経営 X 人事
なぜ職場で人が育たなくなったのか
【第19回】 2010年12月7日
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間杉俊彦 [ダイヤモンド社 人材開発編集部副部長]

「育て上手」の上司たちの調査でわかった
OJT成功のセオリー(その2)

――新人~入社5年目までの若手に対する指導のポイント

「機能しなくなった」と言われるようになって久しいOJT(On the job Training)を再活性化するためには、どうすればいいか。前回に続き、ダイヤモンド社人材開発編集部が開発したDLL(Diamond inventory of Learning Leader)の調査過程でわかった、「育て上手」な上司の指導行動を見ていきます。

優れたOJTリーダーの
指導行動から抽出した38の成功セオリー

 前回は、松尾睦・神戸大学大学院経営学研究科教授との共同研究によって得られた、優れたOJTリーダーの指導行動の9つの観点について解説しました。

9つの指導行動の観点をおさらいしておきます。

目標設定・計画立案(Plan)
計画の実行・障害への対処(Do)
評価(Check)
学びの抽出・次期目標設定(Action)
指導方針(Leadership Policy)
気をつけるべき指導行動(Leadership Action)

 今回は、優れたOJTリーダーの指導行動を観点ごとにまとめた38の成功セオリーについて解説しましょう。

 まず、指導方針については、「自分が楽しそうに仕事をする」、「本人の考えも否定せずに一度は受け入れる」という2つが共通特性として浮き彫りになりました。

 DLLでは、新入社員に対する指導行動と、入社2年目から5年目の若手社員に対する指導行動とを分けて調査したのですが、上記は新人から5年目までの若手に対する優れた指導行動の共通点、ということです。

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間杉俊彦 [ダイヤモンド社 人材開発編集部副部長]

1961年、東京都生まれ。1986年 、早稲田大学第一文学部文芸専修卒業、ダイヤモンド社入社。週刊ダイヤモンド編集部に配属され、以後、記者として流通、家電、化学・医薬品、運輸サービスなどの各業界を担当。2000年 週刊ダイヤモンド副編集長。2006年 人材開発編集部副部長。著書に『だから若手が辞めていく』(ダイヤモンド社刊)

 


なぜ職場で人が育たなくなったのか

「なぜ職場で人が育たなくなったか」をテーマに、その背景と要因を考える。そして研究者や識者の知恵を借りながら、「職場で人が育つ方法」を提示していく。

「なぜ職場で人が育たなくなったのか」

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