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今シーズンは季節性にも注意
インフルエンザの予防と治療

監修 安藤常浩(日本赤十字社医療センター感染症科/院内感染対策室長)

井手ゆきえ [医学ライター],-週刊ダイヤモンド編集部-
【第21回】

 昨シーズン、新型インフルエンザに感染したFさん、39歳。家庭内隔離どころか職場でも“特別室”に通勤する始末。これにこりて、今年は早めの予防策を取ることにした──。

 WHO(世界保健機関)の予想では、今シーズン流行するインフルエンザウイルスは新型(1種類)と季節性(2種類)の合計3種類。これを受け国内では、新型のみに効く1価ワクチンと3種類すべてに対応する3価ワクチンが用意されている。

 昨シーズンの記憶が新しいため、どうしても新型に目が行きがちだが今シーズンは季節性も侮れない。昨シーズン鳴りを潜めていたぶん、季節性に対する抵抗力が落ちている可能性があるからだ。したがって、せっかくワクチンを打つなら3価ワクチンがお勧め。ワクチンの効果が出るまで2~3週間のタイムラグがあるので、流行が始まる12月までには接種をすませておきたい。

 ワクチン以外の予防法といえば、昔ながらのマスク装着と手洗いの徹底、そして加湿が3原則である。それぞれインフルエンザウイルスの感染経路を障害するという意味がある。

 つまり、くしゃみや咳のしぶきによる飛沫感染はマスクが有効であり、手指へのウイルス汚染による接触感染は手洗いの徹底が効果を発揮する。そして、適度な加湿は空気(飛沫核)感染を防止するほか、喉や気管支粘膜を乾燥から保護する意味でも大切だ。余談だがこの時期、海外出張などで空調の悪い飛行機内に長時間閉じ込められる人はマスクを必携しよう。水分をこまめに取り、喉を潤すことも忘れずに。

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井手ゆきえ [医学ライター]

医学ライター。NPO法人日本医学ジャーナリスト協会正会員。証券、IT関連の業界紙編集記者を経て、なぜか医学、生命科学分野に魅せられ、ここを安住の地と定める。ナラティブ(物語)とサイエンスの融合をこころざし、2006年よりフリーランス。一般向けにネット媒体、週刊/月刊誌、そのほか医療者向け媒体にて執筆中。生命体の秩序だった静謐さにくらべ人間は埒もないと嘆息しつつ、ひまさえあれば、医学雑誌と時代小説に読み耽っている。

 

週刊ダイヤモンド編集部


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