大不況で自動車販売が底なしの落ち込みを続けるなか、1人気を吐く新製品がある。それが2月上旬に発売されたホンダの新型ハイブリッド車「インサイト」だ。すでに、受注台数は月間目標を3倍も上回っているほどだ。大人気の背景には、低価格志向のユーザーが流れ込んでいること、燃費や価格などを総合評価した場合のバランスがよいことなどの要因がある。ハイブリッド車市場は、これまで一人勝ちを続けて来たトヨタの「プリウス」と、インサイトとの一騎打ちの様相を呈し始めた。がぜん熱を帯びるハイブリッド車競争の行く先には、何が待ち構えているのか?
続きを読む