仮想通貨(暗号資産)のレバレッジ取引では、実際に口座に預け入れた資金の金額よりも大きな規模の仮想通貨を取引して、より効率的にリターンを狙うことができる。
これだけ聞くと、非常に魅力的に感じるかもしれないが、一方でレバレッジ取引には相応のリスクやデメリットもある。
そこで、今回は仮想通貨のレバレッジ取引に興味を持った方に向けて、そのメリット・デメリットや、取引をおこなううえでの注意点などを解説していく。
- レバレッジ取引とは証拠金を担保にして、実際に預けた金額よりも大きな規模の取引ができる取引方法のことである
- 仮想通貨のレバレッジ取引では、最大2倍までレバレッジをかけることができる
- レバレッジ取引は現物取引と違って、下落相場でも利益を狙える
- より大きな割合の利益を期待できる一方、損失リスクも大きくリスク管理が重要
- DMM Bitcoinでは、国内最多となる豊富な銘柄でレバレッジ取引が可能
仮想通貨のレバレッジ取引を提供する仮想通貨取引所や証券会社は多いが、その中でもDMM Bitcoin は、もっとも多くの銘柄をレバレッジ取引で取り扱っている。
口座開設は無料でできるので、気になる方はこの機会にDMM Bitcoin公式サイトをチェックしてみてほしい。
仮想通貨/ビットコインのレバレッジ取引とは
仮想通貨のレバレッジ取引とは、口座に預けた証拠金(資金)を担保にして、その証拠金の金額よりも大きな規模の仮想通貨取引ができる取引方法のことである。
国内の仮想通貨事業者が提供するレバレッジ取引は、その大半が差金決済取引(CFD)だ。差金決済取引とは、仮想通貨の現物の受け渡しはおこなわず、保有するポジションを反対売買で決済することによって生じた損益のやり取りを、金銭の授受のみでおこなう金融商品のことを指す。
ちなみに、仮想通貨の現物取引サービスは資金決済法における暗号資産交換業に該当するが、レバレッジ取引のサービスは第一種金融商品取引業に当たり、サービスを提供するにはそれぞれの事業者登録が必要となる。
そのため、第一種金融商品取引業者としての登録がなく、レバレッジ取引を扱っていない仮想通貨取引所もあれば、現物取引を扱わない証券会社などが第一種金融商品取引業者として、仮想通貨のレバレッジ取引を手がけているパターンもある。
仮想通貨のレバレッジ取引のメリット
仮想通貨のレバレッジ取引には、次のようなメリットがある。
- 資金効率を上げられる
- 下落相場でも利益を狙える
- 24時間365日、取引ができる
資金効率を上げられる
前述のとおり、仮想通貨のレバレッジ取引では、証拠金を担保にレバレッジをかけることで、預けた証拠金の金額よりも規模の大きな取引ができる。
海外では事情は異なるが、日本の仮想通貨事業者におけるレバレッジ倍率は最大2倍までと法令で定められている。これは、10万円の証拠金で、最大20万円規模の取引が可能ということだ。
例えば、投資対象の価格が10%値上がりすると、10万円分の現物取引では1万円の利益となるが、2倍のレバレッジをかけて20万円分のポジション(建玉)を保有していれば、利益は2倍の2万円となる。
なお、各銘柄のレバレッジを任意で設定することはできないが、保有するポジションの数量を調整することによって、口座に預け入れた総資産に対する実質的なレバレッジは、ユーザーがそれぞれコントロールすることはできる。
下落相場でも利益を狙える
現物取引の場合は、買いから取引に入り、買った価格よりも高い価格で売るという形でしか売買差益を得られない。
一方、現物のやり取りはおこなわず、対象となる通貨の値動きのみを利用するレバレッジ取引では、売りから取引に入り、売った価格よりも安い価格になったタイミングで買い戻すという形でも、売買差益を得ることができる。
つまり現物取引とは違い、レバレッジ取引では上昇相場と下落相場のどちらにも、利益を狙うチャンスがあるということだ。
また、現物取引で仮想通貨を現物として保有している場合に、価格が下がりそうなタイミングでレバレッジ取引で売りのポジションを保有すれば、現物の価格下落による損失を相殺するリスクヘッジとして活用することも可能だ。
24時間365日、取引ができる
レバレッジ取引は仮想通貨だけでなく、株や為替などの他の金融商品でもおこなうことができる取引手法だが、例えば日本株のレバレッジ取引の場合、取引時間は日本の株式市場がオープンしている平日9時~15時までとなっている。
