仮想通貨(暗号資産)ORDI(Ordinals)とは、Ordinalsプロトコルを利用して発行されたトークンである。Ordinalsプロトコルは、ビットコインのブロックチェーンにデジタル資産情報を書き込むために用いられる技術である。
ORDIは、ビットコインのブロックチェーンに基づく新しいトークン規格であるBRC-20に準拠した仮想通貨で、ビットコインのブロックチェーンにおいて、デジタル資産を作成し、送受信することができる。
ORDIは、BRC-20の中でも注目度の高いトークンの一つで、日に日にその注目度が増している。
この記事では、ORDIの特徴、最新の価格動向、将来性などについて詳しく解説する。
・ORDIとは、Ordinalsプロトコルを利用して発行されたトークンである
・ORDIは、BRC-20に準拠している
・ORDIは、Ordinalsプロトコルで書き込まれた情報に価値や意味を付与する
・仮想通貨取引を始めるなら、国内大手取引所のコインチェックが利用できる
ORDIは国内の仮想通貨取引所では取扱いがないため、国内では購入することができない。そのため、ORDIを購入するには元手となる仮想通貨を国内取引所で購入し、海外取引所を利用するのが一般的だ。
国内仮想通貨取引所のコインチェックならビットコインやイーサリアムといった人気通貨をはじめ、さまざまな仮想通貨の取扱いがあるので、元手となる仮想通貨の購入におすすめだ。
ぜひ、この機会にコインチェックの公式サイトをチェックしてみてほしい。
仮想通貨ORDI(Ordinals)とは
名称 | Ordinals |
ティッカーシンボル・通貨単位 | ORDI |
発行上限* | 2100万ORDI |
ブロックチェーン | BRC-20 |
価格* | ¥5,666.85 |
時価総額* | ¥118,760,053,383 |
時価総額ランキング* | 83位 |
取扱いのある主な仮想通貨取引所 | Binance、Gate.io、KuCoinなど |
仮想通貨ORDI(Ordinals)とは、Ordinalsプロトコルを利用して発行されたトークンである。Ordinalsプロトコルとは、ビットコイン(BTC)のブロックチェーンに情報を書き込むことができる技術である。
具体的には、ビットコインの最小単位であるサトシ(Satoshi)に、JSONというデータ形式で情報を書き込むことで、ビットコインのブロックチェーンに情報を書き込んでいる。
ORDIは、BRC-20に準拠しており、Ordinalsプロトコルで書き込まれた情報に価値や意味を付与する役割を持つ。総発行量は2100万ORDIである、これは、ビットコインの総供給量と同じで、将来的に増加することはなく固定されている。
Ordinalsの価格は、7月31日現在、¥5,666.85であり、時価総額は約118億円である。時価総額ランキングでは、83位に位置している。
ORDI(Ordinals)の特徴
仮想通貨ORDI(Ordinals)は、Ordinalsプロトコルを利用して発行されたトークンである。
ORDIは、BRC-20に準拠しており、Ordinalsプロトコルで書き込まれた情報に価値や意味を付与する役割を持つ。
ここからは、そんなORDIの特徴について詳しく見ていこう。
NFTやトークンを作成可能
ORDIは、Ordinalsプロトコルを利用して、ビットコインのブロックチェーンにNFT(Non-Fungible Token)やトークンを作成することができる。
NFT(Non-Fungible Token)とは、一つしか存在しない、唯一無二のデジタル資産のことである。たとえば、絵画や音楽、写真などのアート作品や、ゲーム内のアイテムやキャラクターなどがNFTとして使用される。
ORDIは、ビットコインの最小単位であるサトシ(Satoshi)にJSONというデータ形式でテキストや画像などの情報を書き込むことで、ビットコインのブロックチェーンに情報を刻むことができる。この技術を使用することにより、NFTの作成を可能にしている。
また、ORDIはトークンを発行することも可能だ。トークンとは、複数の同じ種類のデジタル資産のことである。たとえば、仮想通貨やポイント、クーポンなどがトークンになる。
高いセキュリティと透明性
ORDIは、ビットコインのブロックチェーンに記録されるため、ビットコインが持つ高いセキュリティと透明性を享受している。ビットコインのブロックチェーンは、分散型のネットワークによって検証され、改ざんや偽造が困難であることが知られている。
ORDIの情報は、ビットコインのブロックチェーンに永久に保存され、誰でも閲覧することが可能だ。これはORDIが公開性と不変性を持つことを意味する。
公開性とは、ORDIのすべての取引や資産の状態がオープンソースで公開されており、誰でも閲覧できることである。不変性とは、ORDIのブロックチェーンに記録された情報が、後から改ざんや消去ができないことを意味する。
プルーフ・オブ・ワーク(PoW)を採用
ORDIは、コンセンサスメカニズムにプルーフ・オブ・ワーク(PoW)を採用している。これは、ネットワークの参加者が難易度の高い計算問題を解くことで、ブロックの生成と検証を行うメカニズムにより、改ざんや攻撃に対する耐性を高めることが可能で、高いセキュリティを実現できる。
