仮想通貨(暗号資産)のウォレットは、NFTマーケットプレイスやブロックチェーンゲームなどの、ブロックチェーンを基盤としたサービスを利用する際に欠かせない存在だ。
その数あるウォレットの中でも高い人気を誇るのが、MetaMask(メタマスク)だ。
この記事では、人気のウォレットMetaMaskの、特徴や使用方法などを解説していく。
- MetaMaskの基本情報や主な特徴
- WebブラウザからのMetaMaskの作成方法
- MetaMaskの基本的な使い方
- MetaMaskを利用する際の3つの注意点
- 仮想通貨を購入するなら、国内大手取引所のSBI VCトレードがおすすめ!
MetaMaskを利用する際は、イーサリアムなどの仮想通貨を購入できる仮想通貨取引所の口座も、合わせて用意しておくとよいだろう。
その中でもSBI VCトレードは、1円という少額から仮想通貨を購入できるのでおすすめだ。
まだ口座をお持ちでない方は、ぜひこの機会にSBI VCトレードの公式サイトをチェックしてほしい。
メタマスク(MetaMask)とは?
名称 | MetaMask(メタマスク) |
サービス開始 | 2016年9月 |
主な機能 | 仮想通貨の購入 トークンの保管 トークンの送受信 ブロックチェーン基盤のサービスでの決済 仮想通貨のスワップ(交換) 仮想通貨のブリッジ(チェーンを跨ぐ) 仮想通貨の現金化(※日本在住者不可) |
対応チェーン | イーサリアム イーサリアムとのEVM互換性を持つブロックチェーン (Polygon, Avalancheなど) |
対応ブラウザ | Google Chrome Microsoft Edge Firefox Brave |
アプリの対応OS | iOS Android |
MetaMaskは、イーサリアムチェーンを基盤にした、ソフトウェア開発企業のConsenSysが手がける仮想通貨のウォレットだ。
仮想通貨のウォレットとは、ブロックチェーン上に記録された仮想通貨のデータへのアクセス権限を示す、「秘密鍵」を管理するツールのことを指すが、文字どおり、仮想通貨を保管できる財布(=財布)と認識しておけば差し支えないだろう。
MetaMaskは、単に仮想通貨を管理できるだけでなく、仮想通貨のスワップ(交換)機能などといった便利な機能を多く備えており、多くのユーザーから支持を集めている。
ConsenSysによると、2022年1月の月間アクティブユーザー数は3,000万人を超えており、現在、数あるウォレットの中でももっともポピュラーな存在となっている。
利用料は無料で、PCからはWebブラウザの拡張機能として利用できる。
さらに、スマホアプリも用意されており、iOSとAndroidのどちらからも無料でダウンロードして使用することが可能だ。
メタマスク(MetaMask)の特徴
MetaMaskには、主に次のような特徴がある。
- MetaMaskと接続することで、ブロックチェーンを基盤にした様々なサービスを利用できる
- ガス代(ネットワーク手数料)をコントロールできる
- 仮想通貨(トークン)の交換(スワップ)ができる
- イーサリアムの少額ステーキングに対応
- ブリッジ機能(チェーンを跨ぐためのツール)を搭載
- エアドロップ確認機能が実装
- 新技術「スマート・トランザクション」が利用可能
- 仮想通貨の現金化ができる(※日本在住者は不可)
MetaMaskと接続することで、ブロックチェーンを基盤にした様々なサービスを利用できる
MetaMaskは、ブロックチェーンを基盤にしたNFTマーケットプレイスやブロックチェーンゲームなどの様々なサービスとの連携に対応しており、それらのサービスにMetaMaskを接続することで、サービス内の取引や決済をMetaMaskに保管している仮想通貨を使っておこなうことができるようになっている。
対応しているチェーンはイーサリアムチェーンと、イーサリアムとのEVM互換性があるブロックチェーンで、以下のようなものがある。
- イーサリアム
- BNBチェーン
- Polygon
- Avalanche
- Harmony など
ガス代をコントロールできる
ガス代(ネットワーク手数料)とは、ブロックチェーン上のサービスで取引などをおこなう際(ブロックチェーンに取引の内容を記録する際)にかかる手数料のこと。
イーサリアムなどのブロックチェーンでは、1秒間に処理できる取引のキャパシティが決まっているため、そのキャパシティを超えた場合はより多くのガス代を支払ったユーザーが優先されて、取引が処理される仕組みとなっている。
