「部下を幸せにすること」

 これに尽きます。チームのメンバーである部下を幸せにすることによって、初めてリーダーである自分も幸せになることができます

 ですから、リーダーが幸せな思いをしたかったら、まずはチームのメンバーを幸せにするしかないのです。

 部下の「幸せ」はどこから得られるかといえば、仕事のやりがいや満足感です。

 したがってリーダーは、日々の仕事にやりがいを持たせてあげて、成果に満足感が得られるように、スタッフを導いてあげることが大事になります。

 やりがいや満足感が高まれば、それに伴って実績が上がり、給料も増えることになるでしょう。給料が増えれば、美味しいものが食べられて、生活水準が向上し、私生活の面でも充実を実感できます。

 そこまでやって初めて、部下を幸せにできたといえるのではないでしょうか。

 私は、リーダーにはそれだけの役目を負う覚悟が必要だと考えます。

 もう一つ、リーダーが行わなければならないことはこれです。

「部下の仕事の成果に対して評価をすること」

 当たり前かもしれませんが、会社から見れば、人事評価をするためにリーダーはいます。

 もちろん評価をするときには、誰もが納得できるように、公平、公正を心がけなければなりません。

 リーダーが不公平に評価をしていたら、部下は不信感を抱くようになり、そのチームは崩壊してしまいます。

 公平に評価して、良い成果をあげた人を褒めてあげる。また、悪い点がある人に対しては、個別に指導して改善する。そうすることで、仕事のやりがいや満足感を高めることにもつながります。

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