また、為替のレバレッジ取引(FX)は、土日に取引することができない。
それらに対し、仮想通貨のレバレッジ取引は24時間365日、取引が可能だ。
そのため、仕事が終わった平日の夜に取引をしたり、土日の休みにゆっくり時間を使って取引をしたりと、普段、仕事で忙しい方も自分の好きなタイミングで取引を楽しむことができる。
仮想通貨のレバレッジ取引のデメリット
一方、仮想通貨のレバレッジ取引には、次のようなデメリットも存在している。
- レバレッジのかけ方次第では、損失のリスクも大きくなる
- レバレッジ手数料がかかる
- 含み損が膨らみすぎると、ロスカットされる場合がある
レバレッジのかけ方次第では、損失のリスクも大きくなる
先ほどレバレッジ取引のメリットとして、資金効率がよく、同じ投資金額でも現物取引以上の利益が狙えることを挙げたが、これは損失のリスクについても同様で、レバレッジ取引では同じ投資金額で現物取引以上の損失を被るリスクがある。
例えば、投資対象の価格が10%値下がりした場合、10万円分の現物取引では1万円の損失で済むものの、レバレッジ取引で2倍のレバレッジをかけ、10万円の証拠金で20万円分のポジションを保有していたら、2万円の損失が生じてしまう。
実質的なレバレッジ倍率は保有するポジションの数量によってコントロールできるものの、レバレッジ取引ではポジションの取り方次第で、現物取引よりも大きな割合の損失を被る場合がある。
レバレッジ手数料がかかる
現物取引の場合は、購入した銘柄を仮想通貨取引所のウォレットに預けたままにしていても、それを管理するための手数料を求められることはない。
しかしレバレッジ取引では、売りでも買いでもポジションを翌営業日に持ち越すと、保有しているポジションを管理するための「レバレッジ手数料」を支払わなければならない。
レバレッジ手数料の金額は業者ごとに異なっており、例えばDMM Bitcoin では、ポジション金額×0.04%/日となっている。
10万円分のポジションを保有している場合、レバレッジ手数料は1日あたり40円になる計算だ。
1日単位で見ると少額に思えるかもしれないが、レバレッジ手数料はポジションを持ち越す度に発生して日々、積み重なっていくものなので、レバレッジ取引は長期投資には不向きと言えるだろう。
含み損が膨らみすぎると、ロスカットされる場合がある
現物取引では、仮に投資対象が値下がりしていった場合でも含み損が投資した資金以上に膨らむことはないため、将来的な値上がりに期待して、含み損のままポジションを長期保有することもできる。
一方、レバレッジ取引では証拠金以上の規模の取引ができるため、仮に何の制限もなければ、含み損や確定損失が預けた証拠金の金額を上回って、資産がマイナスになってしまうことも起こり得る。
そこでレバレッジ取引には、資産がマイナスになることを回避するための仕組みとして、ロスカット(ポジションの強制決済)のルールが導入されている。
ロスカットが発動する水準は業者ごとに異なるが、例えばDMM Bitcoin では証拠金維持率が50%以下になると、自動的にロスカットが執行されてしまう。
ロスカットによって損失が限定され、投資家と事業者の双方が守られる仕組みだが、ロスカットは投資家の意図とは関係なく強制的におこなわれるため、投資家目線で見た場合、すべての投資家にとって必ずしも望ましい制度とは言えないかもしれない。
ちなみに、証拠金維持率(%)は、(純資産-注文中証拠金)÷ポジション必要証拠金×100によって算出される。
レバレッジ取引におすすめの仮想通貨取引所
仮想通貨のレバレッジ取引を提供する仮想通貨取引所や証券会社は、国内に数多く存在する。
今回はその中でもおすすめの5社を紹介していきたいと思う。
DMM Bitcoin
名称 | DMM Bitcoin |
運営会社 | 株式会社DMM Bitcoin |
提供する取引形式 | 現物取引(販売所・BitMatch注文) レバレッジ取引(販売所・BitMatch注文) |
レバレッジ取引の取り扱い銘柄数 | 34種類(2024年3月時点) |
レバレッジ取引の最小取引数量 | 販売所:0.0001BTC BitMatch注文:0.1BTC |
レバレッジ取引の取引手数料 | 販売所:無料、スプレッドあり BitMatch注文:0.01BTCあたり36円 |
レバレッジ倍率 | 最大2倍 |
