある。
2022.1.9
2021年は鉄鋼業界にとって、「顧客優位、鉄鋼劣位」の関係を覆すための“反撃開始”の年となった。中でも最大の取り組みが鋼材価格の値上げであり、22年も引き続きタフな価格交渉は続く。まさに、顧客と対等な取引関係を奪還するための正念場となる…
2021.12.10
相次ぐシステム障害により行政処分を受け、金融庁からガバナンス不全を痛烈に批判されたみずほフィナンシャルグループ(FG)。本稿では、2度目の大規模システム障害を機に佐藤康博氏(現FG会長)がグループCEOに就いてから、2年の月日がたった2013…
2021.12.6
かつて2度の大規模システム障害を起こし、反社会的勢力との取引でも大混乱に陥ったみずほ。それだけにこれまでも、諸悪の根源とされた旧行意識の撲滅に努め、「メガバンク万年3位」から脱却すべく業績向上改革に取り組んできた。にもかかわらず今年…
2021.12.1
11月24日、新生銀行が突如、SBIホールディングスのTOB(株式公開買い付け)に対する買収防衛策を撤回。その賛否を諮る予定だった株主総会の中止を発表した。新生銀翻意の裏事情とは何か。
2021.11.28
2018年に勃発したシェアハウス融資問題がようやく解決に向かおうとしているスルガ銀行。だが新たに、投資用アパート・マンション向け融資(アパマンローン)を巡って引当金の計上リスクが急浮上している。アパマンローンがスルガ銀の自己資本をどれ…
2021.10.31
変減速機から造船、建機に半導体製造装置まで……。事業領域がとてつもなく広い住友重機械工業だが、多角化の根底には銅山機械の製作・修理で培った共通の信念と技術力があった。しかし、製品ラインアップが多いことで、かえってグローバル競争に劣…
2021.10.31
住友グループの結束の強さは、グループの中心に共通の精神的な支柱となる住友家の家長がいるからだといわれる。確かに、「緩やかな連携」を保つ三井グループ各社は、三井家について口にすることがほとんどない。三井家の事業の原点である「越後屋」…
2021.10.30
20年前、住友化学は中核分野全てに問題を抱えていたという。そんな中で三井化学との統合が「幻」に終わったわけだが、破談の後、住友化学はどのように自力成長を遂げてきたのか。また、カーボンニュートラルの潮流をどうチャンスに転換しようとして…
2021.10.29
インドネシアの大型火力発電所の土木建築工事で約1500億円の損失を計上し、窮地に陥った三井E&Sホールディングス(旧三井造船)。壮絶な構造改革を経て赤字体質からは抜け出したが、財務基盤は脆弱なままだ。銀行や保険、建設業界で一足先に進んだ…
2021.10.27
20年前、銀行業界では旧住友銀行と三井系の旧さくら銀行が合併に進んだが、同じ頃に化学業界で検討された住友化学と三井化学の統合は幻に終わった。背景には、銀行にはない化学メーカー独特の強みと、揺るぎないプライドがある。統合破談以降、三井…
2021.10.23
長らく貸出先不足に苦しめられていた銀行業界にとって、世界的な「脱炭素シフト」は業績アップを見込める一大商機だ。脱炭素向けの資金需要の“激増”に備えて、銀行各行は顧客発掘に余念がない。だが、脱炭素関連の技術や設備投資は返済可能性が読…
2021.10.20
8月下旬に終了した日本製鉄とトヨタ自動車の鋼材価格の値決め交渉は、大幅値上げで決着した。脱炭素という潮流が世界的に高まったことで、鉄鋼各社にとって投資資金の確保は待ったなしとなっている。そのために日本製鉄は値決め主導権の奪還など、…
2021.10.18
10月14日、日本製鉄がトヨタ自動車と中国鉄鋼大手・宝山鋼鉄を訴えた。電動車に欠かせない虎の子製品、無方向性電磁鋼板に関する特許権を侵害されたというのが、表向きの提訴理由だ。だが実は、日本製鉄とトヨタの公開喧嘩の背景には、単なる特許侵…
2021.9.30
金融庁が、システム障害を多発させているみずほ銀行とみずほフィナンシャルグループに業務改善命令を出した。検査が続く中での異例の行政処分となったが、金融庁の“真意”はどこにあるのか。
2021.9.23
SBIホールディングスが開始した新生銀行に対するTOB(株式公開買い付け)に、新生銀が「待った」をかけた。しかし、TOBの阻止は簡単ではなさそうだ。
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