ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
女性活躍はワクワクの宝庫

部下に恨まれる上司、感謝される上司の違い

朝倉千恵子 [株式会社新規開拓 代表取締役社長]
【第3回】 2016年9月15日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

ビジネスでは男性的な
思考や価値観だけが正しい?

 「女性管理職を増やせと言われても、能力のない女性を無理やり役職につけることはできませんよ」――女性活躍推進法が成立し、積極的な女性の管理職登用が叫ばれる中、現場からは不満ともとれるような声が漏れ聞こえてきます。

 女性というだけで、管理職にはできない。これはまぎれもない正論です。私は女性の活躍推進を積極的に進めていきたいと考えていますが、当の女性たちには「ウーマンではなくヒューマンでいけ」と伝えています。男性も女性も関係なく、仕事で認めさせることができる人が、正しく評価を受けてほしいと思っています。

◆図1 女性管理職の割合

データ出典元:『女性登用における企業の意識調査』(帝国データバンク、2016)

 とはいえ、日本のビジネス界では、男性的な思考や価値観こそが正しいものだ、という認識が強すぎることがあります。24時間働け、家庭は省みるな、上司には絶対服従しろ、など少しオーバーに表現しましたが、いまだにそんな価値観こそが正しいと思われる傾向は強く残っています。もちろん、男性的といわれるような思考がビジネスでは有利に働く場面も多いのですが、本当にその考えかたこそが正しいのでしょうか?他のやり方で成果をあげる方法はないのでしょうか?

 私は数多くの女性たちを育成してきましたが、男性と同じように女性には本当に優秀な方がたくさんいます。ところが、先に述べたような、男性的価値観に合わないという理由だけで、せっかくの能力を正しく評価されていないケースが少なからずあるようです。これは本当にもったいないことです。

リーダーシップの2パターン
「目標達成」型と「集団維持」型とは

 リーダーシップのあり方は一つではありません。お父さんとお母さんをイメージしてみてください。二人とも「子どもを育てる」という共通の目的を持っていたとしても、そのあり方は自然と全く異なります。厳しく叱ってくれる父と、どんな自分も受け入れてくれる母。背中で見せてくれる父と、いつも自分を応援してくれる母。家庭により差はあれど、父親と母親で違う役割を担っていることは当たり前にあります。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

朝倉千恵子 [株式会社新規開拓 代表取締役社長]

小学校教員から専業主婦を経て、35歳で人生の崖っぷちに立たされ、社員教育研究所に入社。中途採用、営業経験ゼロからのスタートするも、礼儀・挨拶を徹底した営業で、3年後には年間売上げ23億円の企業で単独1億円を達成。ダントツぶっちぎりのトップセールス賞を受賞。2001年に独立。有限会社朝倉千恵子事務所を設立。2003年にオフィスを東京日比谷の帝国ホテルタワーに移し、2004年に株式会社新規開拓を設立。講師として全国を飛び回る。自らの経験を生かした研修・講演は多くの企業から支持され、リピート率は98%を誇る。「初対面の1分間で相手をその気にさせる技術」(日本実業出版社)、「超訳・速習・図解 営業嫌いだった人が1億売る人に変わる 『仕事ノート』」(プレジデント社)など著書多数。働く女性の応援団長として自社にて「トップセールスレディ育成塾」を主催。人生を通して体得した、女性が活躍するための振る舞いや考え方を伝授。自分を変えたい!という女性たちが全国から集まり、その卒業生は2000名を超える。
ホームページ:http://www.shinkikaitaku.jp/


女性活躍はワクワクの宝庫

女性活躍というけれど……どうすればよいのかわからずに途方に暮れる男性経営者。組織の中での立ち位置に迷い「わかってくれない」と苦悩する女性。この連載は、人材育成のプロ・朝倉千恵子が豊富な事例から導き出す「女性活躍のための処方箋」。視点を変えれば、女性活躍は嫌なことでも、面倒くさいことでもありません。もっと楽しくワクワクしながら進めることができるのです。

「女性活躍はワクワクの宝庫」

⇒バックナンバー一覧