一方で、プルーフ・オブ・ワークは、難解な計算問題を解くために高性能なコンピュータと多くの電力消費が必要なことから、環境破壊に繋がることが懸念されている。
また、利用者の増大に伴い、トランザクション処理に時間がかかるという、スケーラビリティの問題が表面化するなど、様々な問題が指摘されている。
ORDI(Ordinals)の価格動向
ここからはORDI(Ordinals)のこれまでの価格動向を見ていこう。以下に示すのは、2023年5月8日から2024年7月31日までのORDI/USDチャートだ。
これまでの価格推移を見てみると、2023年5月以降、ORDIは下落トレンドが続いていた。
しかし、2023年9月に2.95ドルを付けて以降、下落トレンドが終了し、2024年1月4月には、一時80ドルまで急上昇している。
現在は45ドル程度まで反発したが、まだ高値圏を推移していると言えるだろう。
2023年に入ってからの仮想通貨市場を振り返ってみると、2023年に入ってからは、仮想通貨市場は下げ止まりを見せ、上昇基調に転じているものの、世界情勢の不安定さは依然として残っている。
世界的なインフレ懸念の高まりや中国の不動産バブルの崩壊懸念などもあり、仮想通貨市場に対する売り圧力は沈静化の兆しを見せていない。エネルギー価格の高騰も、日本を含め、世界中の国民生活に打撃を与えている。
また、中東情勢の緊迫化は世界のリスク回避の動きを強める可能性がある。このような状況下で、上昇の勢いを見せる仮想通貨市場だが、先行きは未だ不透明である。
2023年後半からはビットコイン現物ETF承認期待が高まったことで上昇し、2024年1月の本承認まで上昇が続いた。現在は高値圏で停滞しているが、まだ上昇過程にあると言えるだろう。
さて、ORDIをきっかけに「仮想通貨を本格的に取引してみたい」という方もおられるだろう。取扱銘柄が多い取引所として知られるコインチェックなら、30種類(2024年7月時点)の仮想通貨の中から自由に取引できる。
まだ仮想通貨取引所の口座をお持ちでないなら、この機会にコインチェックの公式サイトをチェックしてほしい。
仮想通貨ORDI(Ordinals)の購入方法
続いては、先ほど取り上げたコインチェックを例にして、ORDIの購入方法を確認していこう。
- 国内仮想通貨取引所の口座を用意する
- 送金用通貨の購入資金を国内取引所へ入金する
- ORDI購入用の通貨を購入する
- ORDIを扱っている海外取引所へ送金する
- 海外取引所でORDIを購入する
国内仮想通貨取引所の口座を用意する
まずはコインチェックの公式サイトにアクセスして、口座開設を申し込もう。
コインチェックの口座開設手順は以下の3ステップで、すべての手続きがオンライン上で完結する。
また、本人確認を「スマホでスピード本人確認」でおこなった場合は、最短1時間で取引を始めることができる。
- メールアドレスの登録
- 基本情報の入力
- 本人確認
なお口座開設の詳しい流れは、以下の記事において画像を交えながら解説しているので、コインチェックの利用を考えている方は、ぜひそちらも参考にしてみてほしい。
送金用通貨の購入資金を国内取引所へ入金する
口座開設が完了したら、次はその口座に海外取引所への送金用通貨を購入するための資金を入金しよう。
コインチェックの場合、入金方法は銀行窓口やATMなどから振り込む「銀行振込」・「コンビニ入金」と、「クイック入金」の3種類がある。
自分が利用しやすい入金方法を利用して、購入資金を口座へ入金してみよう。
ORDI購入用の通貨を購入する
コインチェックへ資金の入金ができたら、海外取引所への送金用通貨を購入しよう。海外取引所では、USDT(テザー建て)でORDIを扱っている取引所が多い。
コインチェックを含む国内取引所ではUSDTを扱っていないので、ここではメジャー通貨のビットコインを入手しておくと良いだろう。
コインチェックのマイページから、ビットコインを選択して数量を入力することで入手可能だ。
ORDIを扱っている海外取引所へ送金する
続いて、ORDIを扱っている海外取引所へ、先ほど購入したビットコインなどの通貨を送金する。2024年2月時点では、以下のような海外取引所でORDIを扱っている。
- OKX
- KRAKEN
- BYBIT
など
海外取引所のアカウントを作成後、コインチェックの「暗号通貨の送金」という項目から、ウォレットアドレスを入力して送金しよう。
なお、アドレスは少しでも入力ミスをすると送金した通貨が消滅するため、必ず間違いのないように入力する必要がある。
海外取引所でOORDIを購入する
海外取引所での送金が完了したら、ORDIを購入しよう。送金したBTCは、送金先の海外取引所でUSDTに交換してから購入するとスムーズだ。
ORDI/USDTのペアを選択し、必要数量を入力後にBUY(買い)を選択することで、ORDIが入手できる。
※海外取引所は日本の金融庁から認可を受けていないため取引にはリスクを伴います。取引する際は自己責任で行うようにしましょう。
ORDI(Ordinals)の将来性