このように、ガス代は処理の状況によって変動するため、処理が集中しているときは、ガス代が高騰することもある。
MetaMaskには、取引の処理スピードを3段階から選択できる機能(処理スピードを上げようとするとガス代も上がり、逆に処理スピードを下げるとガス代を節約できる)が用意されているほか、ガス代の許容上限値を設定する機能があるため、それらの機能を活用することで、ガス代を払い過ぎないようコントロールできるようになっている。
仮想通貨(トークン)のスワップ(交換)ができる
トークンとは、イーサリアムなどのブロックチェーン技術を用いて発行された、独自の基軸通貨(仮想通貨)のこと。
例えば、イーサリアムチェーンの基軸通貨はイーサリアムだが、イーサリアムチェーンのシステムを利用する、テザー(USDT)やベーシックアテンショントークン(BAT)など、数多くのトークンが発行されている。
MetaMaskでは、これらのトークンのスワップ(交換)機能が備わっているため、仮想通貨取引所を利用しなくてもトークンを取引することが可能だ。
また、各トークンの価格レートは、DEXやマーケットメイカーのデータを組み合わせることで適性な水準に設定されている。
イーサリアムの少額ステーキングに対応
MetaMaskは、2024年6月よりイーサリアムのプールステーキング機能を新たにユーザー向けに提供開始した。
従来、イーサリアムブロックチェーン上で最低限必要な32ETH(約1,780万円)を保有しているユーザーのみが、Consensys社が管理するバリデータに直接ステークできたが、この新機能により少額からのステーキングが可能となっている。
また、ETHをアンステークする際にはいつでも可能だが、待ち時間が発生し、その時間は現在のバリデーターの終了キューに依存する仕組みだ。
Consensysによれば、MetaMaskのプールステーキングはマルチクラウド、マルチリージョン、マルチクライアントインフラストラクチャ上で運用される33,000以上のイーサリアムバリデータによって支えられており、すでに100万ETH以上がステーキングされているという。
暗号資産ウォレットとしての用途に加え、ステーキングを活用した資産運用としての機能も果たすことで高い注目を集めている。
ブリッジ機能(チェーンを跨ぐためのツール)を搭載
2022年後半より、メタマスクを用いて仮想通貨のブリッジもおこなうことができるようになった。
語弊を恐れずに簡単に説明するとするなら、仮想通貨のブリッジとは、あるチェーンにある仮想通貨(トークン)を別のチェーンに跨いで移転するためのツールである。
ブリッジが生み出される前は、例えば、イーサリアムチェーンにあるUSDTをポリゴンチェーンに移すために、一度イーサリアムチェーンでUSDTをCEXに送付し、CEXからポリゴンチェーンを用いてUSDTを送付する必要があった。
しかし、ブリッジを使用することによって、CEXを通さずとも、より簡単にチェーンを跨いでUSDTを移転することができるようになった。
今まで、ブリッジの機能はメタマスクに搭載されていなかったが、2022年後半より、メタマスクでもブリッジを簡単におこなえるようになった。
気になる方は是非試してみてほしい。
エアドロップ確認機能が実装されている
MetaMaskでは、2024年4月に仮想通貨のエアドロップ確認機能を実装した。
仮想通貨のエアドロップ
発行元の企業やプロジェクトがおこなう、仮想通貨やトークンの無料配布イベント
エアドロップは、エコシステムへの参加者増加や発行元の知名度上昇を狙って行われるケースが多い。エアドロップの開催は、ユーザーが個別のサイトにアクセスして情報を収集する必要があった。
今回、MetaMaskでエアドロップの確認機能が実装されたことで、ユーザーはウォレット内で全てのエアドロップの資格をチェックできるようになっている。
エアドロップ時に手間となっていた情報収集を、MetaMaskを通じて簡単に参加資格の確認が可能だ。
新技術「スマート・トランザクション」が利用可能
MetaMaskには、米Web3ソフトウェア企業Consensysが開発した新技術である「スマート・トランザクション」が利用可能だ。
スマート・トランザクション機能は無料で利用できるサービスだ。
- 高い取引成功率:ベータテストにおいて、業界平均を大きく上回る99.5%の成功率を達成
- 手数料の節約:ガス代をより正確に予測し、フロントランニングを防ぎ、取引失敗を防止
- トランザクションの可視化:ウォレットのダッシュボードで、トランザクションの状況をリアルタイムに把握
