有名私大の系列校人気にも明暗が
人気私立大学の付属校は、第1回の入試が2日に集中している。明治大学付属明治(1回)と青山学院中等部(1回)がいずれも20%弱の減少で、実質倍率予想では前者が2倍割れ、後者が2倍台半ばと、女子に比べればだいぶ受けやすい。
同じ2日の法政大学第二(1回)も▲20%で同じような傾向にあり、実倍率も2020年の4倍から3.2倍程度まで緩和される見通しである。男子校である立教池袋(1回)は30%弱とより減少傾向で、実倍率は3倍を切りそうだ。
他にも、1日の帝京大学(1回)は▲10%強、成城学園(1回)は▲10%台半ば、3日は法政大学第二(2回)が10%台半ばの減少、4日の中央大学附属が▲20%弱、5日の法政大学(3回)と国学院久我山(3回ST)が▲20%強、6日の関東学院大学(II)が▲10%という状況だ。
志願者が100人に満たない入試では、1日の創価は▲20%弱、東京電機大学(1回)は▲30%、3日の東海大学相模(B)は100人以上だったものの▲30%強と減らしている。
付属校でも、大きく志願者を増やしている入試も見られる。圧倒的なのが日大豊山で、1日1回が+60%弱、3日3回が+70%台半ば、3日午後の4回が+20%台半ばといった具合に、各回とも大きく増やしている。新校舎となったのは5年前のことなのだが、男子校フェスティバルなどでもうかがえたこうした人気傾向は、いまも続いている。
同じ日大系列では、1日の日本大学第三(1回)が+20%台半ば、2日の日本大学第一(4科2回)が+30%台半ば、3日の日本大学第二(2回)が+10%強、5日の日本大学第一(2科2回)が+70%台半ばの伸びで志願者数100人超え、同じ5日の日本大学(C回)が+30%台半ばといった具合で、どこも大人気といえる。減少傾向なのは、1日午後の日本大学(A2回)と2日の日本大学第三(2回)の▲20%弱、4日の日大藤沢(2回)の▲10%強ぐらいにとどまる。