日経平均1100円暴落をチャートで読み解く
下降トレンド入り? それとも大規模な反発か?人気アナリスト・福永博之がファンダメンタル&テクニカル両面で分析!

【第68回】2013年5月23日公開(2013年6月25日更新)
福永 博之

下落の背景にある3つのポイント

 5月23日は朝高のあと急落する結果となりました。下げ幅も1000円を超え、1143円28銭となっています。

 この下げ幅は過去11番目の大きさで、日経新聞によるとこれだけ大幅に値下がりしたのは、2000年4月17日以来13年1カ月ぶりのことだそうです。

 また売買高、売買代金ともに過去最高を記録しており、大きな転換点に差し掛かった日と言えるかもしれませんが、なぜこのように大きく下落したのかを考えてみましょう。

 私は今日の下落の背景には3つのポイントがあると考えています。

 1つは、ここ数日、日経平均株価がどんどん上昇しているにも関わらず、値下がり銘柄の数が値上がり銘柄の数を上回る水準であったこと。

 2つ目は、4月3、4日の異次元金融緩和が実施されたあと、10年債利回りが、一時史上最低となる0.315%を記録したものの、その後上昇に転じていること。今日の債券市場では1%台まで上昇しました。為替市場でも長期金利の上昇は円高要因となり、取引時間中102円を割込むところまで円高が進んでいます。

 3つ目は、米国景気が回復基調に向かうとみられているなか、FRB(米連邦準備理事会)の量的・質的金融緩和の終了が早まるのではないかという見方の広がりによるNYダウの下落です。

 これらの要因が重なって今日の下落につながったのではないかと思われます。そうしたなか、今日の午後、株価が下落するなかで債券市場には買いが入り、落ち着きを取り戻しているようですが、株式市場では23日のナイトセッションを見る限り、下落が止まらず、昼間の状況が尾を引いているようです。

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移動平均線でみると安心できそうな気配だが・・・


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