レバレッジ手数料 | ポジションごとに0.04%/日 |
追加証拠金制度* | あり(証拠金維持率<100%が対象) |
ロスカット水準 | 証拠金維持率≦50% |
公式サイト | DMM Bitcoinの公式サイト |
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- レバレッジ取引の取り扱い銘柄数が国内最多
- 保有している仮想通貨(現物)を、レバレッジ取引の証拠金に充てることができる
- 取引コストを抑えられるオリジナルの注文方法を提供している
DMM Bitcoinは、レバレッジ取引で国内最多となる34種類の銘柄(2024年3月時点)を取り扱う、レバレッジ取引に長けた仮想通貨取引所だ。
レバレッジ取引だけでなく現物取引のサービスも手がけており、現物の仮想通貨を保有している場合は、それをレバレッジ取引の証拠金として有効活用することもできる。
また、DMM Bitcoinではオリジナルの注文方法である「BitMatch注文」を提供しており、それを活用すると実質的な取引コストに相当するスプレッド(売値と買値の差額)がないため、より割安なコストで取引することが可能になる。
口座開設は無料でできるので、気になる方はぜひこの機会にDMM Bitcoinの公式サイトを覗いてみるとよいだろう。
楽天ウォレット
名称 | 楽天ウォレット |
運営会社 | 楽天ウォレット株式会社 |
提供する取引形式 | 現物取引(販売所) レバレッジ取引(販売所・取引所) |
レバレッジ取引の取り扱い銘柄数 | 9種類 |
レバレッジ取引の最小取引数量 | 販売所:0.01BTC 取引所:0.01BTC |
レバレッジ取引の取引手数料 | 販売所:無料、スプレッドあり 取引所:Maker -0.01% Taker 0.03% |
レバレッジ倍率 | 最大2倍 |
追加証拠金制度* | あり(証拠金維持率<100%が対象) |
ロスカット水準 | 証拠金維持率<100% |
公式サイト | 楽天ウォレット公式サイト |
関連記事 | 楽天ウォレットの評判 |
楽天ウォレットは、楽天ウォレット株式会社により運営されている国内仮想通貨取引所の一つだ。
「楽天」の文字からもわかるように、日本を代表する企業の楽天グループの傘下の会社により運営されているので安心して利用することができるだろう。
取り扱っている銘柄の数は9種類と、他の取引所と比べて若干見劣りするが、ビットコインやイーサリアムなどのメジャーな通貨はしっかりと取り扱っている。
さらに、楽天ウォレットでは証拠金取引所サービスのスマートフォンアプリである「Wallet Pro EX」が2023年8月末にリリースされ話題になっている。
今まで、楽天ウォレットのレバレッジ取引サービスはWeb版からのみの利用となっていたが、今回スマートフォンアプリとしてのリリースを果たした形となっている。
そのため、「スマホアプリで快適にレバレッジ取引を始めてみたい」という方にも、楽天ウォレットはおすすめの取引所であると言えるだろう。
また、楽天ポイントを仮想通貨に交換して取引を始めることもできるので、楽天ユーザーにもおすすめの取引所となっている。※最低100ポイントから交換可能。現物取引の取り扱い銘柄が対象
まだ口座をお持ちでないという方は、ぜひともこの機会に楽天ウォレットの公式サイトを確認してみてほしい。
GMOコイン
名称 | GMOコイン |
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引(販売所・取引所) |
レバレッジ取引の取り扱い銘柄数 | 8種類 BTC、ETH、BCH、LTC、XRP、 XLM、BAT、XTZ |
レバレッジ取引の最小取引数量 (ビットコインの場合) |
レバレッジ取引(販売所):0.01BTC レバレッジ取引(取引所):0.01 BTC |
レバレッジ取引の取引手数料 | レバレッジ取引(販売所):無料、スプレッドあり レバレッジ取引(取引所):無料 |
レバレッジ倍率 | 2倍(個人のお客さま) |
追加証拠金制度 | あり* |
ロスカット制度 | あり** |
その他のサービス | つみたて暗号資産 貸暗号資産 ステーキング IEO API |
公式サイト | GMOコイン公式サイト |