スマート・トランザクションは、すべてのMetaMaskユーザーにオプションとして提供される。この機能を使用すると、取引がチェーン上で承認されるまで非公開に保たれ、ボットによるフロントランニングを防ぐことが可能だ。
さらに、すべてのスマート・トランザクションは事前にシミュレーションされるため、取引の成功率が向上し、ガス代(手数料)を削減可能。
取引の状況は開始から終了までリアルタイムで直接MetaMaskウォレットに表示される。
仮想通貨の現金化ができる
メタマスクでは、2023年9月より仮想通貨を現金化するサービスが導入された。
現時点で日本在住者は利用できないが、欧州国の一部ではSEPA決済、アメリカでは銀行送金で出金ができるようになっている。
現在イーサリアムメインネットでの売却だけ対応しているが、今後はL2ネットワークにも対応する見通しだ。
今回の現金化対応に限らず、Apple PayやPayPalの決済機能を導入するなど、メタマスクでは現在に至るまで利便性向上に努めている。
メタマスク(MetaMask)の始め方/使い方
次に、MetaMaskの作成方法を紹介しよう。
ここでは、WebブラウザのGoogle Chromeを例に解説していく。
- Google ChromeのウェブストアからMetaMaskをダウンロードする
- MetaMaskウォレットを作成する
- リカバリーフレーズを適切に保存する
Google ChromeのウェブストアからMetaMaskをダウンロードする
まずはMetaMaskの公式サイトにアクセスして、トップ画面にある「Download」をクリックする。
Google Chromeのウェブストアに遷移するので、「chromeに追加」をクリックすると、自身のGoogle Chromeの拡張機能の中にMetaMaskが追加される。
MetaMaskウォレットを作成する
拡張機能にMetaMaskが追加されると、Webブラウザ上で自動的にMetaMaskのページが開くので、新しくウォレットをつくる場合は「ウォレットを作成」を選択しよう。
次に、MetaMaskが品質向上のためにユーザーの使用状況データの一部を収集している旨が示されるので、内容をよく確認して問題がなければ「同意する」をクリックし、ウォレットの作成に進もう。
ちなみに、ここでデータの収集に同意しなくても、ウォレットの作成に支障はない。
続いて、利用規約を確認したら、8文字以上のパスワードを設定しよう。
シークレットリカバリーフレーズを保存する
パスワードを設定するとMetaMaskウォレットが作成され、12個の単語からなるシークレットリカバリーフレーズが割り当てられる。
シークレットリカバリーフレーズはウォレットを復元するときに必要となるので、必ず紛失や流出がしない形式で厳重に管理・保管をしておこう。
最後に、シークレットリカバリーフレーズを適切に保存したことを確認したら、MetaMaskの作成手続きは完了だ。
なお、ここではWebブラウザ上でMetaMaskを作成する方法を紹介したが、アプリ版でもダウンロード後の流れは基本的に変わらない。
Webブラウザ版とアプリ版のどちらからも無料で作成することができるので、気軽に始めることができる。
MetaMaskへ送金する仮想通貨はSBI VCトレードで購入できるので、まだSBI VCトレードに口座をお持ちでない方は、ぜひこの機会に公式サイトをチェックしてほしい。
メタマスク(MetaMask)の使い方・送金方法
次に、MetaMaskの基本的な使い方を解説していく。
- 仮想通貨取引所で仮想通貨を購入する
- 仮想通貨をMetaMaskに送金する
- 各種サービスにMetaMaskを接続する
仮想通貨取引所で仮想通貨を購入する
まずは、ブロックチェーンを基盤にした各種サービスを利用する際に必要となる仮想通貨を、仮想通貨取引所で用意しよう。
SBI VCトレードなら、1円という少額から仮想通貨を購入することができるので、まずはお試しで購入してみたいという方にもおすすめの取引所だ。
まだ口座をお持ちでない方は、この機会にSBI VCトレードの公式サイトをチェックしてみよう。
仮想通貨をMetaMaskに送金する
仮想通貨取引所でイーサリアムなどの仮想通貨を購入したら、MetaMaskへ仮想通貨を送金しよう。
MetaMaskのウォレットアドレスは、メニューの中にある「アカウントの詳細」から確認できる。
仮想通貨取引所側からは、SBI VCトレードなら自身のアカウントのメニューにある「日本円・暗号資産の出金」から送金の手続きがおこなえる。
