保護者の待機場所にも影響が
一方で、例年通りという学校も数校見られる。
「応援は屋外であることから、特に制限は考えておりません」(聖園女学院中学校・高等学校)
「校門外での活動のため、本校としては規制等を考えておりません」(鎌倉学園中学校)
「毎年正門前まででお願いをしております。今のところ変更は考えておりません」(青山学院横浜英和中学校)
「今のところ、特に中止や制限の予定はございません」(法政大学中学高等学校)
「塾の先生方の応援については制限を設けません」(順天中学高等学校)
「正門付近の敷地が広いため、今のところ制限を考えていません」(茨城中学校・茨城高等学校)
「中止は予定しておりません」(十文字中学校)
他にも、和洋九段女子中学校高等学校、芝浦工業大学柏中学高等学校、工学院大学附属中学校・高等学校、聖光学院中学校高等学校、桐朋女子中学校・高等学校、玉川学園中学部・高等部、城西大学附属城西中学校などは例年通りとしている。
すべては感染状況次第ではあるが、今後、「特にないが、節度ある範囲で行ってほしい」(成田高等学校・付属中学校)という声が検討中の学校などからも出ることが予想されることもあって、大手塾を中心に、例年とは異なる対応の検討が進んでいるようだ。
また、保護者の待機場所についても、ほとんどの学校は3密対策で席間距離を広げ、追加の会場を用意するなどの対策を検討しているが、いくつかの学校では、待機場所を設けない方向での対応を考えているようだ。
「保護者控室を設けないことを検討している」(海城中学高等学校)
「保護者待機場所を設置しません」(相模女子大学中学部・高等部)
「待機場所は用意しない予定です」(渋谷教育学園渋谷中学高等学校)
「今年度に関しては保護者待機場所を設けない予定です」(頌栄女子学院中学・高等学校)
「保護者待機場所を設けない」(豊島岡女子学園中学校)
「保護者待機場所はなし(募集要項に記載しました)」(目黒日本大学中学校)
「なしにする予定です」(八雲学園中学校高等学校)
「試験会場が多くなるので、待機場所をなくし、時間に再集合していただくお願いを検討中」(芝浦工業大学附属中学高等学校)
このように、2021年の入試会場付近の光景は多くの学校で一変しそうである。