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**現在値が建玉のロスカットレートに到達した場合、またはGMOコイン所定の証拠金維持率に達した場合に発動
GMOコインは、東証プライムに上場しているGMOインターネットグループ傘下の仮想通貨取引所だ。
レバレッジ取引では、8種類もの仮想通貨を取り扱っており、さまざまな選択肢から取引する銘柄を選ぶことができる。
また取引形式においては、レバレッジ取引・現物取引ともに、GMOコインとユーザーの間で取引をする「販売所」の形式と、ユーザー間で取引することが可能な「取引所」の2種類が提供されている。
また、レバレッジ取引だけではなく、仮想通貨の積立サービスやステーキング、レンディングやIEOなど、多くの投資家たちに求められているであろうサービスが多く提供されていることも特徴だ。
このようにサービスが充実していることもあり、ユーザーからの評価も高く、オリコンの顧客満足度では2年連続No.1*に輝いている人気の取引所だ。*2021年・2022年 オリコン顧客満足度® 調査 暗号資産取引所 現物取引 第1位
トレイダーズ証券
運営会社 | トレイダーズ証券株式会社 (トレイダーズホールディングス株式会社の完全子会社) |
提供する取引形式 | レバレッジ取引 |
5種類(2024年3月時点) BTC/JPY ETH/JPY XRP/JPY LTC/JPY BCH/JPY |
|
最小取引数量 | BTC/JPY:0.001BTC ETH/JPY:0.01ETH |
レバレッジ取引の最大倍率 | 2倍 |
ロスカットについて | 口座内の証拠金維持率が100%未満の際、 100%を上回るまで古い建玉から順次強制決済を行う |
公式サイト | みんなのコイン公式サイト |
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トレイーダーズ証券は、FXサービスのLIGHT FXやみんなのFXを提供する証券会社だ。トレイダーズ証券の提供するみんなのコインでは、仮想通貨のCFDサービスを利用できる。
仮想通貨の現物取引は扱っていないが、FXやCFDに特化したサービスの実績が豊富にあることから、取引ツールの操作性は高い人気を誇る会社だ。
ビットコインを含む5銘柄のCFD取引が可能となっており、売り(short)から入ることで下落局面でも利益が見込める。
取引手数料や入出金手数料などの各種手数料が無料となっているので、余計なコストをかけずに取引できる点も魅力だ。
マネーパートナーズ(まいにち暗号資産)
名称 | まいにち暗号資産 |
運営会社 | 株式会社マネーパートナーズ |
提供する取引形式 | レバレッジ取引 |
取り扱い銘柄数 | 4種類(2024年3月現在) ビットコイン/円(BTC/JPY) イーサリアム/円(ETH/JPY) ライトコイン/円(LTC/JPY) ビットコインキャッシュ/円(BCH/JPY) |
最小取引数量 |
BTC/JPY:0.001 ETH/JPY:0.01 LTC/JPY:0.01 BCH/JPY:0.01 |
レバレッジ取引の最大倍率 | 2倍 |
レバレッジ取引のロスカット基準 | 証拠金維持率100% |
公式サイト | マネーパートナーズ公式サイト |
関連記事 | マネーパートナーズの評判 |
まいにち暗号資産は、主にFX(外国為替証拠金取引)を取り扱うマネーパートナーズが提供している暗号資産CFDのサービスだ。
レバレッジ取引のみを扱っており、4種類の銘柄は最大2倍のレバレッジをかけた取引ができる。
買い(Long)だけではなく、売り(short)からエントリーをすることで、仮想通貨の急落・暴落時でも収益が見込める点が魅力だ。
また、まいにち暗号資産では公式サイト上にリアルタイムレートや、「スプレッド提示状況として過去の提示スプレッドの実績を公開しているため、スプレッドの傾向を把握しやすいというメリットがある。
変動の激しい仮想通貨のレバレッジ取引では、スプレッドの広がりを特に意識する必要があるので、短期売買で小さな値幅を狙う際に最適な会社と言えるだろう。
仮想通貨のレバレッジ取引のやり方
続いて、先ほど取り上げたDMM Bitcoinを例にして、仮想通貨のレバレッジ取引の方法を紹介する。
- 口座を開設する
- 投資資金を入金する
- 取引対象を決める
- 値動きを分析する
- 売りまたは買いの注文を入れる
- ポジションを決済する
