東京の狙い目入試はこれだ!
志望者合計が300人に満たないものの、伸び率が高い入試を1日から順に挙げておきたい。1日は、一挙に2倍強となり100人を超えた駒込(1回)、6割弱増の日本大学第一(4科1回)、6割半増の東洋大学京北(1回)、4割増の開智日本橋学園(1回・適性)、3割弱増の成城学園(1回)、2割半増の明治大学付属中野八王子(A1回)、2割強増の国学院大学久我山(1回)といったところが目に付く。
1日午後では、100人に満たないものの宝仙学園共学部理数インター(新4科・読書)が倍増の勢い、八雲学園(2回)が8割半増、目黒日本大学(2回)が7割半増、八王子学園(東大2)が5割増といった具合に増やしている学校が多く見られる。すっかり定着した早期決戦型の需要が高まっているのだろう。
2日は、2.5倍に増えた東洋大京北(3回)を筆頭に、9割増の安田学園(2回)、8割増の東京電機大学(3回)、7割増の目黒日本大学(3回)、5割強増の日本大学第一(4科2回)など、いずれも100人前後と志望者数は多くはないものの、人気となっている。
2日午後は、2倍増の開智日本橋(2回)、8割増の芝浦工大附属(特色入試)、7割半の増加である郁文館(グローバル)、7割弱増の順天(2回B)など共学校が多く見られる。
3日は4割増の日本大学第一(2科1回)と佼成学園(3回)が、3日午後は2倍弱増の足立学園(特奨2回)、7割半増の聖学院(3回特待アドバンスト)と男子校が顔を見せているが、いずれも100人に満たない。
最後に、志望者減で緩和傾向にある狙い目入試をいくつか挙げておきたい。2日の男子校である池袋立教(1回)は1割強減って400人を割った。同じ日の巣鴨(2回)は500人を超える人気の入試だが、やはり1割強減らしている。
3日で目立つのは2割前後減らしている公立一貫校が並んでいることで、高倍率が敬遠されている様子がうかがえる。4日では世田谷学園(3回)が2割強の減少で400人台から300人台になっている。5日の攻玉社(特選)も1割半減で予想倍率2倍と狙い目だろう。
受験生は9月以降、毎月のように模試を受けることになるため、志望者の状況は変化していく。適宜その実態についてはお知らせしていきたい。次回は女子受験生の動向について見ていくことにしよう。