Axie Infinity(アクシーインフィニティ)とは?仮想通貨AXSの価格動向や将来性を解説

近年の仮想通貨(暗号資産)業界では、プレイして仮想通貨を稼ぐことができる、“Play to Earn(P2E)”のブロックチェーンゲームが注目を集めている。

今回取り上げる「Axie Infinity(アクシーインフィニティ)」もその1つで、特に2021年は指折りの人気を誇っていた。

この記事では、そんなAxie Infinityについて、主な特徴や基軸通貨であるAXSの価格動向、今後の見通しなどを紹介していく。

この記事の要点
  • Axie Infinityは、Play to Earn(P2E)にカテゴライズされるブロックチェーンゲーム
  • 当初はイーサリアムを基盤としていたが、現在は「Ronin Network」上で稼働している
  • ゲームをプレイすることで、基軸通貨であるAXSとSLPを獲得できる
  • AXSは2022年12月にbitbankから、国内市場への初上場を果たした
  • AXSは2021年11月以降、本記事執筆時点(2024年7月)まで、長期的に価格の下落が続いている

本記事執筆時点(2024年6月)で、Axie Infinity Shards (AXS)は国内ではbitbankが扱っている。

bitbankは、国内No.1の取引高*を誇る人気の仮想通貨取引所で、AXSを含めて38種類の仮想通貨が揃う。*2024年7月 CoinMarketCap調べ

口座開設はネットから無料で申し込めるので、まだ口座をお持ちでない方は、この機会にbitbank公式サイトを覗いてみるとよいだろう。

海外NFTゲームは国内法に準拠していない場合がありますので、ゲーム内での一部の操作が国内法に違反する可能性もあります。海外NFTゲームには十分に注意してください。

目次

Axie Infinity(アクシーインフィニティ)とは?

axie-top
出典:Axie Infinity公式サイト
名称 Axie Infinity(アクシーインフィニティ)
ゲームジャンル アドベンチャーゲーム・育成ゲーム
リリース時期 2018年3月
対応OS Windows Mac
基軸通貨 Axie Infinity Shards (AXS)
Smooth Love Potion(SLP)
基盤のブロックチェーン Ronin Network
対応している仮想通貨ウォレット Ronin Wallet

Axie Infinity(アクシーインフィニティ)は、2018年3月にベトナムのSkyMavis社がリリースしたブロックチェーンゲーム(NFTゲーム)だ。

Axie(アクシー)と呼ばれるモンスターを使って、他のプレイヤーやゲーム内の敵と戦ったり、モンスターを育成・繁殖させたりして遊ぶことができる。

以前は、ゲーム開始時にAxieを3体購入する必要があり、参入のハードルが高めだったが、2022年4月からはスターターのAxieが3体配布されるように変更され、無課金でもゲームを始められるようになった。

また、当初はイーサリアムを基盤にしていたが、イーサリアムが抱えていたスケーラビリティ問題(需要過多によって、ガス代の高騰や処理の遅延が起こる問題のこと)を避けるため、のちにSkyMavis社が独自に開発したイーサリアムのサイドチェーン「Ronin Network」に移植された。

基軸通貨はAxie Infinity Shards (以下AXS)とSmooth Love Potion(以下SLP)の2種類で、これらの内のAXSは、2022年12月7日にbitbankから国内市場への初上場を果たしている。

Axie Infinity(アクシーインフィニティ)の特徴

Axie Infinityには、主に次のような特徴がある。

Axie Infinityの主な特徴
  • ゲームをプレイすることで仮想通貨を稼げる
  • ゲーム内のモンスターやアイテムなどがNFTである
  • Ronin Network上で稼働している

ゲームをプレイすることで仮想通貨を稼げる

ブロックチェーンゲームの中でも、プレイ報酬として仮想通貨を稼げるものを“Play to Earn(P2E)”のゲームと呼び分けることがあるが、Axie InfinityはPlay to Earnのゲームの先駆けとも言える存在だ。

Axie Infinityのプレイヤーは、PVP(対人戦)アリーナで他のプレイヤーに勝利したり、イベントのランキングで上位に入ったりすることで、ゲームの基軸通貨であるAXSとSLPを獲得できる。

前述のとおり、AXSはbitbankに上場しているので、そこでAXSを売却すれば、日本円への換金が可能だ。

一方のSLPは、国内市場には上場していないのだが、例えばDEX(分散型取引所)の1つであるUniswapを使い、SLPをイーサリアムにスワップ(交換)したのち、スワップで得たイーサリアムを国内取引所で売却すれば、手間は多くかかるものの、AXSと同様に日本円に換えられる。

