インターネットを使って政治を変える。これは、先の大統領選でバラク・オバマがしっかりと証明したコンセプトである。数多の“小さな市民”が草の根運動を起こし、少額の寄付をする。「塵も積もれば山となる」アプローチで、オバマは最終的に7億5000万ドルの選挙資金を得た。スタンフォード大学教授のローレンス・レッシグも今、ギーク(オタク)たちの協力を得て、同じような動きを起こして注目されている。その運動の名称は「チェンジ・コングレス(議会を変えろ)」。目的は、政治から腐敗をなくすこと。その手始めは、議員たちが怪しいロビイストや政治圧力団体から政治資金を受け取らないようにすることだ。
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