仮想通貨ORDI(Ordinals)は、Ordinalsプロトコルを利用して発行されたトークンである。Ordinalsプロトコルを利用して、ビットコインのブロックチェーンにNFT(Non-Fungible Token)やトークンを作成することができる。
ここからは、そんなORDIの将来性について詳しく解説する。
相互運用性が高い
ORDIは、ビットコインを構成する様々な要素の一つとして、ビットコインのエコシステムに組み込まれている。そのため、他のビットコイン関連のプロジェクトやサービスとの相互運用性が高い。
たとえば、ORDIはビットコインのウォレットやトークンの送受信などと互換性がある。これは、ORDIがBRC-20に準拠していることにより可能となる。
BRC-20とは、ビットコインのブロックチェーンにトークンを発行するための標準規格で、BRC-20に準拠したトークンは、ビットコインのアドレスと同じ形式を持ち、ビットコインのトランザクションと同様に送受信することができる。
そのため、ウォレットをはじめ、様々なビットコイン関連のサービスを利用できる。さらに、ORDIはビットコインと同じブロックチェーンエクスプローラーで確認することも可能だ。
発行上限を設定している
ORDIはビットコインと同じく2100万枚の発行上限を設定している。これは、ビットコインと同様にORDIの供給量が増えないため、市場での希少性と需要が高まる要因となる。
また、ORDIの価値はビットコインの価値にも影響される。ビットコインの価格が上昇すれば、ORDIの価格も上昇する可能性が高い。
さらに、ORDIはビットコインのエコシステムとの互換性も高く、他のBRC-20トークンと交換したり、NFTを作成したりすることが可能だ。これはORDIの機能性と多様性を高める要因となる。
Ordinalsプロトコルが持つ革新性
ORDIは、Ordinalsプロトコルを利用して、ビットコインの最小単位であるサトシ(Satoshi)に、データを書き込むことができる。ORDIによって書き込まれた情報は、ビットコインのブロックチェーンに永久に保存される。
Ordinalsプロトコルによって書き込まれた情報は、ビットコインのブロックチェーンに、テキストや画像などの様々な情報を記録することができる。これは、ビットコインのブロックチェーンに新たな価値を付加することを意味する。
ORDIは、ビットコインのブロックチェーンを利用して、NFTやトークンなどの新たなアプリケーション開発の場を提供することで、ビットコインに新たな価値をもたらすことができる。
このように、ORDIは相互運用性の高さをはじめ、発行上限の設定、革新性のあるプロトコルの利用を通して、ビットコインに新たな付加価値をもたらしており、将来性の高い仮想通貨として期待されている。
ORDI(Ordinals)に関してよくある質問
- ORDI(Ordinals)とは何ですか?
-
ORDIとは、ビットコインのブロックチェーン技術を利用して、テキストや画像などの様々な情報をビットコインの最小単位であるサトシ(Satoshi)に書き込むことができる革新的なプロトコルを持つ仮想通貨である。
ORDIは、ビットコインのブロックチェーンに記録される。ビットコインのブロックチェーンは、分散型のネットワークによって検証され、改ざんや偽造が困難であるため、高いセキュリティと透明性を兼ね備えている。
- ORDI(Ordinals)はどこで買えますか?
-
ORDIは、日本国内の仮想通貨取引所では取扱いがない。そのため、海外の中央集権型取引所で取引する必要がある。ORDIを購入するには、まず元手となる仮想通貨を購入し、それをORDIに交換することで購入できる。
仮想通貨ORDI(Ordinals)のまとめ
仮想通貨ORDI(Ordinals)は、Ordinalsプロトコルを利用して発行されたトークンである。
Ordinalsプロトコルとは、ビットコイン(BTC)のブロックチェーンに情報を書き込むことができる技術である。
ORDIは、BRC-20に準拠しており、Ordinalsプロトコルで書き込まれた情報に価値や意味を付与する役割を持つ。ORDIは、Ordinalsプロトコルを利用して、ビットコインのブロックチェーンにNFT(Non-Fungible Token)やトークンを作成することができる。
ORDIは、ビットコインのブロックチェーンに記録されるため、ビットコインが持つ高いセキュリティと透明性を享受している。
・ORDIは、ビットコインのブロックチェーンにNFTやトークンを作成できる
・ORDIは、ビットコインが持つ高いセキュリティと透明性を享受している
・ORDIは、様々なビットコイン関連のサービスを利用できる。
・ORDIを購入するなら、コインチェックを利用できる
将来性のあるマイナーコインの多くは、海外取引所で扱われていることが多い。国内仮想通貨取引所のコインチェックならビットコインやイーサリアムといった人気通貨をはじめ、様々な仮想通貨の取扱いがあるので、元手となる仮想通貨の購入におすすめだ。
まだ取引所の口座を持っていないという方は、この機会にコインチェックの公式サイトをチェックしてみてほしい。