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就職できない若者の「トンデモ言動」

内定多数の就活エリートがトンデモ社員化する典型例

櫻井樹吏 [キャリアコンサルタント]
【第53回】 2016年4月6日
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あなたの職場にやってくる新入社員、トンデモ社員になってしまうかもしれません

 4月に入り、多くの企業で新入社員を迎えました。今年はどんな新人が配属されてくるのか、現場の期待は様々だと思います。

 そんな中で今回は、優秀なはずの新入社員がトンデモ社員になってしまう例を見ていきましょう。「うちの職場は大丈夫」と思っているかもしれませんが、先輩や上司として新入社員と関わる以上、決して他人事ではありません。そこで今回は、彼らと付き合う上で注意すべき点もあわせてご紹介します。

「あの先輩より私の方が優秀」
入社して早々、先輩を蔑む新入社員

 現場で働く一社員の場合、採用面接で直接学生と顔を合わせるケースは決して多くないはずです。まれにグループディスカッションの選考や一次面接に同席することがあったとしても、内定となる学生と直接話す確率はそう高くありません。それゆえに、どんな新入社員が入社してくるか分かるのは実際のところ、やはり新人が配属されてきた現場になります。

 もちろん人気の高い難関企業であればあるほど、くぐり抜けてきた新入社員ですので、基本的な思考力や行動力に問題はないはずです。だとすれば、トンデモになる要素は内面や社会人としての「考え方」「あり方」「生活習慣」に潜んでいます。

 例えば、新人が「自信」を持つ過程で“トンデモ”が現れるケースがあります。みなさんは新人時代、どのように自信を持ちましたか。自分の取り組みや成果、周囲からの評価によって自信を積み上げる人や、「自分は愛される新人社員だ!」などのセルフイメージによって自分のモチベーションを上げて自信を持った人もいるでしょう。

 問題なのは「自分と他人を比較して自信を持つ」というケースです。平たく言うと自分から見て評価の低い先輩や上司をあからさまに蔑むということです。社内には当然いろいろな先輩社員がいて、得意分野、強みは人それぞれです。きっと弱みもあるでしょう。

 しかし、身近な先輩の能力一つをとって「自分の方が勝っている、あるいは秀でている」という考えを持ってしまう新人は危険です。これは周りの人間関係を悲しくさせるだけではなく、組織内で協働を求められる場面では足かせになります。

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櫻井樹吏 [キャリアコンサルタント]

1980年生まれ。大手通信会社の人事部、総合人材サービス会社の若者専門コンサルタントを経て独立。
2010年から500名を超える若者を支援し、年間のカウンセリング数は1200回を超える。 独立後は若年者、主婦の再就職、雇用支援機構や公共事業の講師・コンサルタントを中心に活動中。ホームページ:http://www.sakuraichirin.tokyo


就職できない若者の「トンデモ言動」

一部の若者が大量の内定をもらう一方で、ある一定数の若者は1社も内定をもらえない――。そんな現実が今の就職市場にあります。そんな就職難の実態を景況感のせいにしてしまいがちですが、実は内定をもらえない若者には特徴があります。それは、彼らが「トンデモない言動」をすることです。この連載では、3年間で450人ほどの就職できない若者を支援してきたキャリアコンサルタントの櫻井樹吏さんが、彼らのトンデモ言動の中身と、そんな彼らがどう就職していったのかをお伝えします。

「就職できない若者の「トンデモ言動」」

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