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就職できない若者の「トンデモ言動」

「意識高い系新入社員」で飛躍する人、ただ嫌われる人

櫻井樹吏 [キャリアコンサルタント]
【第65回】 2016年10月5日
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あなたの会社の「意識高い系新入社員」、職場で浮いてしまっていませんか?

 今年も新入社員が入社して約半年が経ちました。

 集合研修などの関係で、今までは新人と接していなかった現場もあるかもしれませんが、おおよそ今年の新人の性格や特徴は掴めてきたのではないでしょうか。

 さて、その中に「意識高い系の新入社員」はいませんか?もちろん新人社員の意識が高いのは素晴らしいことです。しかし、発言の要点が明らかにずれていたり、アドバイスや指摘を受けても全く改善しない、他者への軽視が激しかったりとなると、組織の中で浮いた存在になってしまうことでしょう。

 そこで今回は、意識が高い新入社員でも飛躍をしていくタイプと、ただ嫌われてしまう人の違いについて考えます。

論理的だけど相手の感情は無視
“嫌われる意識高い系”の特徴

 意識高い系で嫌われる人にありがちなのが、論理を重視する一方で相手の感情をないがしろにしてしまう行動です。論理を重視するとは、例えるなら、データ(実証、予期)やロジックを用いて物事を判断するようなことです。

 それはとても素晴らしいことに思えますが、一方で相手の感情に配慮が足りず、敬意が欠如している場合、論理だけがどれだけ正しかったとしても、結果的に使いにくい社員となり、浮いた存在になってしまいます。

 「作業効率が悪いからマニュアルを変えましょう」
 「先輩は本当にこれで成果を残してきたんですか?」

 もちろん長年行っている作業でも、よく考えてみると無駄なものが残っているケースがあります。改革の余地がある部分もあるでしょう。

 しかし、新人という経験不足の狭い視点からだけで判断するのは危険です。その後の工程や作業で必要になる場合もあり、必ずしも不要な作業ではない可能性があります。ですが、これに対して「自分が絶対に正しい」と譲らない場合には、人間関係に支障をきたしかねません。

 基本的に論理的な視点はビジネスに不可欠だと思っていますが、人は論理だけでは動きません。人と人の間には、感情が存在し、感情を抜きしてはビジネスもうまくいきません。頭は良いにもかかわらず、ロジック重視である一方で、感情や好感に無頓着では本人・会社ともに損をしてしまう可能性があります。

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櫻井樹吏 [キャリアコンサルタント]

1980年生まれ。大手通信会社の人事部、総合人材サービス会社の若者専門コンサルタントを経て独立。
2010年から500名を超える若者を支援し、年間のカウンセリング数は1200回を超える。 独立後は若年者、主婦の再就職、雇用支援機構や公共事業の講師・コンサルタントを中心に活動中。ホームページ:http://www.sakuraichirin.tokyo


就職できない若者の「トンデモ言動」

一部の若者が大量の内定をもらう一方で、ある一定数の若者は1社も内定をもらえない――。そんな現実が今の就職市場にあります。そんな就職難の実態を景況感のせいにしてしまいがちですが、実は内定をもらえない若者には特徴があります。それは、彼らが「トンデモない言動」をすることです。この連載では、3年間で450人ほどの就職できない若者を支援してきたキャリアコンサルタントの櫻井樹吏さんが、彼らのトンデモ言動の中身と、そんな彼らがどう就職していったのかをお伝えします。

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