送金したい銘柄を選択したら、MetaMaskのウォレットアドレスと送金する数量、送金目的を入力して申請するだけで手続きは完了だ。
各種サービスにMetaMaskを接続する
多くのブロックチェーン上のサービスは、MetaMaskなどのウォレットを接続することで自動的にアカウントが生成されるため、個人情報などを登録してアカウントを作成しなくてもサービスを利用できるようになっている。
仮想通貨取引所からMetaMaskへイーサリアムなどの仮想通貨を送金したら、各種サービスにMetaMaskを接続しよう。
例えば、NFTマーケットプレイスの「OpenSea」なら、以下の手順でMetaMaskを接続することができる。
- トップ画面右上にある人型のアイコンをクリックする
- ウォレットの選択肢が表示されるので、MetaMaskを選択する
- MetaMaskのロックを解除する
- MetaMaskの署名要求画面で「署名」をクリックする
以上がMetaMask の基本的な使い方だ。
興味がある方は、SBI VCトレードなどの仮想通貨取引所の口座とMetaMask を準備して、各種サービスへ実際に接続してみてはいかがだろうか。
仮想通貨取引を始めるならSBI VCトレードがおすすめ!
サービス名 | SBI VCトレード |
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運営会社 | SBI VCトレード株式会社 |
設立 | 2017年5月26日 |
提供する取引形式 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引(販売所) |
取扱銘柄数 | 23種類(2024年6月時点) |
最小取引数量 (ビットコインの場合) | 現物取引(販売所):0.00000001BTC 現物取引(取引所):0.00000001BTC レバレッジ取引(販売所):0.00000001BTC |
レバレッジ取引の最大倍率 | 2倍 |
その他のサービス | 貸コイン 積立 |
公式サイト | SBI VCトレード公式サイト |
関連記事 | SBI VCトレードの評判 |
SBI VCトレードはSBIグループのSBI VCトレード株式会社が運営する国内で有名な仮想通貨取引所だ。
SBIグループにはネット証券大手のSBI証券や、新生銀行、住信SBIネット銀行などが名を連ねているので、安心して取引を行うことができると言えるだろう。
2024年5月現在、SBI VCトレードは23種類もの仮想通貨を取り扱っている。そして、現物取引だけでなく、レバレッジ取引やレンディングサービス、積立取引などさまざまなサービスも提供している。
ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)といった主要な仮想通貨だけでなく、ドージコイン(DOGE)や、アバランチ(AVAX)、コスモス(ATOM)なども取り扱っていることは魅力的と言えるだろう。
有名取引所となっているので、まだ口座をお持ちでないという方はSBI VCトレードの公式サイトをチェックしてみてほしい。
メタマスク(MetaMask)の将来性
次に、MetaMaskの将来性について3つ紹介する。
- セキュリティの強化
- ビットコインへの対応を導入する予定
- オンチェーン決済のカード発行が予定されている
セキュリティの強化
MetaMaskは、仮想通貨業界を代表するウォレットだが、安全性が度々危惧されている。仮想通貨の不正流出について、何度も注意喚起が行われている。
そんな中、MetaMask側では様々なセキュリティの強化に力を入れており注目されている。
2023年10月からは、プライバシーを保護しながら詐欺やハッキングを事前に検知するアラート機能が実装された。
2024年に入ると、この機能はデフォルトで利用できるようになり、全ユーザーが利用可能となっている。
MetaMaskは安全性を高め、Web3エコシステムの新しい標準を確立していく方針だ。
ビットコインへの対応を導入する予定
MetaMaskは、ビットコイン対応を導入する予定とされている。
公式発表はまだがが、CoinDeskが引用した内部関係者の話によると、2024年6月にはビットコインのサポートを開始し、初めは基本的なBTC機能からスタートし、段階的に拡充していく可能性があるとのこと。
MetaMaskはこれまで主にイーサリアム基盤のEVMチェーンに対応していたが、Snaps機能の導入によりソラナチェーンにも対応可能になっている。
