ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
女性活躍はワクワクの宝庫

成功しているリーダーに「良い人」が多い理由

朝倉千恵子 [株式会社新規開拓 代表取締役社長]
【第2回】 2016年8月15日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

突き抜けて活躍している人は何が違うのか?
多くの人が気づいていない、もう一つのスキル

 25万8000円+消費税。これは弊社が主催する女性限定塾「トップセールスレディ育成塾」の受講料です。決して安くはない金額ですが、受講生の半数以上が自腹を切って受けに来ます。このように、私はこれまで数多くの「自ら学ぼうとする意思のある人」と出会ってきました。自己投資を惜しまず、自ら学ぼうとする姿勢には素直に好感を抱きます。ところが、そうした勉強熱心な方と数多く触れ合ううちに、皆さん何か大事なことに気づいていないのではないかと思い始めました。

 というのも、資格を取ったり、パソコンや英語の勉強をしたり、即効性のある営業テクニックを求めたり、今目の前にある仕事のためのスキルだけを習得しようとする人が少なくないのです。テクニカルなスキルはもちろん仕事において価値あるものですが、それが全てではありません。

 実は、ビジネスにおいてとても重要な意味を持つにもかかわらず、ビジネススキルとしてあまり認識されていないものがあります。それが、『ヒューマンスキル』です。

 ヒューマンスキルとは、人と人とのつながりで活きる能力、人間性や人格、人徳といったものです。ビジネスには「良い人」かどうかは関係ない、と思われがちですが、ビジネスが人と人とのつながりで成り立つ以上、このヒューマンスキルはどんなシーンにおいても欠かせない重要なスキルなのです。

 まず、下の図を見てください。これは、ハーバード大学のロバート・カッツ教授が提唱した「カッツモデル」という図式で、マネジメントに求められる能力を階層別に表したものです。

◆図1 カッツモデル

ロバートカッツ教授(ハーバード大学)が提唱した【カッツモデル】

 縦軸が階層、横軸は求められる能力を記しています。

 例えば、まだ役職が低いころは、テクニカルスキルの占める割合が多いですが、役職が高くなるにつれて、実務能力よりも、物事の本質を見極める能力が問われるようになります。

 さて、みなさん気づきましたか?実はこの図、「ヒューマンスキル」の占める割合はどの階層でも変わらないのです。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

朝倉千恵子 [株式会社新規開拓 代表取締役社長]

小学校教員から専業主婦を経て、35歳で人生の崖っぷちに立たされ、社員教育研究所に入社。中途採用、営業経験ゼロからのスタートするも、礼儀・挨拶を徹底した営業で、3年後には年間売上げ23億円の企業で単独1億円を達成。ダントツぶっちぎりのトップセールス賞を受賞。2001年に独立。有限会社朝倉千恵子事務所を設立。2003年にオフィスを東京日比谷の帝国ホテルタワーに移し、2004年に株式会社新規開拓を設立。講師として全国を飛び回る。自らの経験を生かした研修・講演は多くの企業から支持され、リピート率は98%を誇る。「初対面の1分間で相手をその気にさせる技術」(日本実業出版社)、「超訳・速習・図解 営業嫌いだった人が1億売る人に変わる 『仕事ノート』」(プレジデント社)など著書多数。働く女性の応援団長として自社にて「トップセールスレディ育成塾」を主催。人生を通して体得した、女性が活躍するための振る舞いや考え方を伝授。自分を変えたい!という女性たちが全国から集まり、その卒業生は2000名を超える。
ホームページ:http://www.shinkikaitaku.jp/


女性活躍はワクワクの宝庫

女性活躍というけれど……どうすればよいのかわからずに途方に暮れる男性経営者。組織の中での立ち位置に迷い「わかってくれない」と苦悩する女性。この連載は、人材育成のプロ・朝倉千恵子が豊富な事例から導き出す「女性活躍のための処方箋」。視点を変えれば、女性活躍は嫌なことでも、面倒くさいことでもありません。もっと楽しくワクワクしながら進めることができるのです。

「女性活躍はワクワクの宝庫」

⇒バックナンバー一覧