ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
集客革命!Facebookビジネス活用法

Facebookはショッピングモールになり得るのか?
通販業におけるファンページ活用最前線

熊坂仁美 [株式会社ソーシャルメディア研究所代表取締役]
【第4回】 2010年11月26日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 業態別ファンページ活用法の第2回は「通販型ビジネス」。インターネットで完結するビジネスでは、ファンページをどう活用していけばよいのか。事例を見ながら探っていきたい。

 通販型ビジネスのファンページの使い方を3つのパターンに分類してみた。

(1) ミニ通販サイト型
(2) コミュニティ型
(3) 情報提供型

 それぞれを詳しく見ていく。

(1)ミニ通販サイト型~ファンページをオンラインショップにしてしまったフラワー通販

 ギフト用花束に特化した通販で年商7億1,400万ドルをたたき出す、米最大手のフラワーショップ「ワン・エイトハンドレッド・フラワーズ(1-800-Flowers)」。誕生日を知らせる機能があるFacebookはギフトビジネスには最適ということで、新たな販売チャネルとして早くからファンページに着目。2009年7月、Facebook内で買い物ができる通販機能つきのファンページを立ち上げた。ファン数は2010年11月現在、5万人に届こうとしている。

「ワン・エイトハンドレッド・フラワーズ」のファンページの中には本家サイトとそっくりな通販機能が組み込まれている

 訪問者が最初に見るウェルカムタブ(初期設定タブ)には、ファンになると20%の割引が受けられるクーポンコードがある。その横の「ショップ」というタブをクリックすると、メッセージが現れる。「1-800-Flowersのショップへようこそ。商品をご覧いただき、贈り物の花を選んでオーダーしてください。そしてその体験をウォール(旧掲示板)に投稿して私たちに知らせてください」というメッセージの下に、ショップへのリンクボタン。クリックするとタブ内に小さなオンラインショップが現れる。

 このショップは、品揃えこそ限定されているが、デザイン、購入の際の入力項目、買い物の手順など、ほぼ本家の通販サイトと同じ。ユーザーは、Facebookにいながらにして、友人や家族の誕生日、記念日などの花を贈ることができるというわけだ。

 ファンページ内に組み込まれたショッピングカート。最近では、無料の簡易的なものからカスタマイズが必要な本格的なものまで様々なタイプが開発されている。通販機能を持たせてファンページをFacebook内支店にするというこのスタイルは最近のトレンドになりつつある。

1
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
IT&ビジネス
関連記事
クチコミ・コメント
facebookもチェック

熊坂仁美 [株式会社ソーシャルメディア研究所代表取締役]

株式会社ソーシャルメディア研究所代表取締役。Facebookをはじめとしたソーシャルメディアのビジネス活用の実践研究家。定期的に渡米し、最新のソーシャルメディア動向をチェックしている。企業のソーシャルメディア導入および運営のコンサルティングを行う傍ら、ソーシャルメディアのビジネス活用についての企業研修や講演を 全国で行っている。独自理論「好感アクセス収益モデル」と海外事例の研究をまとめた『Facebookをビジネスに使う本』(ダイヤモンド社)は、Facebook、Twitter、YouTubeでの口コミにより発売前からアマゾン部門1位を取り、ベストセラーとなる。 「Facebook使い方実践講座」はこちら

 


集客革命!Facebookビジネス活用法

ユーザー5億人。最新技術を集めた高度な口コミ機能。海外ではTwitter以上にビジネス活用が行われ、数千万人のファンを集める企業も出現しているFacebook。そのFacebookの動きが、いよいよ日本でも活発になってきた。企業はこの新たなプラットフォームをどのように活用していくべきなのか。いま、ビジネスパーソンが押さえておくべきポイントを厳選し、10週にわたりお伝えしていく。

「集客革命!Facebookビジネス活用法」

⇒バックナンバー一覧