受験前から入学まで、まとまった額のおカネがどっと出て行く! Photo:PIXTA
受験前から入学まで、まとまった額のおカネがどっと出て行く! Photo:PIXTA

私立大学の受験から入学までに必要なおカネは230万円超!

 2026年度の年内入試が昨年12月で終了し、2月から多くの私立大学で一般選抜が始まる。総合型選抜や公募制推薦選抜などで入学する大学を決めた受験生もいれば、これらに合格し、より難易度の高い大学に一般選抜で挑戦する受験生もいる。

 私立大学の一般選抜受験料は1学部3万5000円が相場。それ以外にも、大学受験にはとにかく短期間にたくさんのおカネが必要だ。受験料や入学金、学費はもちろん、その他入学時までにいつ、いくら用意すればよいのだろうか。

 文部科学省によれば、21年度の国立大学の入学金は28万2000円、授業料は53万5800円(国の標準額)、私立大学が同24万5951円と同93万943円(平均額)。その30年前の1991年度は国立大学の入学金が20万6000円、授業料が37万5600円。私立大学が同27万1151円、同64万1608円(※1)となっている。

 ここ数年は国立大学の学費値上げが相次いでおり、25年度には東京大学が授業料の値上げを実施したほか、26年度には埼玉大学、電気通信大学、名古屋工業大学、山口大学も値上げを表明している。

 大学に払うおカネのみならず、最近の物価高騰のあおりを受けて受験の準備に必要な塾代や交通費も軒並み上昇傾向にある。

 東京地区私立大学教職員組合連合(東京私大教連)によれば、24年度の自宅外通学者の私立大学にかかる「受験から入学までの費用」は231万4781円で、過去最高額であった23年度(230万2181円)を上回った。

 内訳は、受験費用が27万3800円、初年度納付金が136万5281円、住居関係費が67万5700円となっている。それらに加えて、第一志望の合格がかなわず、第二志望の大学に入学する場合の入学金の資金も確保しておきたい(第14回参照)。

 入学後の4~12月の仕送り額約82万1700円を加えると「入学の年にかかる費用」の総計は313万6481円に上る。なお、自宅通学者の場合は、受験費用が25万1700円と前年度から若干減少した(初年度納付金は同じ、以上※2)。

※1 「国公私立大学の授業料等の推移」(文部科学省、PDFに遷移)
※2 「私立大学新入生の家計負担調査 2024年度」(東京私大教連、PDFに遷移)