闇株新聞[2017年]
2016年9月16日公開(2016年9月29日更新)
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闇株新聞編集部

バフェット銘柄の「ウェルズ・ファーゴ」に罰金命令!
世界の株式市場の波乱要因となる可能性も!?市場の安定期間でも闇株新聞の警戒監視は続く

刺激的な金融メルマガ『闇株新聞プレミアム』では世界の株式・為替・債券・不動産・商品等あらゆる市場を監視して、その時々の相場の方向性についてメルマガ読者の皆さんにお伝えしています。最近は一貫して「世界中ほとんどの金融市場が狭い取引レンジに収まる安定期間に入っている」という見方で、実際その通りの動きになっています。が、そんな時こそ緊張感を持って市場に目を光らせておく必要があります。

安定期間にあっても油断はできない
崩落につながる「予兆」を見逃すな

 相場が安定期間にあるうちは、政治や経済に悪材料が出ても、すぐにそれを緩和するような政策が打ち出され(あるいは打ち出されると投資家が勝手に期待して)、いつの間にか落ち着きを取り戻します。ここ1~2カ月を振り返っていただければ、思い当たるところが幾つもあるのではないでしょうか。

 しかし、安定期間にあるからといって油断はできません。こういう状態が続くうちに、実体経済と金融市場の水準の間には大きなギャップが生じます。そして、何かのきっかけでそれが破裂すると大混乱に陥るのです。

 本紙は当面(少なくとも年内いっぱいくらい)この安定期間が続くと分析していますが、混乱につながる予兆が出てないかはいつも注意深く見ています。

本編メルマガではそうした事象や事件についてひとつずつ取り上げ、詳しく解説しているところです。その一つが、先週報道された「ウェルズ・ファーゴに1.9億ドル(約195億円)の罰金が科せられた」ニュースです。もしかすると、世界の株式市場が大きく変調するきっかけになるかもしれません。

米ウェルズ・ファーゴに罰金命令
堅実経営の超優良銀行に何があった!?

 ウェルズ・ファーゴは米国の大手銀行です。米国の多くの銀行はかつて投資銀行業務に熱を上げてリーマンショックで大打撃を食らったのですが、この銀行は当時から投資業務に見向きもせずにひたすら銀行業による業務拡大を図り、今や世界最大の時価総額を誇る「超優良銀行」になりました。

 ところが、そんなウェルズ・ファーゴに大きな不正が発覚しました。2011年頃から顧客に無断で預金口座を開設したりクレジットカードを発行するなどの不正を続け、総額260万ドル(どう考えても少なすぎます!)の手数料を徴収していたというのです。同行ではこれまでに5300人の従業員を不正行為にかかわったとして解雇しています。

 ウェルズ・ファーゴはすでに罰金を支払うことで当局(米消費者金融保護局CFPB)と和解したので、これ以上の情報は出てこないでしょう。大きな闇は、覆い隠されてしまいました。

 1.9億ドルという罰金額は政府による「罰金ビジネス」が盛んな米国では珍しくありません。また、この事件はマネーロンダリングやMBS不正販売のような類でもありません。一般預金者を相手にした純粋の銀行業務で行われていた不正です。

米当局との和解で闇は覆い隠された
市場に混乱はないが油断はできない

 それだけに、この事件がどう転ぶかわからない不気味さがあります。年間純利益で2兆円も稼ぐ銀行が、たかだか5年で260万ドルほどを稼ぐために不正を行い、5300人が解雇されたという構造はどう考えても釣り合いが取れず、何か得体の知れない大きな闇が隠されている気配がします。そして、その大きな闇が他の大手銀行に拡散している可能性も考えられます。正体がわからないだけに、影響の大きさも想像がつきません。

 先週末のウェルズ・ファーゴの株価は48.72ドルと直近高値(8月81日)の50.80ドルからそれほど下落しているわけではなく、時価総額は2458億ドル(25兆円)もあります。とりあえず今のところ、市場はこの件について静観していると言えます。

 しかし、同行はコカコーラやP&Gと並ぶウォーレン・バフェットの保有銘柄として知られています。バフェットは簡単にコア銘柄を売却しませんが、この手の不正をもっとも嫌う人でもあり、少々気になるところです。

 ウェルズ・ファーゴの問題は、その深刻度や業界全体への拡散度や株価に対する影響などがまったく読めないだけに、大変に気持ちが悪い問題です。「どうせ戻るだろう」と油断している中で混乱が生じると、急速に拡大してしまう怖さもあります。金融メルマガ『闇株新聞プレミアム』は引き続きこの問題に目を光らせ、異変が生じればすぐにお伝えします。

本連載は金融・経済のプロも愛読し”ネタ元”にしていると評判の刺激的な金融メルマガ『闇株新聞プレミアム』で配信された記事から、一部を抜粋・編集の上お送りしています。メルマガにご登録いただくと、政治経済や金融の話題を中心に、歴史文化や娯楽まで他のメディアでは決して読めない、濃くて深くてためになる記事が、毎週1回5本程度の本編と付録、番外編、速達便がお読みいただけます。日々のニュースを読み解くセカンドオピニオンとしてご活用いただければ幸甚です。

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