「スケジュールは30分刻みできっちり管理」
「ToDoリストは毎日更新しています」
「やりとりはメールで素早く効率よく」

プレイヤー時代であれば100点満点の仕事の進め方が、マネジャーになったら卒業しなければならない。その理由とは?

仕事ができる上司の手帳は「余白」が多い仕事が忙しいマネジャーほど、手帳には余白がある Photo:milatas-Fotolia.com

手帳にびっしり予定を埋めるような
仕事のやり方は卒業する

  管理職になったら、プレイヤーからマネジャーの仕事へと、考え方ややり方を変える必要があります。
  とはいえ、すぐに考え方や意識が変わるわけではありません。そこで、普段から使っている(ないしは最近は使っていなかったけれど、これからは積極的に使いたい)ノートや手帳といった「アナログツール」の出番です。
ツールの使い方を変えることで、「仕事習慣」を変えるのです。
 その結果、管理職マインドも身についていくことでしょう。

 では具体的に、どんな習慣を変えればいいのでしょうか。

仕事ができる上司の手帳は「余白」が多い
マネジャーになった今も、プレイヤー時代からの仕事の習慣を続けていませんか? 拡大画像表示

 ここでは図の3点をあげたいと思います。

1.30分刻みで、
びっしり埋められたスケジュール
2.毎日、おびただしい数のToDoリスト
3.コミュニケーション手段はメールのみ

  一見、どれも仕事のできる人たちが当たり前のようにやっていそうなことばかり。しかし、これは「優秀なプレイヤー時代の仕事の進め方」です。

 プレイングマネジャーは、これらの仕事の仕方と決別し、新しい仕事の習慣を身につける必要があります。一つずつ見ていきましょう。