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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

「いなくなっても困らない」人に限って大騒ぎ?
人事異動で上司に噛み付く“勘違い社員たち”

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]
【第33回】 2010年11月29日
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 あなたは職場で上司から、「来月から別の部署で頑張ってもらいたい」などと人事異動の内示を受けたことがありますか。

 多くの社員にとって、人事異動は“小さな転職”といってもいいほど、衝撃があるもの。それゆえ、辞令を聞いたときには人それぞれ、様々な反応があるものです。素直に従う人、逆に大声で文句を言う人。あるいは理由を徹底的に追及する人。実は上司にとっても、内容によっては辞令を伝えることが心苦しいと感じるときもあります。

 では、そんな人事異動の辞令を受けた時、私たちはどのような対応をすればよいのでしょうか。今回は、人事異動を不本意に思い困った行動をする社員の話から、適切な対応の仕方を学んでいきましょう。

早く知っても何のメリットもないのに、
なぜか他人の人事異動が気になる社員たち

 人事異動の季節になると、どの職場もざわつくものです。上司が部下に対して「ちょっといいかな?」と声をかけたりすると、

 「大阪に異動するの?課長に口答えしたから嫌われたに違いない」

 などと、周囲が勝手に人の人事異動を決めつけて、噂になったりすることも少なくありません。

 あるいは人事異動の情報を集める“諜報機関”のような存在の社員が、このときばかりは重宝されたりします。早く異動の話を知っても、何が変わるわけでもないのに、なぜかほとんどの社員が気になって仕方ありませんよね。

 「人事異動」とは、職場で担当する職務または役職、勤務地が変わること。 日常では「異動」と呼ばれることが多いですが、総合職として採用された場合、 職務や勤務地を限定しない包括的な雇用契約が結ばれていることが一般的。そのため、職務や勤務地を明確に限定した雇用契約でない限り、 会社は原則として自由に人事異動を命じることができます。なので、あまりに不当な異動でなければ「NO」がいえない辞令を受けることになります。

 そんな人事異動は、先ほども述べたように、いつの時代も会社の噂話の中心にあるテーマ。ときにはその噂話で困った経験をすることがあります。つまり、事実と違った「風評」によるものです。私もリクルート社に勤めていた若手社員の時代に人事異動の風評に振り回された経験があります。

 あれは3月初旬でした。私は、ちょうど人事異動の発表されるこの時期に名古屋への出張が続いていました。そんな私の様子に注目していた1人の後輩が興味津々に

 「先輩は名古屋出張が多いですね」

 と質問してきました。タイミングが悪く、バタバタと忙しかった私は、「そうかな、たまたまだよ」と無愛想に答えてしまいました。

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高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
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