口座を開設する
まずはDMM Bitcoin公式サイトにアクセスして、口座開設を申し込もう。
DMM Bitcoinでの口座開設手続きは以下の3ステップで、本人確認手続きを「スマホでスピード本人確認」でおこなった場合は、申し込みから最短1時間で取引を始めることができる。
- メールアドレスの登録
- 基本情報の入力
- 本人確認(「スマホでスピード本人確認」または「本人確認書類アップロード」)
投資資金を入金する
口座開設が完了したら、次はその口座に投資資金を入金しよう。
DMM Bitcoin への入金方法には「クイック入金」と「振込入金」の2種類があり、それぞれ以下のようなルールが定められている。
入金方法の種類 | クイック入金(ネットバンキングを使った入金サービス) 振込入金 |
受付時間 | 24時間365日 |
手数料 | クイック入金:無料 振込入金:無料(振込手数料は自己負担) |
最低入金金額 | クイック入金:5,000円以上 振込入金:制限なし |
最高入金金額 | クイック入金:1億円未満 振込入金:制限なし |
所要時間 | クイック入金:即時反映 振込入金:順次反映 |
また前述のとおり、DMM Bitcoinでは保有している仮想通貨(現物)を証拠金にすることもできる。
例えば、他社のウォレットに眠らせている仮想通貨があれば、それをDMM Bitcoin に送金したのち、レバレッジ取引の証拠金として有効活用することも可能だ。
ちなみに、DMM Bitcoinにおける仮想通貨の入金手数料は無料(ネットワーク手数料は自己負担)だ。
取引対象を決める
投資資金(証拠金)を口座に入金してレバレッジ取引を始める環境が整ったら、次はどの銘柄を取引するか決定しよう。
DMM Bitcoin では2023年11月時点で、以下の31種類の通貨をレバレッジ取引で取り扱っている。
ビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)エックスアールピー(XRP)ライトコイン(LTC)ビットコインキャッシュ(BCH)ニッポンアイドルトークン(NIDT)カルダノ(ADA)アルゴランド(ALGO)エイプコイン(APE)コスモス(ATOM)アバランチ(AVAX)アクシーインフィニティ(AXS)ベーシックアテンショントークン(BAT)チリーズ(CHZ)ドージコイン(DOGE)ポルカドット(DOT)エンジンコイン(ENJ)イーサクラシック(ETC)FCRコイン(FCR)フレア(FLR)ヘデラハッシュグラフ(HBAR)アイオーエスティー(IOST)チェーンリンク(LINK)ポリゴン(MATIC)メイカー(MKR)モナコイン(MONA)オアシス(OAS)オーエムジー(OMG)クアンタム(QTUM)サンドボックス(SAND)シバイヌ(SHIB)ソラナ(SOL)トロン(TRX)ネム(XEM)ステラルーメン(XLM)テゾス(XTZ)シンボル(XYM)ジパングコイン(ZPG)
これらの銘柄は、いずれも時価総額やボラティリティ(価格変動の度合い)が異なっており、一般的にはビットコインのようなメジャー通貨は比較的ボラティリティが低く、マイナーな仮想通貨になるほどボラティリティは高くなる傾向がある。
また、一般的なレバレッジ取引ではマイナーな銘柄ほど取引コストにあたるスプレッドは広い傾向があるので、そういった違いを考慮しながら、どの銘柄に投資するのかを決めるとよいだろう。
値動きを分析する
レバレッジ取引は利益の割合も損失の割合も現物取引に比べて大きくなるので、有利なタイミングでポジションを建てることがより重要だ。
そこで取引対象が決まったら、値ごろ感で取引をするのではなく、取引に適したタイミングかどうかよく値動きを分析しよう。
DMM Bitcoinの場合は、PC版・スマホアプリ版ともに取引ツールが高性能で、移動平均線やMACDなどのテクニカル分析ツールで細かな値動きの分析が可能だ。
売りまたは買いの注文を入れる
か買いかの方向を決めて、注文を入れよう。
DMM Bitcoinには次のように多彩な注文方法が用意されているので、自身の戦略に合ったものを活用するとよいだろう。
ストリーミング(成行)注文、指値注文、逆指値注文、OCO、IFD、IFO、BitMatch注文、一括決済、クイック決済
売りまたは買いのポジションを保有したら、最終的に反対売買で決済することによって、利益または損失が確定する。
