2月2日以降の志願者が減りそうな入試

 2月2日では、志願者の多い入試から見ていくと、洗足学園(2回)が▲20%強、で田園調布学園(2回)が▲20%台前半、白百合学園が▲10%強、国学院久我山(2回)が▲30%弱、大妻多摩(2回)が▲20%、湘南白百合学園(2回4科・英語)が▲10%台後半といった状況にある。

 2日午後では、前年1000人を超えていた人気入試の香蘭女学校(3回)が▲20%台半ばとかなり緩和して倍率予想も4倍台前半となりそうだ。それでも十分に高いのは立教大の系列校としての位置付けだからなのかもしれない。こちらも志願者の多い順に見ていくと、大妻中野(3回)▲10%台前半、青山学院横浜英和(B)が▲20%台後半、実践女子学園(4回英語資格)が▲10%台前半、三田国際(3回)が▲20%強、桜美林(2回)が▲10%台前半、そして広尾学園(医進・サイエンス・インターAG)が▲10%強といった具合になっている。

 3日は国公立の中高一貫校も出てくるのだが、志望者100人超では筑波大学附属が▲10%強、都立小石川中等教育学校が▲20%台前半で、予想倍率はそれぞれ3倍と4倍となり、かつてよりはだいぶ受けやすくなりそうだ。大きく減らしそうなのがお茶の水女子大学附属で、▲40%台半ばとほぼ半減、予想倍率も2.5倍と国立附属校ではあまりお目にかからない水準である。

 3日の女子校では、三輪田学園(3回)が▲20%台半ば、東京女学館(4回)が▲10%台半ば、カリタス女子(4回)が▲20%強、共学校では千葉の東邦大学付属東邦(後期)の▲20%弱が挙げられる。3日午後入試では、共立女子(合科型)が▲20%台半ば、東京都市大学等々力(2回)が▲10%台後半、帝京大学(3回)が▲20%弱となっている。

 4日は田園調布学園(3回)が▲20%、成蹊(2回)が▲10%、5日は国学院久我山(3回ST)が▲30%台前半、5日午後は明大中野八王子(B)が▲10%台前半で、それぞれ受けやすくなっている。

【訂正】記事初出時より以下の点を訂正いたしました。
・2ページ目の5行目:生え抜きの教員で教頭を務めていた松井真佐美校長 → 生え抜きの教員である松井真佐美校長
(2020年12月1日13:55 ダイヤモンド社教育情報)