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三谷流構造的やわらか発想法

子どもたちと考える「空気は軽いか重いのか」

小学生へのスピーチ(3)

三谷宏治 [K.I.T.虎ノ門大学院主任教授]
【第149講】 2016年10月13日
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みんなの上には何がある?

 これまで2回、小学校でのPTA会長スピーチ経験をお話ししてきました。

(1)入学式で交通安全:ボールを2つぶつけると?
(2)運動会で限界突破:全校児童で大声競争!

 今回はその第3弾、「空気の重さ」です。F小学校の開校80周年行事の式典でのスピーチです。

 校長先生がしっかりとしたお話しをし、私の番。ですが、私の後にはF小出身の同窓会長がお話しされるので、私の所で歴史や思い出にこだる必要もありません。じゃあ、好きに話しましょう(笑)

みなさん、上を見てみてください~。

 これだけで全校児童があごを上げ、上を見上げます。やっぱり小学生は素直だね~ >^_^<

 さあ、なにが、見えますか~? と問うと、低学年からはすぐ声が上がります。

 てんじょう~、らいと~

 では、その上は? 天井の上には何があるでしょう?

 くも~、そら~、うちゅ~、ちゅーごくー

 うーん、中国はないねえ(*1)。でも、そう、宇宙がある。

 では、みんなの周りにはあって、宇宙にはないモノは?

 さんそ~、にさんかたんそ~、く~き~

 その通り。空気だね。

みんなはこの空気に守られているんだ。軽くてふわふわしていると思うだろうけれど、空気って重くてしっかりしてるんだよ。

 それを、実験してみよう。

*1 その子は、おそらく家族で飛行機に乗って中国に行ったのであろう。

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三谷宏治 [K.I.T.虎ノ門大学院主任教授]

1964年大阪生まれ、福井育ち。小1のとき読書と読みかじりを人に教える快感に目覚め、駿台予備校では教えることの技術に衝撃を受ける。東京大学 理学部物理学科卒業後19年半、BCG、アクセンチュアで戦略コンサルタントとして働く。2003年から06年までアクセンチュア 戦略グループ統括。途中、INSEADでMBA修了。
2006年から教育の世界に転じ、社会人教育と同時に、子どもたち・親たち・教員向けの授業や講演に全国を飛び回る。「決める力」「発想力」と「生きる力」をテーマに毎年8000人以上と接している。現在K.I.T.(金沢工業大学)虎ノ門大学院 主任教授(MBAプログラム)の他に、早稲田大学ビジネススクール、グロービス経営大学院、女子栄養大学で客員教授、放課後NPO アフタースクール及びNPO法人 3keys 理事を務める。永平寺ふるさと大使。
著書多数。『一瞬で大切なことを伝える技術』(かんき出版)は啓文堂書店2012ビジネス書大賞、『経営戦略全史』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)はダイヤモンドHBRベスト経営書2013第1位、ビジネス書大賞2014大賞、『ビジネスモデル全史』(同)はHBRベスト経営書2014第1位となった。
HPは www.mitani3.com

 

 


三谷流構造的やわらか発想法

発想法ってなんのために存在するのでしょう? ヒトと違うアイデアや答えを出すためです。統計的に有意な戦略なんて、定義により無価値ですし、統計的に正しい発想法なんてあるわけがありません。発想に「普遍性」や「高確率」を求めるなんてそもそも矛盾しているのです。発想法も、然り。これまでと違うものを生み出すには、新しい発想法がいま求められているのです。

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