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ヒントはここにあった!先端ITで日本企業の未来を変える

スマートテクノロジーに
日本の経営者は及び腰

――世界10ヵ国のCxO調査で分かったこと

安間 裕 [アバナード株式会社 代表取締役]
【第21回】 2016年9月5日
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 前回は、弊社のグローバルが行った10ヵ国のCxO500人に対する「スマートテクノロジー」に関する調査結果のうち、「Digital Ethics(情報倫理)」と「Robot Boss(ロボボス)」に関する興味深い結果について、考察を交え、書きました。

 今回は、調査のメイントピックである「スマートテクノロジー」に関しての、日本と海外の違いについて触れてみたいと思います。

スマートテクノロジーへの取り組み状況

グローバルでは「スマートテクノロジー」の導入はすでに始まっている

  • 企業の63%は、すでに「スマートテクノロジー」への投資を開始していて、売上の拡大やカスタマーエクスペリエンスの向上など、そのメリットを享受している。

一方日本では、「スマートテクノロジー」への投資が出遅れている

  • すでに「スマートテクノロジー」への投資を開始している全回答者の63%に対して、日本企業は40%と2割以上低い、9ヵ国の中では一番低い数値となっている。
  • 日本でも「スマートテクノロジー」への投資で期待される恩恵は「生産性の向上」(62%)と「売り上げの拡大」(58%)。
  • 「スマートテクノロジー」により今後5年間で、売上が平均33%増加すると予測されているが、日本の平均は28%に留まる。

 ということで、日本では、スマートテクノロジーへの投資のスピードが、海外に比べ遅れていることが、数字として表れているのではと思います。

 このことは、日々、デジタルビジネスを推進している実感とも符合します。

 アバナードでは、グローバルで行われていることが、メールやエンタープライズSNSを通じて、毎日のように共有されます。

 海外からやってくるニュースは、例えば「IoT、CRM、デジタルマーケティング、モバイルテクノロジーが融合した、オムニチャネル・プロジェクトが立ち上がった」とか、「IoTから得られるデータを分析する機能と工場のモバイル・システムが融合した設備管理の仕組みが稼働した」「ドローンを使って、植物の育成状況を分析し、肥料配布などの効率を高めるプロジェクトの紹介」などがほとんどです。

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安間 裕 [アバナード株式会社 代表取締役]

団体系保険会社、外資系商社を経て、1998年にアクセンチュアに入社。その後外資系広告代理店を経て2001年に再度アクセンチュアに入社、アクセンチュア・テクノロジー・ソリューションズの設立に携わり2002年8月に同社代表取締役社長に就任。2009年アクセンチュア執行役員アウトソーシング本部長、2010年執行役員ビジネスプロセス・アウトソーシング統括本部長を歴任。副社長としてフューチャーアーキテクトの経営に携わった後、2014年4月にアバナードに入社。1982年明治大学文学部文学科フランス文学専攻卒。1959年生まれ。


ヒントはここにあった!先端ITで日本企業の未来を変える

IT業界のフロントランナーである筆者が、日本企業の経営やビジネスの最前線で働く人々に向けておくる連載第2弾。昨今のITで起きていることを、いわゆる「Buzz Word(はやり言葉)」としてではなくビジネスの言葉で解説。客観的データを基にした冷静な分析で、今日から仕事への意識を変えられるヒントを提供する。

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