仮想通貨INJ(Injective)とは?特徴や将来性、注意点を徹底解説!

Injectiveは、DeFi(分散型金融)用途に特化して構築されたレイヤー1ブロックチェーンである。

独自のレイヤー1構造とクロスチェーン機能により、取引所(DEX)やアプリ開発者に自由で柔軟な開発環境を提供する。

この記事では、仮想通貨(暗号資産)INJ(Injective)の特徴、最新の価格動向、将来性、リスクなどについて詳しく解説する。

この記事の要点
  • Injectiveは、DeFi(分散型金融)用途に特化して構築されたレイヤー1ブロックチェーンである
  • 開発者は、迅速かつ効率的に多様な金融サービスを提供できる
  • 仮想通貨INJは、Injectiveのネイティブトークンとして多様な用途に利用される
  • 仮想通貨取引を始めるなら、国内大手取引所のビットバンクが利用できる

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目次

仮想通貨INJ(Injective)とは

出典:injective.com
名称 Injective
ティッカーシンボル・通貨単位 INJ
発行上限* 制限なし
価格* 約1972.70円
時価総額* 約1972億2000万円
時価総額ランキング* 61位
取り扱いのある主な仮想通貨取引所 Binance
Coinbase Exchange
MEXC
*2025年6月10日時点、CoinMarketCap調べ

Injectiveは、DeFi(分散型金融)用途に特化して構築されたレイヤー1ブロックチェーンである。

開発者は構築済みのモジュールを再利用、またはカスタマイズして独自のアプリケーションを構築することができるため、迅速かつ効率的に多様な金融サービスを提供できる。

仮想通貨INJは、Injectiveのネイティブトークンとして、ネットワークのセキュリティ確保(ステーキング)、ガバナンスへの参加、取引手数料の支払いなどに利用される。

また、公式サイトのトップページにも記載されているようにBinanceやGalaxyなど多くの提携先があることがわかる。

仮想通貨INJの価格は、2025年6月10日現在、約1972.70円であり、時価総額は約1972億2000万円である。時価総額ランキングでは61位に位置している。

仮想通貨INJ(Injective)の特徴

ここからは、仮想通貨INJ(Injective)の特徴について詳しく見ていこう。

仮想通貨INJ(Injective)の特徴
  • DeFi(分散型金融)用途に特化したレイヤー1ブロックチェーン
  • 高度な相互運用性
  • 動的な供給調整

DeFi(分散型金融)用途に特化したレイヤー1ブロックチェーン

Injectiveは、高速で柔軟な取引を可能にするDeFi用途に特化したレイヤー1ブロックチェーンである。

独自のコンセンサスアルゴリズム(TendermintベースのPoS)により、約0.65秒で取引が完了する高速処理を実現している

また、Cosmos SDKによるモジュール型の設計により、開発者はモジュールを再利用、またはカスタマイズできるため、ゼロからコードを書くよりも少ない工数で金融アプリを構築できる。

これらの仕組みを通じて、開発者は取引所やデリバティブ取引のような高度な金融アプリを簡単に構築することができる。

高度な相互運用性

Injectiveは、Ethereum(イーサリアム)、Solana(ソラナ)、Cosmos(コスモス)系のチェーンと接続できる複数のブリッジ機能を備えている。

そのため、他チェーンの資産を自由に取引や送金に利用できる。また、「Electro Chains」やEVM互換の「inEVM」といった高度な技術を通じて、多様な仮想マシンと連携しながら決済レイヤーとして機能する。

これにより、開発者は相互運用性の高い金融アプリを構築できるため、流動性の向上が期待できる。

動的な供給調整

Injectiveでは、ネイティブトークンであるINJの供給量を調整するために、「Mintモジュール」という仕組みを採用している。

この仕組みは「Moving Change Rate Mechanism」と呼ばれ、ネットワークの健全な運営を保つために重要な役割を果たしている。

具体的には、ステーキングへの参加状況(ステーキング率)に応じて、INJの新たな発行量(ブロック報酬)をリアルタイムで増減させる。

ステーキング率に応じてブロック報酬を増減させることで、セキュリティと参加者への報酬という2つの要素のバランスを保ち、ネットワークの安定性とインセンティブ設計の最適化を実現している。

仮想通貨INJ(Injective)の価格動向

ここからは、仮想通貨INJ(Injective)の価格動向を見ていこう。以下に示すのは、2024年8月1日から2025年6月10日までのINJ/USDTチャートだ。

出典 TradingView

2025年6月10日現在、仮想通貨INJの価格は約1972.70円付近で推移している。

2025年4月初旬まで下落基調にあった仮想通貨INJの価格は、4月中旬以降に底堅さを見せ始め、5月に入ってからは上昇基調を強めていることが確認できる。

INJはトランザクション手数料の支払いやステーキング、ガバナンス参加など多様な用途に利用されており、利用機会の多さが、トークン需要を支える根本的な要因となっている。