なお、Uniswapは海外サービスであり、日本の法律の管轄外にあるものだ。利用者保護の面などでリスクがあり、なにかトラブルが発生しても、基本的に自力で解決しなければならない。Uniswapは日本語表記に未対応で、英語が堪能でないとサービスの詳細を正確に理解できないなどのリスクもある。そういった点を認識して、Uniswapを利用しても大丈夫と判断できてから、利用に踏み切るとよいだろう。

ゲーム内のモンスターやアイテムなどがNFTである

Axie Infinityは、モンスターのAxie*やアイテム、メタバースの土地(ランド)など、ゲーム内の様々な要素がNFT(非代替性トークン)となっている。*スターターとしてもらえるAxieを除く

NFTには資産的な価値があり、Axie InfinityのNFTは公式のNFTマーケットプレイスや、OpenSeaなどの外部プラットフォームで、仮想通貨を用いて活発に取引されている。

ゲーム内で手に入れたNFTを、入手にかかった経費以上の高値で売ることができれば、その差額で儲けることが可能だ。

Ronin Network上で稼働している

前述のとおり、Axie Infinityは現在、イーサリアムのサイドチェーンである「Ronin Network」上で稼働している。

そのため、遊ぶ際は、独自の仮想通貨ウォレットである「Ronin Wallet」と、ガス代(ネットワーク手数料)の支払い手段として、Ronin Networkの基軸通貨であるRonin(RON)を用意する必要がある。

Ronin Walletは、Google ChromeなどのWebブラウザの拡張機能となっており、各ブラウザのストアから無料でダウンロードできる。

ronin-wallet
出典:Chrome ウェブストア

基軸通貨のRoninは、国内市場での取り扱いがないため、国内取引所などで調達したイーサリアムをRonin Networkのブリッジ機能で一旦WETH(Wrapped ETH)に換えたのち、それをRonin Network上のDEX「Katana」で、Roninにスワップ(交換)しなければならない。

ronin-swap
出典:Ronin Network-Katana(DEX)

仮想通貨AXSの価格動向

ここで、Axie Infinityの基軸通貨の1つである「AXS」の過去の値動きを、長期・短期の2つの目線でチェックしておこう。

2021年1月からの価格動向

まずは、2021年1月1日から本記事執筆時点(2024年7月)までの長期的な値動きを、AXS/USD(米ドル)チャートで振り返ってみよう。

2021年1月からの価格動向
出典:TradingView

チャートを一見してわかるとおり、AXSは2021年7月から11月にかけて、急激に高騰している。

チャートの横軸を価格ではなく、パーセント表記に切り替えてみると、2021年11月上旬のピーク時は2021年1月始値の+30,000%弱、つまり300倍近くまで高騰していたことがわかる。

axs-chart
出典:TradingView

なお、この高騰はAxie Infinityに限らず、Play to Earnのブロックチェーンゲームが、仮想通貨の業界でブームとなったために引き起こされたと見られている。

また、当時は仮想通貨市場全体が活況で、地合いがよかったことも、高騰の下支えとなった。

ただ、高騰の勢いは長続きしなかった。2021年11月中旬以降は一転して下落基調となり、ひとしきり値下がりしたあと、2022年6月頃からは値動きそのものが乏しくなってしまった。

この下落には、仮想通貨市場全体の動向が大きく関わっている。

2021年の後半は、新型コロナの感染が徐々に終息していき、各国の経済が正常な姿を取り戻そうとする中、人員や資源の供給不足などの要因から、世界中が高インフレの状態に陥った。

すると、各国政府はインフレを抑えるために、金融引き締め政策を取るようになり、政策による景気悪化の懸念から、AXSに限らず仮想通貨市場全体が低迷していくこととなった。

もっとも、金融引き締め政策は永遠に続くわけではない。政策のペースが緩められたり、終了したりする段階へと将来的に移り変わっていけば、AXSを含む仮想通貨市場も再び活気を取り戻せるかもしれない。

直近の価格動向

続いて、本記事執筆時点(2024年7月)から遡って、直近の短期的な値動きも見ておこう。

直近の価格動向
Trading View

直近の価格動向を見ると、AXSは2月から上昇トレンドの過程にあったことが見てとれる。

2024年1月からビットコイン現物ETF承認の影響で仮想通貨全体が上昇傾向にあるが、AXSも連動した上昇を見せた形だ。

ただし、3月に高値を付けて以降は徐々に下落過程にある。過去最高値は約160ドルに対して現在価格は5.2ドルほどと、安値圏で停滞している。

今後は、仮想通貨全体での連動ではなくAXS単体でのポジティブニュースが重要になると言えるだろう。

仮想通貨AXSを購入できる取引所

先ほども述べたように、AXSは、2022年12月7日にbitbankから国内市場への初上場を果たした。

したがって、ここでは上場先であるbitbankの基本情報と特徴を紹介していく。

bitbank

bitbank1
出典:bitbank
提供する取引の種類 現物取引(販売所・取引所)
取り扱う仮想通貨 38種類
最小取引数量
(AXSの場合)
現物取引(販売所):取り扱いなし
現物取引(取引所):0.0001 AXS
取引手数料
(AXSの場合)
現物取引(販売所):取り扱いなし
現物取引(取引所):Maker -0.02%、Taker 0.12%
仮想通貨の送金手数料
(AXSの場合)
1.6 AXS
その他のサービス 貸して増やす(レンディングサービス)
公式サイト bitbank公式サイト
関連記事 bitbankの評判・口コミ

