2月入試で志願者が増えそうな入試

 このほかの私立大学系列校で志願者を増やしている入試としては、1日の獨協(1回)が+30%と大幅に躍進、国学院久我山(1回)が+20%台半ば、駒場東邦(1回)が+20%、1日午後の東京農業大学第一(1回)が+30%台半ば、2日の神奈川大学附属(2回)と東京都市大学付属が各+10%強、2日午後の桜美林(2回)が+20%台半ば、3日の埼玉の立教新座(2回)が+30%台半ば、成城学園(2回)が+20%強、明大明治(2回)が+10%台半ば、5日の東海大学高輪(3回)が+10%強となっている。

 志願者が100人に満たないものの、伸びが大きい入試としては、1日午後の文化学園大学杉並(2回)が+30%、2日の東洋大学京北(3回)が+80%台半ば、2日午後の多摩大学目黒(特待・特進2)が+20%台半ばといったところだろう。

 ここで改めて、志願者数100人以上の中から志願者が増えそうな2月入試を見ていこう。

 1日では、東京湾岸組の青稜(1回A)が+50%弱、高輪(A)が+20%台半ば、2日午後のかえつ有明(特待2回)が+10%台半ばと好調で、2日の渋谷教育学園幕張(2回)も1月入試とは逆に+10%台半ばとなっている。志願者数が50人前後ではあるが、1日のかえつ有明(2科4科)は+50%である。青稜は女子校が共学化したのだが、いまでは男子が8割を占めるほどで、なぜか男の子に人気の学校となっている。

 神奈川で好調な入試としては、1日のサレジオ学院(A)が+20%弱、1日午後の桐蔭中等教育学校(1回午後)が+30%強と絶好調で、関東学院(Ⅰ B)が+10%、5日の湘南学園(D)が+20%弱、そして6日の山手学院(後期)が+40%で実倍率予想6倍超えといった具合だ。桐蔭と山手学院は、高校入試では県立トップ校である横浜翠嵐と湘南の定番の併願校としても有名である。