一方で、ビットコインエコシステムではOrdinalsやRunes、BRC20トークンといった新しい資産の需要が高まっており、ユーザーからの要望が増えていた。
ソラナの主要ウォレットであるPhantomやMagic EdenウォレットはすでにビットコインやBRC20に対応しているため、MetaMaskもさらなるユーザー基盤を獲得するために対応を迫られているようだ。
オンチェーン決済のカード発行が予定されている
MetaMaskは現在、マスターカード(Master card)との提携をしており、日常生活での利用が期待されている。現時点ではまだローンチされていないが、今後MetaMaskの完全なオンチェーン決済カードをローンチする予定だ。
カードは決済パートナー企業Baanxによって発行されるものであり、マスターカードのネットワークで利用できるとのこと。
利用者は、カード決済ができる場所であればどこでも通常の買い物で仮想通貨決済ができるようなると報道されている。
仮想通貨の現金化サービスが日本で利用できるのはまだ先の見通しとなっているが、カードであれば実装後に即時利用できる可能性もある。仮想通貨決済の先駆けになるサービスであるため、続報に注目したい。
メタマスク(MetaMask)の注意点
最後に、MetaMaskを利用する際の注意点を3つ紹介する。
- すべてのブロックチェーンに対応しているわけではない
- シークレットリカバリーフレーズを適切に管理すること
- スキャムコインに注意
すべてのブロックチェーンに対応しているわけではない
MetaMaskは、あくまでもイーサリアムと、イーサリアムとのEVM互換性を持つブロックチェーンに対応したウォレットであり、すべてのブロックチェーンに対応しているわけではない。
ただし、2023年10月にはソラナ(SOL)やStarknetといった、非・EVMブロックチェーンへの対応をウォレットに導入したと発表された。
EVMチェーンではないブロックチェーンとの接続導入も進められているので、今後はより多くのブロックチェーンに対応できるようになると考えられている。
ただし、まだ導入されているブロックチェーンは多くないので注意が必要だ。
シークレットリカバリーフレーズを適切に管理すること
先ほども述べたように、MetaMaskを作成すると、復元のときに必要なシークレットリカバリーフレーズが提供される。
万が一シークレットリカバリーフレーズが流出してしまったら、自身のMetaMaskを誰でも復元することができてしまうため、絶対に流出や紛失が起きることのない形で保存しておく必要がある。
また、最近ではシークレットリカバリーフレーズを盗み取ろうとするフィッシング詐欺も横行しているので注意したい。
シークレットリカバリーフレーズは、オンライン上で管理するとハッキングのリスクも高まるため、紙に書くなどのオフライン上での管理が推奨されている。
スキャムコインに注意
スキャムコインとは、詐欺目的で発行された仮想通貨のこと。
SNS上では、「知らない間にスキャムコインが自身のMetaMaskに入金されていた」という報告が多数、上がっている。
手口は様々なようだが、有志によるSNSへの投稿によると、MetaMaskに入金されたスキャムコインを売却しようとして接続許可(approve)を出すと、MetaMaskの中身を抜かれるというパターンもあるようだ。
もし、身に覚えのない仮想通貨が所有するMetaMaskに送られてきた場合は、下手に触ることなく非表示設定にしてしまうことが得策と言える。
メタマスク(MetaMask)のまとめ
今回は、仮想通貨ウォレットの1つ、MetaMaskについて解説した。
- MetaMaskは、イーサリアムなどのブロックチェーンに対応した仮想通貨のウォレット
- MetaMaskを接続することで、NFTマーケットプレイスなどの様々なサービスが利用できる
- 仮想通貨を保管できるだけでなく、仮想通貨(トークン)のスワップ機能も備わっている
- Webブラウザ版・アプリ版ともに無料で利用できる
- シークレットリカバリーフレーズは、紛失したり流出したりすることのないよう管理に注意が必要
MetaMaskは、イーサリアムを中心とした複数のブロックチェーンに対応している仮想通貨のウォレットで、それらのブロックチェーンを基盤にしたサービスを利用する場合には、ほぼ必須と言えるツールとなっている。
なお、NFTマーケットプレイスなどを利用する目的でウォレットに送金する仮想通貨を購入するなら、SBI VCトレードの利用がおすすめだ。
まだ口座を持っていない方はSBI VCトレードの公式サイトを是非確認してみるのがおすすめだ。