信用金庫と信用組合で異変が起きている。第三者委員会から「我が国の金融機関の歴史を見ても類例をみないほどに悪質」と評されたいわき信用組合の一件をはじめ、経営陣主導の不祥事が後を絶たない。また、有価証券運用で多額の含み損を抱えた栃木信用金庫に信金中央金庫が資本支援を決定。有価証券運用の課題も顕在化する中、金融庁が全国の信金・信組に対して重点的にモニタリングする二つの項目が判明した。そして新たに浮上した問題点を浮き彫りにする。

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