Bitbankは、国内No.1の取引量*を誇る、人気の仮想通貨取引所だ。*2021年2月14日 CoinMarketCap調べ

取り扱う仮想通貨はAXSを含む39種類であり、取引の形式はbitbankとユーザーの間で取引をする「販売所」と、ユーザー同士で取引をおこなう「取引所」から選ぶことができる。

取引ツールはPC版とアプリ版があり、どちらも高性能チャートツールの「TradingView」が搭載されているため、豊富な分析指標や描画ツールを用いて、細かな値動きの分析が可能だ。

またbitbankは、口座開設後に1万円以上を入金すると、もれなく現金1,000円がもらえるプログラムを実施している。

お得に仮想通貨取引を始めたい方は、ぜひこの機会にbitbankの利用を検討してみてはいかがだろうか。

仮想通貨AXSの購入方法

ここで、bitbankを使ってAXSを購入する方法を紹介しておこう。

AXSの購入方法
  1. bitbankで口座を開設する
  2. 購入資金を入金する
  3. 値動きを分析する
  4. 数量等を決めて購入する

bitbankで口座を開設する

まずはbitbank公式サイトにアクセスして、口座開設を申し込もう。

bitbank2
出典:bitbank

bitbankでの口座開設手続きの手順は以下のとおりだ。本人確認手続きを「スマホで本人確認」でおこなった場合は、最短で申し込んだその日の内に、取引を始められる。

bitbankでの口座開設手順
  1. メールアドレスの登録
  2. SMS認証            
  3. 個人情報の入力
  4. 本人確認(「郵送で本人確認」または「スマホで本人確認」)

口座開設について詳しくは、次の記事で画像を交えながら解説しているので、bitbankの利用を考えている方はそちらも参考にしてみてほしい。

購入資金を入金する

口座開設が完了したら、次はその口座にAXSの購入資金を入金しよう。

競合他社には入金方法が複数用意されているところもあるが、bitbankでの入金方法はシンプルに振込入金のみだ。

振込の際に、bitbank側から手数料を徴収されることはないが、銀行やATMなどでかかる振込手数料については自己負担となっている。

値動きを分析する

購入資金を用意できたら、取引を始めるための準備は完了だ。

ただ、AXSに限らず仮想通貨への投資は、価格変動による損失のリスクを比較的高いため、準備が整っても闇雲に手を出さず、まずは値動きをよく分析して、取引のタイミングをはかることをおすすめする。

先ほど紹介したように、Bitbankの取引ツールには、高性能チャートツールのTradingViewが搭載されているため、豊富な分析指標などを使って本格的な値動きの分析をおこなうことができる。

axs-kounyu
出典:bitbank

数量などを決めて購入する

値動きを分析して取引のタイミングを見定めたら、いよいよAXSを実際に購入してみよう。

前述のとおり、bitbankの現物取引では、「販売所」と「取引所」の2種類の取引形式が用意されているが、残念ながらAXSは「取引所」のみでの取り扱いとなっている。

取引所で成行注文を利用する場合は、シンプルに数量を指定するだけでAXSを購入できる。

また、bitbankの取引所では成行注文以外に、オーダーブックの気配値を参考にしながら希望の購入価格を指定する、指値・逆指値注文も利用できる。

axs-kounyu
出典:bitbank

以上、bitbankでAXSを購入する流れを紹介した。

繰り返しになるが、今のところAXSの取り扱いがあるのは国内でbitbankだけなので、AXSへの投資に興味がある方は、ぜひこの機会にbitbankの利用を検討してみてほしい。

Axie Infinity(アクシーインフィニティ)の今後の見通し・将来性

最後に、Axie InfinityとAXSの将来性について考察してみよう。

Axie Infinity・AXSの今後に関わる重要なポイント
  • 仮想通貨市場の低迷に合わせるように、プレイヤー数が減少し続けている
  • ハッキングによる不正流出があったことも、プレイヤーが離れる一因となった
  • 他のブロックチェーンゲームと見比べた、相対的評価の変遷にも要注目