また、「Moving Change Rate Mechanism」による新規発行率の抑制などを通して、INJの総供給量をコントロールしており、長期的な希少性や価値の安定性を高める設計となっている。

さらに、INJは後述する「バーンオークション」によって供給が削減される仕組みを持つため、供給面でも希少性が高まる設計となっている。

このように、Injectiveは実需による需要の創出と、インフレ抑制による供給管理という両面からトークン価値の維持に取り組んでいる。

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仮想通貨INJ(Injective)の将来性

ここからは、仮想通貨INJ(Injective)の将来性を考察してみよう。

仮想通貨INJ(Injective)の将来性
  • 革新的なトークノミクス
  • 活発なコミュニティへの関与

革新的なトークノミクス

Injectiveは、INJのインフレを抑制するためにバーンオークションシステムを採用している。

これは定期的に開催され、落札されたINJの入札額がバーン(焼却)される。

具体的には、Injective上で発生した手数料の一定割合で構成される「収益バスケット」が、INJ建てで実施されるバーンオークションに出品される。最も高い価格で入札したユーザーは、入札額分のINJをバーンされる代わりに「収益バスケット」を獲得する。

これにより、INJの流通供給量が定期的に減少し、需給バランスを改善する効果が期待できる。

また、ネットワークのアクティビティが高まるとバーン量も増えるため、エコシステムの成長とともにトークンの希少性が高まり、INJの価格にポジティブな影響を与える可能性がある。

活発なコミュニティへの関与

ステーキングやエコシステム開発への貢献、バーンオークションへの参加に対する報酬は、Injectiveの利用促進やセキュリティ強化につながる。

また、ガバナンスへの参加は意思決定の分散化を後押しする。そのため、ユーザーは積極的にネットワークの成長や維持に関わる動機付けを高める効果が期待できる。

このようなユーザーによる活発なコミュニティへの関与は、Injectiveの持続的な発展と仮想通貨市場での競争力向上に寄与する。

仮想通貨INJ(Injective)のリスク・注意点

ここからは、仮想通貨INJ(Injective)のリスクや注意点について詳しく解説する。

ガバナンスにおける影響力集中リスク

INJは、Injectiveのガバナンストークンとして使用され、ネットワークのパラメータ変更などに関する提案への投票に利用される。

投票権は、保有するINJの量に基づいており、1INJが1票としてカウントされる。

ステーキングに参加しているINJのみが投票資格を持つため、INJをより多く保有する個人や団体、または多くのINJを委任されたバリデータが、ガバナンスの意思決定においてより大きな影響力を持つ可能性がある。

このことは、少数の意思決定者によってネットワークの方向性が左右される可能性があることを示唆している。

日本の取引所では取引できない

INJは、日本の取引所に上場していないため、取引の際は海外の仮想通貨取引所を利用する必要がある。

一般的に海外取引所は、日本の金融庁の認可を受けていない。日本の法律に基づく投資家保護等の規制が適用されないため、日本居住者が海外取引所を利用することは基本的に推奨されない。

また、日本の法規制の変更により、将来的に海外取引所を通じた取引が困難になったり、アクセスが制限されたりするリスクも否定できないため注意が必要だ。

仮想通貨INJ(Injective)のまとめ

Injectiveは、独自のコンセンサスアルゴリズム(TendermintベースのPoS)により、約0.65秒で取引が完了する高速処理を可能にしている。

Injectiveは、Ethereum(イーサリアム)、Solana(ソラナ)、Cosmos(コスモス)系のチェーンと接続できる複数のブリッジ機能を備えているため、他チェーンの資産を自由に取引や送金に利用できる。

Injectiveは、ステーキング率に応じてブロック報酬を増減させることで、セキュリティと参加者への報酬という2つの要素のバランスを保ち、ネットワークの安定性とインセンティブ設計の最適化を実現している。

Injectiveは、バーンオークションシステムという定期的にINJがバーン(焼却)される仕組みを導入しているため、INJの流通供給量が定期的に減少し、需給バランスを改善する効果が期待できる。

この記事のまとめ
  • Injectiveは、独自のコンセンサスアルゴリズムにより、高速処理を可能にしている
  • Injectiveは、Ethereum、Solana、Cosmos系のチェーンと接続できる複数のブリッジ機能を備えている
  • Injectiveは、Mintモジュールを採用し、仮想通貨INJの供給量を調整している
  • 仮想通貨取引を始めるなら、国内大手取引所のビットバンクが利用できる

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