2月2日以降で緩和傾向にある入試

 2月2日で女子人気ナンバーワンの共学校といえば青山学院中等部である。2023年実倍率は5.6倍もあったが、5倍程度まで緩和しそうだ。ついで神奈川大学附属(2回)は2倍強まで、慶應義塾湘南藤沢は4倍程度まで、東洋大学京北(3回)は3倍割れ、日本大学藤沢(2回)は2倍程度が見込まれる。とても受けやすくて受かりやすい入試としては八雲学園(3回)がある。

 2日午後は、23年実倍率3.7倍と人気の東京農業大学第一(2回)が3倍程度まで、同5.7倍もあった三田国際学園(3回)が4倍台半ばまでと、いくぶん和らぎそうだ。桜美林(2回)は2倍強、広尾学園(医進・サイエンス)は2倍台半ば、順天(2回B)は2倍程度、淑徳(東大2回)は1倍台前半と受けやすいが、23年9.2倍の淑徳巣鴨(スカラシップ2回)は緩和しても6倍台半ばとなっている。
 
 3日の女子受験生筆頭人気の共学校は慶應義塾中等部である。23年は実倍率6.1倍と厳しかったが、5倍割れ程度が現状では見込まれる。日本大学第二(2回)は3倍程度、関東学院(一期C)桐光学園女子部(3回A)は2倍割れが見込まれる。3日午後は、帝京大学(3回)が2倍割れだが、開智日本橋学園(3回)は6倍程度と厳しい。
 
 4日は、成蹊(2回)に志望者が集まっている。1割減っても3倍強は維持しそうだ。東京農業大学第一(3回)は6倍割れ、明治学院(3回)は3倍割れ、淑徳巣鴨(3回)は4倍強、文教大学付属(5回)は2倍割れと、こちらはまだ受けやすい。5日は日本大学(C回)が4倍割れ、国学院大学久我山(3回ST)は23年実倍率5.9倍が4倍台半ばになるかが注目される。

【訂正】 本文第8段落、初出時『三田国際学園(算数)』を『三田国際学園(ISC)』に訂正いたします。
(2023年10月5日 13:05 ダイヤモンド社教育情報)