子どもを励ます夫婦のイラスト

受験で親子関係を悪化させることなく、子どもの良い応援団になるにはどうすればいいのか。親の「伴走スタイル」を見直し家族全員で受験を乗り越えよう!

ゴールからの逆算で冷静に子どもの成績と向き合う

 受験期の子への声掛けや関わり方は難しいものです。重要なのは、ゴールからの逆算で、今、子どもに何が足りていないかを親が正確に把握すること。ゴールは平均値ではなく、あくまで子ども基準で定めます。現在地が冷静に見えていれば、むやみに焦り、他人と比較して混乱することはなくなります。

 例えば、塾での偏差値が算数70、国語40の場合、平均は55で、偏差値65の志望校を目指すなら、算数を80まで、国語を50まで上げる必要がある。算数を85にする道もあるかもしれません。それに対して今からどれくらい伸ばす必要があるかを見極めるのです。学校別模試を受けていればその数値で考えてください。