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実例で知る! 他人事ではない「男の離婚」 露木幸彦

「養育費足らんから子ども1人いらん」
強欲元妻から面会権を奪還した一手とは(上)

露木幸彦 [露木行政書士事務所代表]
【第37回】 2016年9月3日
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「(長男の)ユニフォームのお金は、本当なら養育費のなかから出すべきではないか?」と送ったメールが元妻の逆鱗に触れた(写真は本文と関係ありません)

 子どもたちの夏休みはあっという間に終ってしまいました。子どもが「子ども」なのは期間限定。だからこそ、子どもと一緒に過ごす時間は親にとって貴重なのですが、一緒に暮らしている夫婦と、別々に暮らしている「元夫婦」では『時間の重み』は変わってくるはず。

 例えば妻と別れ、親権を持たず、離れて住んでいる夫(子の父親)はどうでしょうか?夏休みに子どもと再会することを心待ちにしているのですが、実際のところ、「離婚」という障害を乗り越えて子の父親として充実した時間を過ごすことはできるでしょうか?

 「面会交流の実施状況」(平成23年度、全国母子世帯等調査結果報告。厚生労働省)によると、父と子が「現在も面会している」「面会したことがある」は合わせて全体の45.6%に対して、「面会したことはない」が50.9%に過ぎず、離婚から現在まで子どもの顔を一度も見たことのない父親が半分以上というのが現実です。離婚時、面会の約束(頻度や時間、場所、送迎方法など)を取り決めたのは全体の25.3%にとどまり、73.6%は何もせず別れています。 

子ども2人に18万円の養育費も
面会ができなくなってしまった

 今回紹介する藤本慎太郎さんは離婚時、子どもとの面会を口約束で済ませざるを得なかったのですが、さらに離婚後、元妻への対応を誤ったせいで、子どもと直接会うことはもちろん、電話やメール、スカイプ、そしてプレゼントの郵送まで禁止されてしまい、途方に暮れて私のところへ相談しに来ました

 「せっかく離婚できたのに、これじゃ、まるで生き地獄ですよ!」

 慎太郎さんは現在42歳、建設会社の課長職で年収は750万円くらい。言ってみれば、どこにでもいる普通のサラリーマンです。

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露木幸彦[露木行政書士事務所代表]

つゆき・ゆきひこ/行政書士、フィナンシャルプランナー。1980年生まれ。国学院大学卒。男性の離婚相談に特化した行政書士事務所を開業し、開業から6年間で有料相談件数7000件、法律文書作成900件を達成。公式サイトは1日訪問者3300人、会員数は1万3000人と、業界では最大規模にまで成長させる。2008年よりドコモ、au、ソフトバンクの公式サイトで法律監修を担当。四半期に一度、大相談会を開催している。主な著書に『結婚貧乏~結婚してはいけない人を避ける方法』(中央公論新社)、『離婚のことばハンドブック~今すぐ解決したい人のキーワード152』(小学館)、『男のための最強離婚術』『男の離婚 賢く有利に別れるための6つの成功法則』(共にメタモル出版)などがある


実例で知る! 他人事ではない「男の離婚」 露木幸彦

昨今の離婚事情は複雑化している。夫が借金、浮気、暴力を繰り返して妻に愛想を尽かされるという「昭和型離婚」ばかりでなく、足もとでは「草食系離婚」も急増している。妻が多重債務、不倫、ヒステリーなどを繰り返し、真面目で優しい夫がそれに絶えられなくなって離婚を決意するというパターンだ。そうしたなか、離婚トラブルで悩み悶える男性が増えている。一度離婚トラブルに発展すると、男性は多くの精神的・物理的な負担を強いられる。到底納得できない理不尽な離婚トラブルに意図せず巻き込まれた場合に備えて、普段から対処法を考えておくことは必要だ。「男性の離婚相談」に特化し、数多くの相談実績を誇る行政書士の露木幸彦氏が、毎回実例を挙げながら、男性が陥り易い離婚トラブルへの対処法を指南する。読まずに泣くか、読んで笑うか――。現在離婚トラブルで悩んでいる人もそうでない人も、「他人事ではない男の離婚」について考えるための参考にしてほしい。

「実例で知る! 他人事ではない「男の離婚」 露木幸彦」

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