仮想通貨市場の低迷に合わせるように、プレイヤー数が減少し続けている

2021年にAxie Infinityは、Play to Earnのゲームの代表格として絶大な人気を誇っていた。

しかし、2021年11月をピークに、Axie Infinityのプレイヤー数は減少し続けている。

次のチャートは、Axie InfinityのUAWの変化を示したチャートだ。

UAWはユニーク・アクティブ・ウォレットの略で、DApps(分散型アプリ)に接続されたウォレットの1日あたりの数(重複は除く)を指す。

Axie InfinityのUAWは、ピーク時に70万件を超えていたが、最近は1万件を下回る状態が続いている。

このように、Axie Infinityのプレイヤーが激減した主要因は、ゲームをしてもあまり稼げなくなってしまったことだ。

先ほど紹介したように、仮想通貨市場は2021年末頃から長らく低迷しており、それに合わせてゲームをプレイして手に入るAXSとSLPの価格も値下がりしていった。

仮に、プレイ報酬として10AXSを手に入れたとすると、2021年11月頃はそれを15万円相当の日本円に換金できていたが、本記事執筆時点(2024年7月)のレートだと5,000円程度にしかならない。

こうした現状から、Axie Infinityが人気を取り戻すには、仮想通貨市場が活気を取り戻す、ひいてはAXSやSLPの価格が回復するかどうかが、重要な鍵の1つになっていると言えるだろう。

ハッキングによる不正流出があったことも、プレイヤーが離れる一因となった

Axie Infinityの基盤であるRonin Networkでは、2022年3月にハッキングによる仮想通貨の不正流出が発生している。

盗まれたのはイーサリアムとステーブルコインのUSDCで、その被害額は当時のレートで総額750億円相当に上った。すでにAxie Infinityの人気は下がってきていたが、この不正流出事件による信用の喪失もプレイヤーの離脱を加速させた。

今後Axie Infinityが再起するためには、信用を回復していけるかどうかも重要になるだろう。

他のブロックチェーンゲームと見比べた、相対的評価の変遷にも要注目

Axie Infinityは、ブロックチェーンゲーム業界の黎明期に生まれたゲームの1つであり、”プレイしてお金を稼げる”というセンセーショナルな部分に重きが置かれていて、グラフィックやゲーム性はお世辞にも優れているとは言えない。

プレイヤーが離れてしまったのも、結局のところはゲーム性が乏しいからであって、おもしろいゲームであったならば、稼げなくなっても多くのプレイヤーが変わらず遊び続けただろう。

一方で近年は、ブロックチェーンゲームが大きなブームとなったことで、コンシューマーゲームを手がけている大手ゲーム開発企業の業界参入も相次ぎ、Axie Infinityのように単に稼げるだけでなく、ゲーム性にも期待できるものが次々と開発されるようになってきている。

開発中のブロックチェーンゲームの1つに「Star Atlas」があるが、Axie Infinityと公式トレイラーを見比べてみると、クオリティの差は歴然だ。

出典:YouTube(@StarAtlasGame)
出典:YouTube(@AxieInfinity)

ブロックチェーンゲーム業界では、Star Atlas以外にも高クオリティなゲームが開発されている。もしもこれからAXSに投資するなら、それらの新しいゲームに対して、Axie Infinityの相対的な位置付けがどのように移り変わっていくのかも、ぜひ注目してみてほしい。

Axie Infinity(アクシーインフィニティ)の予想まとめ

今回は、ブロックチェーンゲームの1つであるAxie Infinity(アクシーインフィニティ)について、その特徴や今後の見通しなどを紹介した。

この記事のまとめ
  • Axie Infinityは、2018年にベトナムのSkyMavis社がリリースしたブロックチェーンゲーム
  • ゲームをプレイすることで、仮想通貨のAXSとSLPを獲得することができる
  • ゲーム内で手に入れたNFTを、売って稼ぐことも可能
  • AXSは、2022年12月にbitbankで取り扱いが開始された
  • AXSは2021年11月をピークに、価格の下落が続いている

Axie Infinityは一時、稼げるブロックチェーンゲームとして高い人気を誇っていたが、2021年11月をピークに右肩下がりでプレイヤーが離れてしまっている。

これからAxie Infinityの基軸通貨であるAXSへの投資にチャレンジするなら、ゲームの人気や需要が今後どのように変化していくのか、その行方を予測することも必要になるだろう。

なお、本記事執筆時点(2024年7月)でAXSの取り扱いがあるのはbitbankだ。

AXSに興味がある方は、この機会にbitbank公式サイトもチェックしておこう。

海外NFTゲームは国内法に準拠していない場合がありますので、ゲーム内での一部の操作が国内法に違反する可能性もあります。海外NFTゲームには十分に注意してください。

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