以上、DMM Bitcoinでのレバレッジ取引の方法を紹介したが、基本的な取引の仕組みは他社でも変わらない。
仕組みが理解できたら、ぜひDMM Bitcoinなどの仮想通貨取引所や証券会社で口座を開設して、実際にレバレッジ取引に挑戦してみるとよいだろう。
仮想通貨のレバレッジ取引の注意点
最後に、仮想通貨のレバレッジ取引にチャレンジする上で注意しておきたい点を3つ解説しておく。
- 余剰資金を用いること
- リスクを取り過ぎないこと
- 損切りを適切におこなうこと
余剰資金を用いること
これは仮想通貨のレバレッジ取引に限らず、あらゆる投資商品に言えることだが、投資には必ず損失のリスクが付きまとう。
また損失のリスクは、初心者から上級者まで投資の腕に関わらず平等に存在する。
そのため、レバレッジ取引に臨む際も損失のリスクを考慮して、万が一失っても生活に影響が出ない余剰資金を用いて取引するとよいだろう。
リスクを取り過ぎないこと
デメリットでも挙げたが、レバレッジ取引では実質的なレバレッジの割合次第では損失のリスクも大きくなり、場合によっては意図せずロスカットされる事態に陥ることもある。
現物取引以上の資金効率を求めるうえでは、レバレッジ取引は非常に有効だが、一方で過度にレバレッジをかけ過ぎないことも重要だ。
なお、リスクの許容度は人それぞれ異なるため、預けた資産の総額に対してどの程度までレバレッジをかけて取引をしてよいのかの基準は、実践を通じて自分で掴む必要がある。
損切りを適切におこなうこと
現物取引の場合は保有銘柄の管理コストがかからないので、思惑と外れた場合、ポジションをいわゆる塩漬けにしてしまうという選択肢も考えられるだろう。
しかしレバレッジ取引では、ポジションを持ち越す度にレバレッジ手数料が発生するし、含み損が膨らみすぎるとロスカットされるリスクもある。
したがって、レバレッジ取引では想定外の値動きとなったときに損切りすることを、あらかじめ投資戦略に組み込んでおいた方がよいだろう。
仮想通貨/ビットコインのレバレッジ取引に関してよくある質問
- レバレッジ取引は初心者でもできますか?
-
初心者でもレバレッジ取引をすることができる。
海外取引所と比較すると、国内取引所はレバレッジを最大2倍までしかかけることはできないため、細心の注意を払っておけば巨額な損失には繋がりにくいと言える。
しかし、レバレッジ取引は通常よりも利益も損失も発生しやすい点には変わりないため、メリット・デメリットを考慮したうえで投資を行うことをおすすめする。
- レバレッジ取引はどの仮想通貨取引所でもできますか?
-
すべての取引所がレバレッジ取引に対応しているわけではないが、国内でも多くの取引所が対応している。
豊富な銘柄でレバレッジ取引ができるDMM BItcoinや、セキュリティ面で信頼できるbitFlyerはその一例である。
本記事では、DMM Bitcoinを例に口座開設方法から実際の取引までの流れを解説しているので、興味のある方は公式サイトを確認しておこう。
仮想通貨/ビットコインのレバレッジ取引のまとめ
今回は仮想通貨のレバレッジ取引について、メリット・デメリットや実践方法などを紹介した。
- 仮想通貨のレバレッジ取引では、最大2倍のレバレッジをかけて大きな割合の利益を狙える
- 売りからも取引を始められるので、下落相場にもチャンスがある
- 24時間365日取引が可能なため、好きな時間に取引を楽しめる
- レバレッジ手数料がかかることから、長期投資には不向き
- DMM Bitcoinでは、現物の仮想通貨をレバレッジ取引の証拠金に充てられる
仮想通貨のレバレッジ取引では、預け入れた証拠金以上の金額を動かせるため、大きなリターンを狙うことができる。
また現物取引と違って、上昇相場と下落相場のどちらでも利益を得られるチャンスがある。
ただし、実際にレバレッジ取引をおこなう際は、レバレッジによって現物取引よりもリスクが大きくなることや、レバレッジ手数料が発生するため長期投資には向かないことなど、デメリットについてもよく理解しておく必要があるだろう。
そのレバレッジ取引を提供する仮想通貨取引所や証券会社のなかで、おすすめは豊富な銘柄を取り扱うDMM Bitcoinだ。
この記事を通じて仮想通貨のレバレッジ取引に興味を持った方は、ぜひDMM Bitcoinの公式サイトにアクセスして、サービス詳細を確かめてみてほしい。