2023.1.19 「仲間外れはなさそう」と先生は言うけれど…… 学校で起こるトラブルは、“加害”や“被害”の事実認定が難しい。学校がいじめの認定にちゅうちょしがちな理由の一つでもある。第三者からの証言も学校に「聞き間違い」と判断されてしまった場合、心に痛を負った生徒やその保護者は、いじめ問題解…
2022.11.18 イヤな「あだ名」はお断り!法的視点から見たその理由 「あだ名」は、相手との距離を縮めることもあれば、誤った使い方をすると相手を傷つけてしまう危険性も持ち合わせている。学校で問題になる不本意なあだ名には、法的にどのような問題があるのだろうか。「愛称」「ニックネーム」が「嫌なあだ名」に…
2022.10.14 イヤミ、陰口、無視…「いじめ」は犯罪なのか、その境界はどこにある? 「いじめは犯罪だ」と言われることがある。どんないじめが犯罪となるのだろうか。犯罪にならないいじめなら許されるのだろうか。いじめを構成する行為を法の視点で分析することで、その境界について考えてみよう。
2022.9.29 「校則」は誰のためにあるのか――対立するのはいけないこと? 校則の変更には、生徒同士の横の関係の話し合いに加え、校則を制定する権限を持つ側である学校と交渉する、いわば縦の関係の話し合いが必要だ。権限に差のある者の間での議論に起こりがちなことは何か。ルールは誰のために、なぜ作られるのかを確認…
2022.9.15 「主体性」って何?校則を“変えたい”か“守るべき”か 子どもが学校に行きたくない理由には、校則や指導方法、生徒間や先生との人間関係など多岐にわたる。いじめをはじめ、さまざまな学校の問題を調査し、提言を行う真下麻里子弁護士は、学校で問題を議論する際には「法律の考え方」を生かしてほしいと…
2021.9.30 真に「いじめ」に“中立”であるとはどういうことか 「いじめ予防授業」の締めくくりは、いま一度”中立”の意味を考えるため、生徒の実演によるロールプレイング形式の「模擬調停」を実施する。加害者側と被害者側の言い分を”中立”な立場で判断し、「いじめ」問題を解決に導くプロセスでの学びとは…
2021.9.24 「いじめ」に“中立”の立場は許されるのか 身近なところで「いじめ」が起きていても、自分とは無関係、他人のもめ事に関わらないという“中立”の立場でいることはできるのだろうか。学校のクラスの中でも、“中立”という名の無関心を装う「傍観者」はどうしても出てしまう。今回は、“中立…
2021.9.16 「いじめ」重大化防止の鍵を握る、観衆と傍観者 「いじめ」の当事者になったことがない、「いじめ」の現場を見たことがないという生徒は、むしろ少数派ではないだろうか。実は、当事者を取り巻く「観衆」や多くの「傍観者」が、「いじめ」の重大化を防ぐ重大な役割を担っている。そのことを「いじ…
2021.9.9 どこからが「いじめ」になるのか、法律上の定義とは?弁護士が中高で特別授業 世界中を見渡しても、いじめのない学校も社会も、残念ながら存在しないのではなかろうか。「からかい」や「仲間はずれ」と「いじめ」の違いを周辺の大人は自覚できているのだろうか。一つの有効なアプローチが、法律上の定義に基づく「いじめ」との…